お疲れ様です。
先日、我が家の聖帝様が学校説明会に参加した際、門前で配布されていたとある塾のパンフレットを頂いて参りました。
各教科の勉強法についてまとめられておりました。
とりわけ国語についての内容が我が家にとってはとても参考になりましたのでご紹介したいと思います。
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国語は伸びる
中学受験の国語の半分は説明文・随筆文です。
説明文と随筆文とはほとんどすべて2つの物事について比較するものです。
日本人と欧米人、今の人と昔の人、工業と農業、家族愛と友情、など。
そして、著者がその2つについて真偽や価値を論じているのです。
問題は「著者の思考のプロセスを整理できるかどうか」なのです。
物語文であれば、それは登場人物の心理の変化になります。
それだけの違いであって、国語はその変化(説明文なら真偽や価値の決定、物語文では心情の変化)を整理するのです。
小学生では、その整理が困難なのです。
そこの訓練をするか・しないかで差がつきます。
やみくもに読ませても意外と伸びません。
中学受験では国語の配点は算数とほとんど同じですが、国語の学習に時間をさかない生徒が多いです。
なぜでしょうか?
「国語はセンスで決まる」
「しょせんは日本語だし・・・」
「国語より算数をやった方がいい」
これは正論に聞こえます。
他教科には手をつけても国語だけは自宅学習を十分にしない。
「そのうちできるようになる」と信じる人が多いです。
しかし、結局「そのうち」はこないという場合がほとんどです。
国語が苦手な生徒は学力そのものが伸び悩む傾向が強いのです。
誰でも使えるはずの日本語、つまり国語をどうして中学入試で扱う必要があるのか?
学校説明会では
「大人が使うような難しい表現を使う必要はありません」
「きかれたことに対していかに正確に答えられるかをみます」
「わかりやすく表現できるかが重要です」
ということが話されます。
これは、学校側が特殊な能力を求めているのではなく、論理的思考、つまり言葉に支えられた基礎学力を求めていることの証拠です。
昨今のように国語力の低下により学力の低下が助長される現状では、国語力に優れた生徒を学校側が求めるのは当然です。
その例として「御三家」を含め、多くの学校では自分の理解したことを正確に述べる「記述問題」を出題しています。この傾向はこれからも続くでしょう。
国語は決してあいまいではなく、算数のように一つの答えしか存在しないのです。
また、時間はかかりますが、取り組み次第では他教科よりも安定して成績を伸ばせる教科なのです。
実際に以下の方法で、半年間で偏差値20アップを実現させた生徒もいます。
年間で国語の偏差値を20上げることは、決して不可能ではありません。
しかし、塾に行って、ほかの子と同じ勉強をしているだけでは成績は変わらないでしょう。
成績を伸ばしたければ、以下のことを必ず守ってほしいと思います。
この五つが成績向上のための必須条件なのですから。
- 1.自分勝手なやり方で問題を解かない
- 国語は論理的に文章を読み、筋道を立てて考えて、解答するものです。
自分の感覚や意見は不要です。
「問題文のここに**と書いてあるので、答えは**しかありえない」
という論理的な考え方が必要なのです。 - 2.自分のレベルに合っていない問題はやらない
- 受験では満点をとる必要はありません。
できる問題を確実に得点すればいいのです。
日頃の学習では、自分のレベルに合った問題をやるように心がけましょう。
成績が伸び悩んだら、基礎に戻ってみてください。 - 3.とにかく復習を徹底する
- 勉強で何より大切なのは、復習です。
特に国語の場合、復習しないなら塾に通う意味はありません。
理解できなかった文章は、何度も反復して読み直しましょう。
1つの文章題を、間をおいて、4回反復してみてください。 - 4.同じミスをくり返さない
- 誰でも1度は必ず失敗をします。
なぜ間違えたのかを、自分の言葉にしてみてください。
それと同じ間違いをしないように心がけてください。
間違える可能性はゼロにはなりませんが、限りなくゼロに近づけることはできます。 - 5.国語を好きになること
- 「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。
子供の頃、私は国語が苦手で大嫌いでした。
しかし、成績が上がり始めてから、国語が好きになりました。
ぜひ、成績が上がると信じて、「国語は楽しい」と念じてみてください。
そのうち、国語が好きになり、得意科目になっているはずです。
家庭でできる工夫
毎日、漢字・語句の勉強や授業の復習を計画的にやるのは当然として、他に何かできないものでしょうか?
以下の習慣をつけるとお子さんの国語力は高まります。
1.知らない言葉を教える
テレビを見ていて、お子さんにとって「意味がわからない」言葉があったとします。
そんなときは親御さんが丁寧に説明する習慣をつけましょう。
たとえば、「業務上過失致死」などの難しい言葉がニュースで述べられることがあります。
「業務=仕事」、「過失=失敗」、「致死=死んでしまう」、など説明してあげましょう。
お子さんが自分で、正しい文章で説明できればしめたものです。
記述問題は「口で言えることを論理的な文にすればよい」のですから。
この訓練・習慣は記述対策になります。
日常生活のあちこちに国語の訓練の題材が転がっているのです。
電車に張られてある広告などを利用してもいいと思います。
頭の中で要旨を素早くまとめる力がつくはずです。
慣れたら、作文させてみましょう。
2.親子の会話を論理的にする
国語のできない生徒は、話す内容が論理的ではないことが多いようです。
聞いていると途中からつじつまのあわない話になったり、とりとめのない話に変化したりします。
また、聞く力もないことが多いようです。
聞かれたことと違うことを答えてしまいます。
逆に国語のできる生徒とは「大人の会話」に近いやりとりができます。
子供のうちはまだしも、大人になってからの「話し下手」は致命的です。早いうちに矯正したいものです。
中学受験の記述問題に決定的な差が出ます。
まず大切なことは、思いつきで話すのではなく、頭の中で「論理的なつながり」を意識してから話すことです。
それから、話すと同時にその声を自分自身で聞くという習慣をつけること。
そうすることで自分の話の中身を客観的(相手の立場で)に知ることができます。
また、これは親御さんに協力してもらいたいことがあります。
それは、子供の言葉・気持ちを先取りしないということです。
たとえば、お子さんが「ごはん」と言ったとします。
そのとき、「ごはんが食べたいのね」と言ってしまうのではなく、「ごはんが何なの?」と最後まで言わせてみることです。
この習慣によって知らず知らずのうちに文を構成する力がつくはずです。
3.お子さんに問題をつくってもらう
自分で問題をつくることで問題作成者の気持ちが分かってきます。
同時に、作り手が文章のどこに着目して、何を意図して問題を作成するのか見えてきます。
指示語が何を指しているのか。
接続詞はどのように働くのか。
文章の流れはどうなっているのか。
そういったことが見えてきます。
出題者の立場で考え、それに沿って答えを導くことができれば、国語が得意になることは間違いありません。
お子さんが作った問題を親御さんが解いてあげてみてください。
国語が好きなるのは間違いありません。
好きになれば、成績も上がってきます。
SAPIXの国語対策
サピックスの国語は、上位校・難関校の対策に特化していて、他塾に比べると、記述問題が中心となっています。
記述が苦手なお子さんは個別に添削してもらうことをオススメします。
集団授業ではお子さんだけの苦手箇所、クセを丁寧にみてもらえないからです。
また、記述中心の授業だからこそ、選択問題への取り組みが不十分とも言えるので、早めに選択問題に慣れておくことが必要です。
そもそも、国語、文章読解が苦手だということは、文章全体の主張を理解できていないことがほとんどです。
文章が何を主張しているのか、問題文では何を聞かれているかを意識して、記述問題に取り組んでいきましょう。
四谷大塚の国語対策
四谷大塚は中堅校に強い塾ですが、例外で国語のカリキュラムだけが難しい内容になっています。
特に5年の予習シリーズ・国語はレベルが高いです。
中学受験の国語は最も自学自習が難しい科目といえるので、国語が苦手な四谷大塚生は苦労していると思います。
国語はやや簡単な文章をじっくり読み解くのが重要です。
国語が苦手な生徒の場合、読解題は難度の低い文章から読ませ、少しずつ慣れてもらうことです。
偏差値50の6年生に小5の予習シリーズの国語を復習させるとピッタリだと思います。
四谷大塚の国語はSAPIXと変わらないレベルにあり上位校向けですが、難関校、上位校を目指すお子さんの場合、記述対策が必要となります。
また、ほとんどの中堅校・下位校の入試は記述問題が少ないので、予習シリーズや過去問で対応できます。
四谷大塚の国語は知識分野の内容が多いので、中堅校志望の場合はどこを削るか考えなければなりません。
一方、予習シリーズ国語をすべてこなすことができれば、開成や筑駒などの上位・難関校も問題ないでしょう。
最後に四谷大塚のお子さんに限らずですが、国語の成績を上げるには、マンツーマンで手取り足取り教えてあげる必要があります。
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いかがでしたでしょうか。
たまたま頂いた個別塾のパンフから拾ったものですが、我が家としては思い当たる節が随所にありました。
愚息は話す内容が論理的ではないことが多く、また聞いていると途中からつじつまのあわない話になったり、とりとめのない話に変化したりします。
たしかに聞く力もないことが多くみられます。聞かれたことと違うことすら答えてしまいます。
我が家の聖帝様が『だ~か~ら~〇〇って言っているだろう』といつも叫んでおります。
そんな愚息のような国語が出来ないお子さんにおいて、この個別塾の考える国語の成績向上のための必須条件が
- 1.自分勝手なやり方で問題を解かない
- 2.自分のレベルに合っていない問題はやらない
- 3.復習を徹底する
- 4.同じミスをくり返さない
- 5.国語を好きになること
- の5つです。
- 我が家の評価では
- となりました。
- やはり、〇ないしは◎はありませんでした。
- 1.自分勝手なやり方で問題を解かない
- なかなか自分の感覚や意見で解く習性が改善しません。
「問題文のここに**と書いてあるので、答えは**だ」という論理的な考え方ができていません。 - 算数ではできるのに、国語ではこのような因果関係の繋がりを導くことが現状できていないことが点数に直結しているかと思います。
- 2.自分のレベルに合っていない問題はやらない
確かに『論理エンジン』などの市販教材はほぼ解けるのに、テストになると、とたんに解けなくなります。
親としては解ける問題ばかりやっても。。。というジレンマがあるのも事実です。 - どの問題が愚息に合っているのかを見極めるのは至難の業のように思います。ここは私の課題です。
- 3.とにかく復習を徹底する
1つの文章題を間をおいて4回反復…やっていませんでした。 - 算数は出来ない問題は4回どころか10回でも20回でも復習させているのに、国語はまったくできていませんでした。
- ここは明らかに足りていませんでした。
- 4.同じミスをくり返さない
なぜ間違えたのかを、自分の言葉にさせていませんでした。
むしろ親が『問題文のここに**と書いてあるので、答えは**だ』と説明していました。 - ここは子ども自身に言わせるようにすべきでした。
- 5.国語を好きになること
- たしかにできるとどの教科でも楽しくなるかと思います。
- 現状のテストで結果を求めるのはなかなか厳しいので、まずは出来る問題(基礎・練習)を選んで進めていくのが必要かもしれません。
- 実は私も同じ経験があります。
- 医師になりたての頃は、論文の『読み方』や『書き方』が分からず、それはそれは苦痛の日々でした。
- 数学科を出ているのにも関わらず、お恥ずかしきながらANOVA(一元配置分散分析)とANCOVA(共分散分析)の違いすら分かりませんでした。
- そんな中、当時同じ研究班の班長であった私の師匠(現糖尿病センター主任教授)に医学論文の書き方について、根掘り葉掘り教えて頂きました。
- 解析についても、抄録締め切り前の忙しい時にもマンツーマンで3時間以上教えて頂きました。
- 目から鱗が落ちました…。
- おかげで今の自分があります。
- 恐らく愚息にとって、今の国語も同じかと思います。
- 理解さえできれば、自分の思い通りに読み解くことができれば、きっと国語の学習も楽しくなるはずです。
必ず成績が上がると信じて、そして『国語は楽しい』と言わせてみたいと思います。
- <追記>
- ついに我が家にやってきました。
- 愚息が待ちに待ったこれです。
- 私が地方病院の救急外来で徹夜当直(下部消化管出血、腎盂腎炎、腸閉塞、糖尿病性ケトアシドーシス患者対応など)している間に愚息は至福の時間を過ごしていたようです。
- このワンダーでは新規に使えるキャラクターがいます。
- 愚息は『あおピノキオ』を使用しています。
- 理由を聞いたところ、マリオメーカー2をやっていて気に入ったからだそうです。
- わたしはやっぱり
- です。
- トッテンを使う理由はアイテムをとっても変身せず能力を使えないませんが、ダメージを受けることなく、攻撃を受けてもノックバックしないからです。
- さぁ、冒険の始まりです。
- 最大4人プレーも可能です(我々の時代のスーパーマリオとは違いますね)。
- 親子三人協力してステージクリアー目指したいと思います。
- ん?
- クッパより圧倒的に強いラスボスがこちら側にいるのですが(💦)。
- 本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
- また1週間頑張っていきましょう!