Song is born ~Real my heart~ -5ページ目

幸せな月

ねぇ雨は降りボクらは不安だらけ
みんな足取りは重くて浮かない顔
でもキミは傘をくるくるまわして鼻歌なんか歌うから
ボクはちょっと笑ってしまうんだ
それを見てキミはボクをのぞき込む
真っ直ぐな黒い瞳には偽りなき月が浮かんでいた

みんなが緊張
うまくやれるかな
キミの胸にはピンクのリボン
不思議だねキミがしゃべるとみんな穏やかな顔つきで
たどたどしく語る言葉小さな紙切れを魔法に変えた

黒いハット
白い花柄のシャツ
ビロードのネクタイ

キミはボクを見て頑張ろって右手をあげたんだ

ねぇ目をつぶって思い出すよ
深遠の月を
グラス片手にボクは
記憶の波をさまようんだ

好きだなんて言えなくて
つらい気持ちに
もっと愛しさを感じてしまうよ

手が触れて伝わった温もり
見つめる目
壊れそうな心
抱きしめられたら
今は何も望まないよ

外に出ると雨は上がって

星とともに月がほほ笑みを浮かべるんだ

バスから手を振った
キミも左右に手を揺らし
道の先の暗闇に
祈る想いは…偽りなき月と魔法の言葉

Cool beauty

瞳をのぞき込み
髪をなで
そっとくちづけ
身動きなんてとれない
まるで奴隷のようね
Cool beauty
Cool beauty
Cool beauty
望むがままに
この想い伝えて

Kiss crazy you
Kiss crazy you
Kiss crazy you
傷つけてでも手に入れたい

鳥籠に閉じこめてあげる

Cool beauty
Cool beauty
Cool beauty
満面の微笑みたたえて
とどめを刺すの
もう逃げられないわ
薔薇を一輪この胸にさして
わたしはわたしの渇きから解き放たれる術を求めてさまようわ

Cassiopeiaの夜に

あたしを抱きしめる
キミの匂い
温もり
白いシャツに顔をうずめて
夜には波の音ときらめく星空

「ゆっくり手を繋いで歩けたらいいね」
そう呟いて
振り向くキミの頬に
ちょっと背伸びしたあたし
そっとキスをした
キミは照れ笑いして
あたしに何度も
「好き」と言ったね
その言葉今でも耳に残ってるのに…

月夜の砂浜
隣にはキミの存在
空に輝くカシオペア見上げて
独りじゃないんだって強く思った
溢れた涙は…ねぇ何色?


季節はあたしたちを巡り
いつだか目に見えるものばかりにすがりつくようになって

ぶつかりあい

傷つけあい

騙しあい

でも気づけばいつもの砂浜にいたよね

喧嘩しても2人でカシオペア見上げて何度もやり直せたのに…どうして

月夜の砂浜
隣にはキミの存在
空に輝くカシオペア見上げて
独りじゃないんだっていつも感じたのに
溢れた涙は…ねぇ何を映すの?

ある日砂浜を振り向けば辿った足跡は1つだけ
隣にいたはずのキミは風に消えた
温もりも痛みも共に
あたしの祈りはカシオペアの空

いつまでも照らされると信じてたのに…
波打ち際に指輪が一つ光って消えた…