こんにちは✨
パートナーシップカウンセラー
ジャージコバ認定カウンセラー
嵩丘せいです。
１０代にドキドキしたこと
１０代に限らず、ドキドキしたあの思い出
男性って言わないけど
時々、思い出す。
夏休みのこの時期になると
毎年思い出すことがある。
いつも、思い出すだけなんだけど
今年は自分の中で気づきがあった。
情けない気づきだったけど
気づくのが遅すぎて、めっちゃ恥ずかしいけど
俺にとっては大切なことだった。
高３の夏休み。
受験に向けての夏期講習、強化授業みたいなのが
８月連日あって
その日は午後から英単語１００問テストだったと思う。
１００問全問正解にならないと帰れないっていう
ルールになってて
５０人くらいいた他のみんなは続々と
全問正解になって、帰る準備をしていく。
俺は、、なかなか１００問正解にならない😅
みんな続々と帰っていく。
１６時、、１６時３０分、、。
９６問正解かぁ、、全然あかんやんか。。
１７時、、１７時３０分、、。
やっと全問正解した！
集中して覚えるのが苦手で、、すみません。
はぁ〜、よっし、これで帰れる。
人が少なくなった、広い研修室で
単語帳やら筆箱やらをカバンに詰め込んで
疲れ切った感じ、とぼとぼと靴箱の方へ
廊下を歩いていた。
もう、日が暮れてきて、薄暗いやん。。。
長かったぁ。。。はぁ〜。。。
そんなことを言葉にして言わず、心の中思う。
靴箱への廊下、後ろから誰か歩いてきた。
同じタイミングで全問正解したんだろう。きっと。
チラッとだけその人を見た。
同じクラスの矢沢さんだった。
あっ、矢沢さんも今、全問正解したんだ。
俺はチラッと見ただけで、
話しかけるわけでもなく、あいさつするわけでも
なく、また、目をそらして、下を向いた。
同じクラスだったけど矢沢さんとは３年間で
一言か二言、くらいしかしゃべったことない。
優しそうな人だった。
だから俺は、恥ずかしいというか
声のかけ方がよくわからないというか
友達でもないし。
急に俺が話しかけても、変だし
ということで、
目をそらし、下を向いて、靴箱へ歩いた。
靴箱のあたりで、革靴を出そうかという時
同じように矢沢さんも靴箱のところに来た。
めっちゃ難しかったね。テスト。
えっ？！あっ、、。
お、あっ、そうやなぁ。全然やったなぁ。俺。
何かそんな、会話を少しして、
矢沢さんから話しかけて来たからびっくりして
動揺して、こんな感じでしか覚えてない。
けど、次の一言は今もはっきり覚えている。
一緒に帰ってほしい。いい？
えっ、あっ、おーん。
俺は、まさかの一言にびっくりして
動揺して、一気に胸がドキドキした。
けど、動揺してない感じを必死に一生懸命出した。
おどおどしたら、変な奴って思われる。
そう思って
いけてない高校生の俺だったけど
スカした感じといか、冷静な感じというか
何も表情を変えないようにして
目が泳ぎながらも、
必死にカッコつけて
えっ、あっ、おーん。
これが、その時、俺が出せる精一杯の言葉だった。
薄暗い靴箱、
やっぱり、ちょっとおどおどしながら
革靴に履き替えて、校門を２人で出る。
えっ？！
何で？
これっ。
えっーー！！！
つづく。
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