お疲れ様です。
2年前に西村先生が動画で『中学受験塾比較』についての動画を配信されていました。
今回はその2023年版です。
4大塾に加え、グノーブルが追加されておりました。
今回は前回お伝えした情報を更新した上に新たな内容を上乗せして4つの視点を織り交ぜて紹介してくれています。
我々にとっては自塾と他塾との比較、低学年でまだ塾に通っていないご家庭では今後の塾選択の参考になるかと思います。
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塾を紹介する4つの視点
①各塾を運営されている方からの視点
②各塾にかよった卒業生からの視点
③各塾にお子さんを通わせている保護者からの視点
④にしむら先生からの視点
【1】日能研
日能研は1953年に創立された中学受験塾の老舗で、東海・関西・九州にも進出しているので、規模首都圏塾最大です。
日能研は『本部系』と『関東系』の二つがあって、それぞれ運営母体が異なるので、指導方針も異なります。
『本部系』は生徒の主体性を重んじる指導方針で、『関東系』は合格実績を出すことを重視する傾向が強いように思えます。
『本部系』は手のひらで生徒の背中をそっと押す、『関東系』は生徒の手をぐっと引っ張るイメージですかね。
日能研の教育方針は予習を推奨しないで宿題も四谷大塚や早稲アカに比べると少ないです。
宿題が少ない割に演習の繰り返しは多いので、カリキュラム進度は他の4大塾に比べるとゆっくりです。
日能研の本部系校舎は基礎のWクラスと応用のGクラスに分けられていて、関東系校舎は基礎のAクラスと応用のMクラスに分けられているのですが、関東系ではこの応用のMクラスのさらに上にTMクラス池袋や自由が丘など限られた校舎だけに存在する超ハイレベルなクラスが存在します。
TMクラスというのはTop of Masterの略で、トップ塾のSAPIXをも凌駕するレベルのクラスです。
このように日能研は運営する株式会社が異なることもあって、校舎ごとの運営の違いが4大塾の中でも最も大きい塾です。
1クラスの人数も20人くらいの校舎や35人以上の校舎などまちまちです。
4年生は2週間、5~6年生は1週間で学習した範囲の『学習力育成テスト』が毎週あって、その結果によって成績の良い順に座っている座席の位置が入れ替わる校舎もあります。
テキストの内容はいいのですが、白黒であまり見栄えがしないデザインレイアウトなんですよね。
生徒や保護者からの意見も多かったため、随時改訂しているものの四谷大塚の受験生のバイブル的テキスト『予習シリーズ』と比べると見栄えの点で見劣りします。
一方で日能研の市販教材である算数・国語の『ベストチェック』と理科社会の『メモリーチェック』は古いながら出来がいい!と塾講師からの声が多いです。
日能研の授業は大学生アルバイトは担当しないのも特徴です。
だから、日能研は他塾に比べて年配の講師が多く、あとで紹介する元気満々の授業をする塾と違って穏やかな授業が多い印象です。
日能研は学習のフォローもしてもらえるので、個別指導塾や家庭教師を併用している生徒はSAPIX生やGnoble生に比べると少なめです。
卒塾生は日能研のことを
『周りの人とぺちゃくちゃしながら考えるから授業は楽しかったです』
『授業は間違えてもいい場所だからいろんな解法を探せました』
『難しいのは嫌だったけど、難しくても楽しいに変わっていきました』
『親に言われてやるよりも、自分で決めてやったほうが力になることを知りました』
といっていました。
では日能研のまとめです。
日能研の目標校レベルは最難関校から中堅校まで幅広いです。
宿題量は大手塾の中では少なめ授業の進度はゆっくりです。
保護者のサポートは比較的少なめです。
日能研は落ち着いた雰囲気の中でじっくり取り組みたい子が向いているように思えます。
規模・レベル・面倒見・宿題量・親のサポートを勝手に5段階評価すると
となります。
【2】四谷大塚
受験生の半数が使う『予習シリーズ』使用の老舗塾。
四谷大塚は1954年設立で、日曜のテスト会から始まった老舗の塾です。
毎週日曜日のテストを受けるには『会員』『準会員』などの資格が必要で、その資格を得るために準拠塾に通うのが一般的でした。
それが20年くらい前から入塾希望者の2人にひとりは入塾できる間口の広い塾となっていくのですが、2006年に東進ハイスクールなどの予備校を運営する株式会社ナガセのグループの傘下になってから次第にSAPIXの合格実績を越えようと、かつての学力最上位層向けの塾に戻ろうとしています。
四谷大塚最大の特徴は、抜群の完成度を誇るテキスト『予習シリーズ』です。『中学受験のバイブル』となっています。
他の塾テキストと違って、塾生でなくても購入可能で公式サイトからネット注文ができます。
『予習シリーズ』はその名の通り、予習として子どもが一人で読んでも分かり易いように解説が詳しいのが特徴です。
特に理科・社会はカラー写真やイラストが多く掲載されています。
この『予習シリーズ』はその名前が示す通り、『予習型』のテキストで、四谷大塚は直営校以外に早稲アカをはじめ多くの準拠校があって、直営校ではない準拠校は『予習シリーズ』を使いながらも『復習型』の授業を展開することもあります。
最近は映像授業やオンライン学習にも力を入れています。
『予習シリーズ』を使って四谷大塚のカリキュラムに従って映像授業を受けられる『進学クラブ』というオンラインサービスを提供していたり、AI(人口知能)を使用した『高速基礎マスター』というタブレットでの問題演習を塾生にやらせています。
この『高速基礎マスター』はAIが搭載されている学習プログラムで、問題の正解・不正解の結果に相応しい次の問題が表示されるというもので、ナガセが大金を投じて開発したアプリケーションです。塾生に非常に強く活用が推されています。
ただ、この『高速基礎マスター』の演習ノルマを達成しないと居残りや日曜日に塾に来ることを強制する教室もあるため、一部の生徒や保護者からは『早いスピード』の『高速』ではなくて、『縛り付ける』という意味の『拘束』という漢字を使って『拘束基礎マスター』と揶揄されるなど不評も買っています。
中身はいいものの、システムの使い勝手がいまいちで、使いこなすことが難しいので、『高速基礎マスター』をやらせると決めたら保護者がサポートしてあげる必要が出てくるかもしれません。
四谷大塚のまとめに入ります。
四谷大塚の目標校レベルは最難関子から中堅校まで、宿題量は大手塾の中では多め、授業の進度は日能研より早いです。
保護者のサポートは比較的多めです。
規模・レベル・面倒見・宿題量・親のサポートを勝手に5段階評価すると
となります。
【3】早稲田アカデミー
早稲田アカデミーは初代社長が作った『早稲田大学院生塾』から始まったので、早稲田大学とも地名の早稲田とも直接の関係はありません。
関係があるのあは四谷大塚で、通称早稲アカは四谷大塚の最大の準拠塾です。
だから、早稲アカのメイン教材は『予習シリーズ』で、カリキュラムも予習シリーズに基づいて『週例テスト』と5週に1回の『公開組み分けテスト』が行われるという四谷大塚と同じ仕組みです。
早稲アカと四谷大塚との大きな違いは、企業文化や講師の指導スタイルです。
早稲アカを象徴するアイテムといったら『必勝ハチマキ』です。
早稲アカは正月特訓や入試前の激励会で講師も塾生も『必勝』と書かれたハチマキをしめて、『絶対に合格するぞー!!!』『SAPIXのやつらには負けないぞー!!!』って叫ぶんです。
このような体育会系の姿勢は指導法にもあられていて、宿題は生徒たちができそうな量の120%くらいの量を出して、徹底した反復トレーニングによって学習内容を定着させます。
早稲田アカデミーの教育理念は『本気でやる子を育てる』です。
早稲アカは宿題をやってこない生徒や確認テストで合格点に満たなかった生徒を鼓舞して、授業後に自習室で面倒を見ます。
面倒を見てもらいたくなくても面倒を見る塾なので、親が家庭学習の管理をしないと授業についていけなくなるという可能性は比較的低いです。
そして早稲アカの特徴的なコースといったら、『NN(なにがなんでも)クラス』です。
日能研に『TMクラス』あれば早稲アカに『NNクラス』あり。
小6になると選抜試験によって選ばれた『NNクラス』という難関校突破のための講座が設けられていて、各志望校別コースが主催する模試の成績がいいと参加資格が得られます。
早稲アカの中でも指導力が特に高い看板講師の授業が受けられるため、SAPIXなどの他塾からの参加生も多いんです。
卒業生からの後輩へのメッセージは
『中学受験は勉強量も多く大変ですが、楽しいと思える人には楽しいものです』
『受験するかどうかは自分で決めるべきだと思います』
『受験するなら辛いこともあると思いますが、合格を想像して頑張って下さい』
とのことでした。
早稲アカのまとめに入ります。
早稲アカの目標校レベルは最難関子から中堅校まで幅広いです。宿題量は圧倒的に多く、授業の進度は平均的です。
保護者のサポートは少なめです。
早稲アカは励まされれば上を目指して頑張れる、体力・気力に満ちた子が向いています。
規模・レベル・面倒見・宿題量・親のサポートを勝手に5段階評価すると
となります。
【4】SAPIX
SAPIXじゃTAPという進学教室の講師が独立して作った塾で、1990年以降首都圏の学習塾で圧倒的な合格実績を出しているトップ校への登竜門的立ち位置のエリート塾です。
中学受験は20~30年前は4年生の2月から入塾をするのが一般的でしたが、今は3年生の2月から入塾するのが一般的です。
これはSAPIXが小4スタートのカリキュラムにして中学受験に向いている子を早めに入塾させるようにしたからで、SAPIXが急成長するきっかけでもありました。
現在でもSAPIXは当該学年よりもかなり先取りのカリキュラムになっているので、4年生以降に入塾するのであれば入塾前に予習をしておくことが望ましいです。
私はSAPIXを『できる子』をさらにできるようにさせるエリート養成塾のように見ています。
授業は成績上位の生徒に合わせて進められるため、授業についていけない塾生も少なからず発生します。
SAPIX最大の校舎である東京校では1学年あたり15~20クラス、小6は30クラス以上あります。
御三家レベルを目指す子の場合、授業を楽しんで受けているうちに、自然と成績上位クラスにあがっていく子もいて、そうした子こそSAPIXに向いているといえます。
SAPIXでは『デイリーSAPIX』と『デイリーサポート』という単元別の小冊子が授業当日に1冊ずつ配布されるので、『予習シリーズ』などのまとまったテキストと違って、予習ができません。
毎回増えていくこの冊子を子どもが自分んで管理するのは無理がありますから、ファイリングは基本的に保護者の役割です。
SAPIXは宿題が出ないのも特徴です。
そのかわり『家庭学習』用として膨大なプリントが渡されます。
家庭学習プリントは『宿題』ではないのでやらなくてもよいのですが、家庭学習プリントをやらないと受験勉強に向いているごく一部の子以外は授業で習ったことが身につきません。
そもそもSAPIXではフォローを売りにしていないですよね。
クラス替えが頻繁に行われていて、担当講師も替わるので生徒の顔と名前が一致しないという講師も少なくないですからね。
SAPIXが売りにしているのは質の高い授業と質の高いテキストです。トップ校の合格実績が他塾を圧倒しているからです。
そこで多くのご家庭は授業とテキストのためにSAPIXに我が子を通わせて、フォローはそもそも期待せず、個別指導塾や家庭教師に頼るケースが珍しくありません。
SAPIXにお子さんを通わせるのであれば、月謝に加えてこうしたサポートのための出費を想定して、月謝の1.5~2倍の費用はかかることを覚悟しておきましょう。
卒業生のからの評価は
『授業がとにかく楽しかった』
『先生が出すクイズをグループで競って答えたり、テキストに載っていない小ネタや周辺知識を交えた面白くて試験にも役立つ授業でした』
『ただ、配られる教材の量が半端なく多かったです』
『宿題をやるかどうかは自由ですが、やるのが当たり前というh雰囲気でした』
『生徒に任されている部分が多く、自由な塾です』
『同じ目標を持った友達と頑張れるといい思い出になりますよ』
ではSAPIXのまとめです。
目標校レベルは最高峰、勉強好きで高い学力があり、御三家を目指す向きの塾です。
授業スタイルは理解を重視するものの、カリキュラムのスピードは4大塾最速。
保護者のサポートを非常に多く必要とします。
我が子をSAPIXに通わせるなら、復習のための個別指導塾や家庭教師を併用することも前提に考えておくといいでしょう。
・SAPIX内で成績上位のαクラスに入れる学力がある
・トップ校やそれに次ぐ難関校を目指している
・思考スピードが早い
・親に教材管理や勉強のサポートをしてもらえる
・個別指導や家庭教師を併用できる経済的余裕がある家庭
のお子さんに向いています。
規模・レベル・面倒見・宿題量・親のサポートを勝手に5段階評価すると
です。
【5】Gnoble
SAPIX創設メンバーが設立した比較的新しい中堅規模の塾です。
TAPという塾から独立した講師たちが作ったSAPIX…から独立した講師たちが作った塾がGnobleです。
だから、指導方針もカリキュラムも冊子形式の分冊テキストもその内容も月謝もほぼ同じです。
算数の内容はSAPIXよりもGnobleの方が難しいかもしれません。
GnobleがSAPIXと大きく異なるのは塾の規模でGnobleの塾生数はSAPIX生の約10分の1程度です。
Gnobleの難関校への合格者数もSAPIXの10分の1程度ですから、塾生数に対する難関校合格者数の割合でみると、同じくらいの成果を上げているといえます。
Gnobleは4大塾に比べると、まだ小規模なのでその分講師との距離感もやや近いでし、クラス数も限られているので担当講師が替わる頻度もSAPIXほど高くありません。
SAPIXでは講師への質問時間が制限されますが、今のところGnobleでは制限なく質問可能です。
まだ塾生がSAPIXほど多くないので、SAPIXの大規模校舎のようにトップクラスにはほぼ確実に御三家に合格できるような生徒が結集しているというほどの成績優秀層の厚さではないので、学力トップ層が大勢ひしめく環境で勉強したいという場合は、SAPIXの方がよいかもしれません。
逆に少人数の方が向いていて、通いやすいところの校舎があるという子はGnobleの方が向いています。
卒業生にGnobleを選択した理由を聞いたところ、
『最初の体験授業の時、集団授業の塾なのに個人を見てくれるスタイルに惹かれて入塾を決めました』
『クラスの中に多くの生徒がいるのは苦手だったので、少人数制の塾を探した結果Gnobleに決めました』
とのことでした。
ではGnobleのまとめです。
目標校レベルは最高峰、御三家を目指す子向きです。
授業スタイルは理解を重視するものの、カリキュラムのスピードはSAPIXと同じく速く、保護者のサポートを非常に多く必要とします。
Gnobleに通わせるなら、復習のための個別指導塾や家庭教師を併用することも前提に考えておくといいでしょう。
・Gnoble内で成績上位のクラスに入れる学力がある
・トップ校やそれに次ぐ難関校を目指している
・思考スピードが早い
・親に教材管理や勉強のサポートをしてもらえる
・個別指導や家庭教師を併用できる経済的余裕がある家庭
のお子さんに向いています。
規模・レベル・面倒見・宿題量・親のサポートを勝手に5段階評価すると
となっています。
以上首都圏5つの塾を紹介しました。
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いかがでしたでしょうか。
今回は4大塾に加え、Gnobleについても取り上げられておりました。
SAPIXから独立されただけあって、基本的には教育指針や指導法など類似しているところが多そうですね。
Gnobleに通われている親御さんのブログからの情報では、国語の記述トレーニングに重きをおいており、国語力、とりわけ読解・記述力の育成にも秀でた塾ともいえるかもしれません。
動画のなかでも各塾の市販の教材の紹介がありましたが、以前我が家ではグノワークの学習を予習シリーズとともに進めていましたが、とても体系的にまとまられていてよかったです。
また日能研のウイニングステップもとても勉強になりました。
我が家はSAPIXと駿台・浜学園通塾していますが、SAPIX・浜学園(算数)の教材は本当に秀逸だと個人的には思っています。(ただし、SAPIXの解説は簡潔過ぎるので、親塾か個別が必要になります。)
にしむら先生のご指摘にもあるようにSAPIXや浜学園の通塾の理由の一つはこの塾の『秀逸な教材』を手に入れることにあります。
SAPIX算数教材は基本から応用・発展問題で構成されていますが、クラスによっては授業で応用・発展問題までやらないこともあるそうです(この時既にクラス間格差が生じています)。
また、宿題は基本的には課されないため、どこまでやるかは各ご家庭の方針に委ねられています。
誰の目にもその『結果(学力差)』は容易に推察されます。それを裏付けたのがこちらのグラフです。
このグラフはSAPIX算数教材における入試レベルの技術量の差を示しています。
青は応用・発展問題まで取り組んだ群、赤は基本問題だけ取り組んだ群です。
横軸が学年、縦軸が今までに出会ったことのある入試に通用するレベルの技術量を示しています。
「応用・発展問題」に取り組んだ群と取り組まなかった群の「一度でも触れたことがある技術の量の差」が赤色と青色の差になります。
4年終了時点でみられた差は5年生の前半にはいったんは縮まりますが、5年生後半からまた差が開いていくことがわかります。
このグラフをみても分かるようにSAPIXでは宿題は課しませんが、家庭学習において応用問題や発展問題まで取り組まないと、受験時に相当の差がついてしまうことになりかねません。
これは算数に限らず、どの教科にもいえることだと思います。
日能研には日能研の、四谷大塚には四谷大塚の、早稲アカには早稲アカの、SAPIXにはSAPIXの、GnobleにはGnobleの良し悪しがありますし、SPICAやエルカミノ、フォトン算数教室など小規模ではありますが、レベルの高い教材や授業を展開している塾もあります。
塾の選定においては確立された基準がないため、結局のところ、親子で選んだ塾を正解としている現状にあります。
期待度100%の塾はあっても満足度100%の塾はありません。
子どもと塾の特性をしっかりと見極めて後悔のない選択をしたいものですね。
<追記>
先日愚息がインフルエンザA型感染症に罹患してしまいました。
39℃台の発熱のみでした。
咽頭遺や咳嗽などの自覚症状は認めませんでしたが、倦怠感は強かったようです。
幸い、2週間前にワクチン接種していましたので、重症化はみられませんでした。
また職場の小児科にて診断、イナビルを処方して貰いました。
お陰さまで昨日隔離解除となり、元気を取り戻しています。
隔離解除にあたっては我が家の聖帝様に『どうして5日間の隔離が必要なの?』と問われましたので、調べてみました。
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健康な成人では発症の24-48時間前からウイルスが検出され、ウイルスの排出量のピークは発症後24-72時間後に見られ、発症後5日まで続くとされている(※3)。
実験的に健康成人にウイルスを感染させた場合のウイルス排出パターンを検討した研究のレビューをしたMeta-analysisの結果が発表されている。
このMata-analysisの結果によると、インフルエンザウイルスの排出はウイルス接種後半日から1日で増加し、接種後2日目でピークを迎えるとしている。
また平均排出期間は4.8日であった。
しかしこの結果は健康な成人で通常の季節性インフルエンザを用いて行なった研究の結果であり、この結果がそのままパンデミックインフルエンザにも当てはまらない可能性もある。
これに対し小児ではウイルス排出は早く始まり遅く終わることが示されている。
ウイルス排出のピークは24-72時間で成人と変わらないが、ウイルスの排出は通常発症後7-8日まで続き、21日まで排出が見られたとする記録もある。
小児で季節性インフルエンザ感染の際のウイルス排出期間が長い一つの理由として、小児は成人と違って免疫を持たない初感染である場合が多いということがある。
新型インフルエンザの場合は小児だけでなく、成人も含めてほとんど全ての人が免疫を持っていないために成人でも季節性インフルエンザにおける小児のように排出期間が長くなる可能性はある。
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この休養を逆手にとり、先日購入した『マリオワンダー』をクリアしてしまいました。(どれだけやってんだ!)
身の程もわきまえず我が家の聖帝様の目を盗んでゲームをしようとしていましたので
成敗されました。
父:『ゆっくり休んでね~!』
都内の大学(職場)でも、地方病院の救急外来(バイト)でも、あきらかにインフルエンザA型感染症が増えているのを実感します。
みなさまもどうぞご注意下さい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
また1週間頑張っていきましょう!