Song is born ~Real my heart~ -6ページ目

影想い

遠い記憶に君の姿
遙か彼方のようですぐ傍で
手を伸ばしたら影だけ触れた

君を求めて叫んだ
まるで獣の雄叫びのよう
でも見えたんだ
キミが振り向く顔が…確かに

Water moon

浩然と水は流れ
水面に映る月は依然姿を消さず
ただそこにあり続け違う表情を照らす
時はとまらず
ただ僕らも進む

いつからだったのかな
冷めた目ですべて見下げて
不条理なまでに強い理に抵抗する術も忘れたふりして

こんな自分を望んだんじゃなかったのに…

ダーツの針も
時計の針も
歪んで知らぬ道を示した
臆病過ぎて大人になれない僕は見ぬ振りして
飾られた夢だけを語るちっぽけな存在

散る桜も
散る枯れ葉も
行き着く先が同じならば
枯れ葉でいい
すべてを失ってゼロからでも…

次こそ緑に色づく春薫るを芽吹く

紛い物じゃないありのまますべてを…

闇夜と僕と迷子の赤いタンバリン

何か見えた?
分からないか一瞬のこと
きらめいたのさ
確かにね
闇夜を一瞬開いた扉
目を離したら

あざ笑われたみたい
影も形もない

悔しいね いつもノブを掴むとこで現実に逆戻りさ

何かの本に書いてあった
「求メヨサラバ与エラレン」
破り捨てた冷たい眼神サマナニカシテクレマシタカ?
でもやっぱ歯がゆいね
信じなきゃこの世界は生まれなかった
その意見には…賛成さ

赤いタンバリンを
真夜中の迷子たちに打ち鳴らした
ハーメルンの笛吹きみたいに器用じゃないけどさ

言葉を音に
痛みを赤に
僕自身を闇に
託して打ち鳴らしてやんだ

赤いタンバリンを
真夜中の迷子たちに打ち鳴らした
ハーメルンの笛吹きみたいに器用じゃないけどさ

言葉を音に
痛みを赤に
僕自身を闇に
託して打ち鳴らしてやんだ