Hannah's journal
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トルコの旅で読んだ本

今回の旅のお供は、3冊。

どれもいい本だった。オルハン・パムクは難しかったですが。


村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)/梨木 香歩

梨木香歩は、『西の魔女が死んだ』くらいしか読んだことがなかったのだが、トルコを舞台にした小説を探したら、これがヒットしたので読んでみることに。

意表をついて(?)、感動、そして考えさせられる素敵な本だった。

完全なフィクションであり、小説、というより『ものがたり』といった風情ではあるのだけれど、最後のページなんて、滂沱の涙。

明治時代、イスタンブールに留学した若い日本人学者が、イギリス人の夫人の家に下宿し、ドイツ人、ギリシア人の下宿仲間そして夫人の使用人であるトルコ人と、語彙豊かな鸚鵡と過ごす日々に、ほっこりし、つい最近自分が旅の中で訪れた土地が話の中に出てきては、ひとりニヤリとし、そして暗雲たちこめる世界情勢の下帰国した彼に知らされる、仲間たちの消息、そして、日本にやってきた鸚鵡の、一言。

こうして書いていても、涙が出そうなくらい。

ディスケ・ガウデーレ(楽しむことを学べ)、それから、『自分は人間だ。およそ人間に関することで、自分に関係のないことは何もない』というセネカの言葉。

この本はトルコを舞台にしているけれど、私には、ふと、学生時代のイギリスでの寮生活---3人のイギリス人、アメリカ人、ナイジェリア人、ギリシア人、スペイン人、そして私の8人で繰り広げた毎日や、ベトナム時代の学生生活を思い出させた。

村田エフェンディは架空の人。だけれども、その彼の『芯』なる物語は、私の、芯なる物語までも髣髴させてくれた。

トルコいったことなくてもお勧め。


白い城/オルハン パムク

トルコ人のノーベル賞作家、オルハン・パムクの小説。これは時代小説で、奴隷としてとあるトルコ人学者に引き取られたイタリア人と、そのトルコ人学者の、『自分とは何か』『人生とは何か』を考えさせられる小説。

トルコ人の血をひく友人から、オルハン・パムクの文章は、トルコ人でされ密度が濃くてなかなか読み進まないよ、と言われていたので覚悟していたけど、和訳であるからかもしれないが、密度が濃いというよりか、情景描写が深くて、それに文章がながい。。。間接話法も多くて、読みにくかった。

けど、扱っているテーマは、東(学者)と西(奴隷)の哲学のせめぎあい。とても考えさせられた。(なんか感想を書くのが難しいくらいに。)

トルコ各地に話が及ぶのですが、サフランボルからイスタンブルへのバスで、高速道路に表示される地名を見て、『お、ブルサだ!』とか『これを辿ればエディルネに辿りつくんだ~』とか、そんなことで楽しんでおりました。


トルコのもう一つの顔 (中公新書)/小島 剛一

これも、適当にアマゾンで購入したのだけれど、秀逸といって過言でない一冊だった。

フランスで言語学の学究生活を送る日本人学者が、あるときトルコにほれ込み、バックパッカー旅行で特にトルコ東部を中心に、少数民族とその言語を研究したときのお話。研究書としても、また一つの旅行記としても非常に興味深かった。

この本は、トルコ旅も最後のほうに読んで、『トルコって素敵な国だわ~~』と思っていた私のこころに、クルド人(そして本当はクルドだけではない)問題、という一つの波紋を投げかけてくれた。

ただ、何語を話そうと、宗教はなんであろうと、トルコの田舎の人々はほんとうに人懐こくて、優しい。ただ、それは私も、そしてこの本の筆者も、同じことを感じたと思う。

20年も前の本だというのに、今年に入ってからも第10版発行、と版を重ねる、これこそ名著、と思います。

【おまけ】

イスタンブール―世界の都市の物語 (文春文庫)/陳 舜臣

これは、アマゾン発注が遅すぎて、旅に持っていくのに間に合わなかった本。

帰国してから読みましたが、イスタンブールで訪れた様々な場所の情景が目に浮かび、さらに私のうすっぺら~~~い知識をたくさん補完してくれて、かなりじっくり読みました。陳舜臣って中国モノだけではなかったのか~~と思った。でも歴史関係の小説を書いているだけあって、素人に歴史の面白さを伝える文章、という意味ではやはり引き込まれる。

これ読んだら、もう一度、イスタンブールに行きたくなった。

トルコへの旅



トルコを旅してきました。


ヨーロッパとアジアをつなぐ、イスタンブール。


自然の驚異と美しさ、そしてその中に人々の信仰の跡を垣間見たカッパドキア。


白い土壁と黒い木枠の窓、オレンジ色の屋根瓦の古い古い街並みが山間に残るサフランボル。


心が震える旅でした。


ゆっくり、ブログに書き残していきたいと思います。


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カッパドキアの朝、晴天に浮かぶ月。

11年ぶり

今日、お茶するのに友人が『行こう!』と行ったお店は、11年前、まだ大学生だった私がバイトをしていたお店。


社会人になってから、一度行ったかどうか。


それでも、品川駅からの道のりを体が覚えている。

まだ、あのころはインターシティが出来たばかりで、そのインターシティを抜けて、橋を渡って。


懐かしい道のり。


運河の、海の香り。

一気にあの頃の記憶が戻ってくる。


何回かの改装を経て、外観は全然変わらなくても、内装が随分変わっていた。となりの建物がベーカリーカフェになってた。10年も経ったんだもんなぁ。

シェフの方や、フロアマネージャーの方は、兄弟店のほうに拠点を移していて(そっちのお店にはちょくちょく行ってるのだが)、でも、何人か、あの頃から勤めていた方が残ってらした。


飲食店にしては、かなり厳しくて、メニューやドリンクの説明がきちんとできるようにテストがあった。披露宴なんかがあるときは、裏手でひたすらシャンペンの開封作業をやり左手がつりそうになったりしたなぁ。


それから、バイト仲間たち。

いろんなことがあった。みんなで馬鹿騒ぎして、運河に飛び込んで警備員にこっぴどく怒られたり。橋の上で藤原紀香がドラマの撮影してる!ということで、みんな仕事そっちのけで見に行ってマネジャーに怒られたり(なんか怒られてばっかりだったかも。。)、でもみんなでよく笑った。すごく楽しかった。


そして、11年前の恋の記憶が、もうすっかり忘れてしまっていた記憶が、急に蘇ってきた。

バイト先から一緒に帰るのに待ち合わせした、橋のたもと。喧嘩した公園。インターシティの階段下。今思えば、ほんとたわいもないことで哀しくなって、そしてたわいもないことで幸せになってたあの頃。いろんなことが、シンプルだった(今思えば)。青春だったなぁ~~~


バイト先のとなりに出来たカフェもとても居心地が良さそうで、これからは、ちょくちょく遊びに行こうかな。

ついでに甘酸っぱい思い出も味わいに。

本日のベトナム料理教室

今日のベト飯教室は、南部料理。基本的に北の味付けのほうが好きだけど、でも、今日の献立は私が好きなものばかり。


・Tom rang me (海老のタマリンド炒め)

・So nuong mo hanh(貝のネギ脂焼き)

・Bo nhung dam(牛しゃぶの手巻き生春巻き)


魚介類のタマリンド炒めの、あの甘くてちょっとすっぱいソース。自分の手では作れないと思ってた。ちょっと手間はかかるけど、実は意外と簡単!
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もともとタマリンドは保存が利くけれど、漉してからジャムのようにしておけば、すぐソースに使える、とのこと。まだ空けてないタマリンドが二袋あるので、今度まとめて大量にジャムにしてしまえば、この味がすぐ作れる!

海老は、殻のカリカリ感のために一度素揚げ。でもきっとこの一手間で美味しくなるんだろうな。カニで作ると大変だろうけど、海老なら手軽に作れそうです。


北でも南でも良く食べた、カニのネギ油焼き。ビールとか焼酎とか、(あんまり飲めないのに)安いお酒を飲みたくなります。笑)


貝が激安のベトナムでは、bia hoiなんかの定番おつまみ。ホタテとかでもやってたなぁ。殻のまま火にかけてしまっていたけど、美味しく作るには一手間かけて、一度ちょっと酒蒸しにするのがいいみたい。ふっくらした貝に、ネギ油に、カリカリピーナツ。至福。


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Bo nhung damは、すき焼き+手巻き で、私は日本っぽい食べ方だと信じているのですが、あまり同意が得られません。

この↓お肉を 


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お酢入りのお湯でしゃぶしゃぶして、↑の野菜やbun(米麺)と一緒に手巻き生春巻きにするもの。北部ではついぞ見たことない、生粋の南部料理。


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↑こんなふうに手巻きにします。


bunを入れると、瞬間的にすごくお腹がいっぱいになってしまうので(でも腹持ちは悪いので、しばらくするとお腹は減る)、bunはいれずに、たっぷりのお野菜と、しゃぶしゃぶしたお肉と。レモングラスの下味とお酢入りのお湯で、すごくさっぱり。これは鍋モノだけど、夏でもイケる!と思います。


* * *


来月から教室の場所が移転になるので、この場所でのレッスンは今日が最後。ベトナムが恋しくて恋しくて気が狂いそう~~と思っていた一年半前、この教室を見つけて、そして入ることが出来て、どれだけ救われただろう。思いっきりベト飯話が出来る生徒さんたちと知り合えたのも嬉しかった。


教室の移転先は、今住んでるところから電車で二駅、とかなり近くなって、電車どころか自転車で行きます!てな勢いです。新しい教室を見るのが楽しみ。


『海の森』で植林

会社のCSR活動のボランティアで、海の森 での植樹に行ってきました。


ちょうど、大森海岸沖くらいでしょうか、東京湾の埋立地。

お台場の南側に、こんな広大な埋立地が出来上がっていたことにびっくりしたと同時に(それだけゴミが出てる、ということだ)、安藤忠雄氏が事業委員長になって、埋立地を森にする、こんなプロジェクトが始動していたなんて。


今回、我々が植えたのは、たったの300株程度。

でも、それが、10年後、20年後、大きな森の一部になる。

毎年子供キャンプのお手伝いに行っている南葉のブナの原生林みたいにはならないだろうけれど、少しでも、この東京に、緑が増やせれば、と思う。




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一つ一つの苗を丁寧に。

あいにくの曇り空、切るように風が冷たくて、でも結構急な坂もあって、かなり土が固く盛られていて、そこを掘るのもいい運動。家族連れの社員の方もいて、子供たちが、楽しそうに土を掘り、苗を植えているのを見て、なんだか嬉しくなった。きっと、今の子達は、普段の生活の中でも、土を触ることなんてないんだろうな、と思うと、もっともっと、こうした機会に触れられる子供を増やすことが出来たらなぁ。


そして、この人口島には、ちっさな風力発電がいくつかありました。


発電の仕事してるくせに、ほんものの風力発電の風車見たの、初めてです。


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風力発電は、風任せなだけあって、やっぱりまだまだ不安定。蓄電池の技術と系統への接続、そして低周波の問題が解決されないと、難しいな、と思う。きっとここにある風車は、一種のデモ発電なのかもしれないけれど、そんなこともつらつらと考えた一日でした。



ハノイ3日目(お料理教室他)

昨日、あんなに遊び倒したというのに、何故6時には目が覚めてしまうのでしょうか。

私のアドレナリンは留まるところを知りません。

目覚ましが鳴る直前に目が覚めてしまいました。




今日は、ハノイ最後の日。なんだか、あっという間で、でも充実していて、今日の夜東京に向かうだなんて信じられない。。。


7時には準備万端、朝ご飯へ。

今日の朝は、Bun moc (肉団子入りbun)。

旧市街の中、小さな小さな間口のお店。

昨日の夜、かなり食べたのでみんなお腹すいていないはずなのに、


あら不思議。


あっという間に間食。


ここで、中国から来た旅人は、一足先に中国へ。

初対面にも関わらず、あっという間に打ち解けて、たくさんの笑いを共有した彼。

ハノイを好きになってくれただろうか。

また、ハノイに来たい、と思ってくれただろうか。


* * *


旅のクライマックス、理教室の集合場所へ。

そこから、市内南部(土曜にも行った)Cho Hom(Hom市場)へ。


なんと、シクロ。


実は、私シクロに乗るの、初めてだったりする。(ハノイに住んでいたころは、ちんたらシクロになんか乗ってられるか~~~、それに私観光客なんかじゃないし、と思ってたし、HCMCに住んでいた頃は、ちょうど、観光会社所属外のシクロは全面禁止になったので乗る機会もなかったのだ。)


自転車で走るくらいのゆっくりしたスピード。

開ける視界。


旧市街からNgo Quyenの大通りへ。


左右に聳え立つ、大きな並木道の緑。

それがずっと続いている。

その外側に並ぶ、フランス時代の面影を残す建物たち。

いつもより一段低いところから見るその景色は、実は初めての視点で、今更ながらにハノイの街並みの美しさを思った。


ちょうど、Ham Long通りとNgo Quyen通りの十字路を通ったときに、Ham Long教会の鐘が鳴った。

このすぐ近くに住んでいたハノイ時代、この鐘の音で時を知ることもあった。

懐かしい音。私にとって忘れられないハノイの音の一つ。


* * *


市場を見学し、料理教室会場へ。

一応、コックコートと帽子が貸し出されます。コスプレ状態です。


いいかんじのおばちゃんコックさんが先生。

今日作ったのは、


フエ風生春巻き

海老とカシューナッツの炒め物

魚の煮付け

魚の酸っぱいスープ(ハノイ風)

事前にもらったレシピと、分量も作り方も微妙に違う。。。再現出来るのか!?

とりあえず、調味料の比率だけはしっかりメモる。

あとは、もうエンターテイメントです。そう、料理は楽しむものさ。


ベトナムのレストランでよく出てくるトマトや人参、キュウリを使った飾り切りも習ったし、

魚の煮付けに、豚の三枚肉を入れてコクを出す方法も教わった。

魚の酸っぱいスープは、酸味に麹を入れて作った。これはハノイ風。南部だとライムやタマリンドの酸味に、たくさんのお砂糖を入れるもの。


何を作ってもこの仲間たちだと楽しくて、何を食べても美味しくて。

早起きで疲れているはずなのに、大盛り上がりの午前中。お昼頃にはまたもやお腹いっぱい!

あまった料理は当然持ち帰り。ほんと私たちの胃袋は止まるところを知りません。

* * *


市内中心部に戻り、スーパーマーケットで買出し後、みんなと別れ、私は、ベトナムの母と慕う恩師の家と、会社のオフィスへ。


恩師の家は、市内南部の学生街の中、目の前には、ベトナムの理系最高峰の大学がある。このキャンパスが、ものすごい変貌を遂げていて、たまげました。いつの間にか高いビルが建ち、その昔シアヌーク殿下が学んだというフランス風の家も壊され、近代的(?)な建物に変わっていた。恩師の家の屋上から見える景色も、きっとすっかり変わってしまっただろう。



ベトナムの母。


私に、ベトナム語だけでなく、様々なことを教えてくれた。

困ったことがあれば、親身になって相談に乗ってくれたし、夜のレッスンのあとは、夕ご飯もご一緒させてもらった。いろんなところに一緒に遊びにいったし、アオザイを一緒に作りに行ったりもした。

明るくて、冗談が大好きで、でも厳しくて。


昔みたいに、思うようにベトナム語が出てこない。頭の中で日本語からベトナム語に訳している自分がいる。

それに口や舌の筋肉が動かない。もどかしい。伝えたいことが伝えられない。

それでも辛抱強く私の言葉を聴いてくれる、母。

ごめんなさい、日本でも、もっともっと練習し続けなくちゃいけないよね。


一年ちょっとぶりだというのに、先生の家の玄関にいる愛犬は、私のことを憶えていてくれた。

知らない人にはいつも吠え掛かるのに、私の声を聞き、匂いをかいだら、黙ってくれた。

それも、すごく嬉しかった。


ほんの数十分だけど、会えてよかった。


* * *


今度は、ハノイのオフィスへ。

昔の上司たち、同じベトナム修業生として同じ思いを抱き、今はベトナム駐在となった先輩たち、そして駐在中の同期。そして、オフィスのスタッフたち。

今のベトナムでの取り組みを聞くにつけ、ああ、ベトナムでのプロジェクトを作りたい、と強く思う。


おじさんたちとすっかり話し込み、ふと気がつけば夕方。

友人たちとの待ち合わせの場へ。


お土産の買い物をすませた友人たちは、ホアンキエム湖を眺めるあのカフェで、すっかりくつろいでいた。

ああ、ハノイを好きになってくれたかな。


夕暮れ、空がだんだん暗くなっていくのにあわせて、目下のバイクの流れにランプがつく。

風が冷たくなっていく。

ホアンキエム湖から吹いてくる風に吹かれて、しばしみんな、無言になる。


みんな、何を思っていたのだろうか。


私はただただ、この風景が変わらなければいいな、と、そしてまたこの仲間たちと、ハノイに来れたらいいな、と

祈っていた。



* * *


夕ご飯は、私が一番好きな、bun cha。甘酸っぱいさっぱりタレに、bunというお米で出来た麺と、豚肉だんごや三枚肉を炭火で香ばしく焼いたもの、草(ハーブ類)をつけて頂く、ハノイ名物のつけ麺です。これ食べずにハノイを立ち去ることは出来ません。


で、もー。夜にbun chaやってるお店ってないんだよな~~~。

旧市街、Dac Kimに行こうと思ったら道を間違え、パニックに陥る私。

が、一本道を間違えただけ、ということに気がつき(『地球の歩き方』よ、ありがとう)、

閉店間近に滑り込みセーフ。


タレもお肉も冷めていて出来たてじゃなかったのがイマイチでしたが、

やはりこの味は美味しい。ハノイじゃないと食べられない味。

HCMCにも、ハノイ人のやってるお店がいくつもあるけど、やっぱりハノイで食べるほうが美味しい。なんでだろう。

やっぱり私のハノイ贔屓が作用してるのかな。


* * *


楽しかった旅も、もうお終い。

荷物をまとめ、空港へ。


そしたら、空港がすごいことに。ものすごい混雑。私、いままでこんなにノイバイ空港が混雑してるの経験したことない!ってくらいごったがえす空港。そして一気に疲れが襲う。


一人だったらたぶん、相当嫌な気持ちになってかもしれない。でも、お腹いっぱいになって、眠くなってる友達の姿を見ていたら、こんなことでイラっとしちゃいけない、と我に返った。


漸くチェックインして、パスポートコントロールを抜けて、荷物検査をやって、ロビーへ。

でも、ここもすごい混雑。座るところがありません。出発ロビーの二階なんて、何にもない空間がだだっぴろく広がってるのだけれど、ここをもっと改造するとか、もちょっとなんとかなりませんかーーーーー!!!

と叫びたいくらいだ。


そして、仲間のうちの二人は、別のフライトなのでここでお別れ。なんだかちょっと尻切れトンボだけれど、疲れきった私たちに余力もなく。


* * *


JAL便のゲートが開く。

ああ、もう帰るんだ、帰りたくない、という気持ちと、一刻も早く眠りたい、という気持ちと。

席につく。そのまま、一気に眠りに落ちる。東京まで、5時間------。


爆睡。




朝7時前、私たちは、成田に着いていた。


* * *


この3日間は一体、なんだったのだろうか。

たくさん笑って、たくさん食べて、ベトナムの風景を感じて、人々のエネルギーを感じて。

よくよく考えると、いつも訪れるハノイと同じ、のはず。

だけど、今までで最も忘れがたい訪問になった。


そう、いつもと違うのは、この空気を共有し、私の思いに共感してくれる、東京から来た友人たちがいたこと、だろうか。

彼らのふとした疑問・突っ込みや行動から、自分がもう慣れてしまって忘れてしまった何か、を思い出させてくれたこと、だろうか。

たわいのない馬鹿話や冗談に、お腹の底から笑ったからだろうか。


今回一緒に旅してくれた、H, M, S, Iのみんなには、感謝しても仕切れない。本当に有難う。



すっかり東京の生活に戻ってしまい、ネゴをするにも『日本円だと○○円か~ま、いっか~』と思ってしまったり、

分かっているはずなのにベトナム人ガイドの段取りの悪さに、むっとしたりもした。


でも、ここはベトナム。

あの頃のゆったりした気持ちを思い出そうじゃないか。

慌てたって仕方がない。

怒ったって仕方がない。

こころに余裕をもつこと。


忘れかけていた、大切なことを思い出させてくれたベトナム。

やっぱり、私にとってベトナムは、ハノイは特別な場所だ。

また、帰ってきたい場所なのだ。


* * *


実はこの日記は、帰国後2週間経って書いている。

あの三日間は、すごく昔のことにように、それでいて昨日のことのように思える。


この2週間、驚くほどに、ベトナム関係の、様々なことを目にした。


とあるメーリングリストの仲間が、ベトナム関係の仕事を始めた。

とある通販カタログの特集がベトナムだった。

会社の社内報もベトナム特集だった。

本店オフィスを歩いていたら、日本出張中のベトナム現地店の社長にばったり会った。

JALのマイレージクラブの雑誌の特集も、ベトナム---ベトナム国立交響楽団の指揮者である本名さんの特集だった。

家の浄水器のカートリッジが届いたら、その中にはいっていた冊子に、そのメーカーが、ハノイ近郊に工場建設して稼動を開始しました、という記事があった。



いや、普通の人だったら、何とも思わないのかもしれない。だけど、たった2週間の間に、こんなにもベトナムについての記事が目につくなんて、なんだか信じられない。あの3日間が現実だった、ということと同じくらい不思議な気分。


きっと、なにかが私とベトナムをつなげようとしてくれている。


勝手にそんな気でいる。




また、行こう。

また、路上で美味しいモノを食べ、ベトナムのおばちゃんたちと買い物交渉し、若者たちとおしゃべりしよう。



ハノイ2日目(ハロン湾)

ああ、だめだ。

どうしたって、あの楽しかった瞬間を、文章で他人になんて伝えることは出来ない。

口頭だって無理。

でも、頑張って書いてみる。


* * *



6時に目覚ましが鳴る。

2時間の時差があるにしたって、私ってすごい。ちゃんと目が覚めるなんて。

(今にして思えば、時差故・・・? 日本では朝8時前に起きないと遅刻だから?)



ハノイの朝。

いつもどおり、曇っている。なんだか雨が降りそうだ。

旧市街の朝、数々のお店は早くからシャッターを空け、準備を始めている。

道端の野菜や果物の露天商。そのみずみずしさ、新鮮さに目を奪われる。日本とは比べ物にならない安さで、こんなに手軽で新鮮だなんて。なんて贅沢なんだろう。


ホテルの受付の子に、旧市街で美味しいと評判のフォー屋を教えてもらって、そこに朝ご飯へ。

小さな店先は、はやくも行列。


ぐつぐつと煮える大なべ。

手際よく肉を切っていくおばさん。

フォーをかき込む人々。


ハノイの朝の風景。日常。

こんな一つ一つが、やっぱり私の心をわしづかみにする。

美味しいだけではない、何かが。


* * *


ハロン湾へいくミニバスが来た。

中には、マレーシア人の中年男性二人と中国人男性。あとから、アメリカ人の若いカップルと、高齢の親子連れが乗ってきた。きっと今日一日しか出会うことのない、一期一会。

でも、こういう出会いがあるのも旅の楽しみ。


ハロン湾までの道ーーーーこれが、私にとっては驚きだった。

以前だったら、Long Bienから紅河を渡って、Gia Lamから国道に出るのに、なんと、市内南部からGia Lamに通じる高速(?)道路が完成していたのだ。変わらないようで、やっぱり変わっていくベトナム。その変化・発展を心から望んでいるのに、どこか寂しい気がするのは、それを自分が知らなかったからか、それとも、やはり変わって欲しくない、と思っているからか。


なんて思いつつ、私はあっという間に睡魔に襲われ、爆睡。

となりでは、友人たちがエンドレスでおしゃべりを続ける。それが、眠っていても遠くで聞こえる。ときたま、ものすごく面白そうなネタで、私も食いつきたい!と思うのだが、それでも睡魔には勝てない。目が覚めたのは、途中のお土産屋での休憩だった。


立ち寄ったお土産屋も、かつて私が知っている、しょぼいお土産屋ではなく、日本のSAのような(といったら言い過ぎだけど)大規模なものになっていた。それだけ、この道は、外国人観光客が通り、外貨を落としていくのだろう。


* * *


大幅遅延で到着したハロン湾の船着場からは、ガスってしまって、あの奇岩群はよく見えない。お昼も過ぎているが、我々の乗る船も現れない。我々は、最早空腹のあまり挙動不審。(見るもの全てが食べ物に見える。。。)

何かの網がベビースターに見えたり、果物売りの船にもっとこっちに来い、と念力を送ってみたり。


そうこうするうちに、漸く船に乗船!湾の中へ。


曇った日も、それはそれで幽玄の世界。

遠い海面と空には境がなく、まるで映画の中のようだった。


途中、水上村の生簀に立ち寄る。

シャコやら何やら、ここでお買い上げすることも出来るのだが、今回見せてもらったのは、


カブトガニ!!!!


(con sam、でしたか。ベトナム語では。)


えーとここは水族館ですか?でも水族館と違うのは、


カブトガニ、触っちゃいました。


そうこうするうちに、船の中、食卓の準備が。

今か今かと食事を待ち構えていた私たち、がっつく。

ここで一つ伝説が誕生したのですが、文章にするとこの愉快さが伝わらないと思われるため敢えて伏せておきます。


* * *

食後、心満たされ(もちろんお腹も)、船の屋上でのんびり。周囲には、同じようなツアーの船が並んでいる。


と、隣の船を見たら、、、、



なんで? Anh Binhがここに!?

(Anh Binhはサイゴン在住の友人)


びっくりびっくり。


Anh Binhもびっくりしていました。何で~!?って。

思えば、以前にもハノイのとあるホテルのロビーでばったり会ったなぁ。

今回はサイゴンには行かないので、Anh Binhには会えないと思ってただけ、嬉しかった。Chi Mも一緒だったらもっとよかったのに。


何故か私は旅先(それも海外)で、ばったり知人に会う。

もう、こういう出来事が片手には収まらなくくらい起きている。

もう驚かない! と思いつつ、やっぱり驚いてしまう。

嬉しい、驚き。


* * *



鍾乳洞へ。Thien Cung(天宮)というその名の洞窟。

まるで映画のセットです。


鍾乳洞としては素晴らしいものだと思う。

だけど、そのライティングがね。。。

もうちょっと見せ方を考えれば、集客力も上がると思うのだが。

ここはアバターの世界か!?と突っ込みながら、鍾乳洞を堪能。


このアバター具合も、文章(及び、友人が撮ってくれた写真でさえも)では、伝えられない。。。

みんなに、あのライティングを見せたい。あれこそ、ベトナム風。


* * *

そんなこんなのハロン湾。


うす曇のハロン湾は、どこからか海賊船が現れそうな雰囲気で、やっぱり幻想的でした。

人間の手では作り出すことのできない、自然の造形。

やっぱり、人間は小さい。

そんなことを思いつつ。


* * *



帰りのバス。

行きとは大違いで、かなりすいすいと進む。が、予定よりかなり遅延。予定では、7時ハノイ着なのに、そもそもハロン湾を出発したのが5時。こりゃー8時にだって着きそうにない。。。

早く帰りたい客。だけど、その辺が良く分からないベトナム人ガイド。私は、7時半に夕ご飯の予約を入れていたので、出来ればそれくらいには帰りたいんだけど、一体何時になりそう?と聞いたら、8時くらいかな~~ともやっとした回答しか帰ってこない。予約変更の電話を入れる私。


だけど。。。


途中トイレ休憩無し、といっていたが、10分トイレ休憩が入った。

と思ったら、10分どころじゃなく、たっぷり30分!

爆睡中だった友人一人を乗せて、バスは運転手ごとどこかに行ってしまいました。

大して面白くともなんともないお土産屋、その駐車場で、半分呆然としつつ、時間をつぶす私たち。


えーと、もう7時半過ぎてるんですけど、ここからまだ一時間半かかるんですけど、一体私たちどうなるんですか?


またもやお腹は空腹の限界。でも、友人たちはみな、我慢している。そう、私が連れて行く、といった美味しい夕ご飯のために。あーベトナムこんなでごめんなさい!


なんだってこんなに時間がかかるわけ?とガイドに聞いたら、『だって運転手、お腹が減ったから夕飯食べにいってるんだもん』


ここで、東京生活により日本人化した私、プチっと切れる。ベト語で喧嘩したら負けると思ったことと、周囲を見方にするために英語に切り替え(これは、英語が通じるベトナム人と真剣に喧嘩するときのコツ)、言いたいことを言った。


『まず、私たちはお金を払っている客であり、全員、空腹で早くハノイに戻って夕食を食べたい、と思っていることはあなたも運転手も知ってるよね?なのに、客に10分トイレ休憩といっておきながら、実際には30分何もないところで待たせて運転手はゆっくり食事ってどういうこと?社内で食べられるような食べ物だってあるよねぇ?』


ごめんを繰り返すガイド。謝ればいいと思っているのか。謝る前に、何時に出発するのかはっきりせい!


『旅行会社に報告してしかるべき処置をしてもらうから』(うそ)

と脅しておいた。(あー私も嫌なやつ。。。)


しばらくして、漸くバスが戻ってきた。

寝ぼけ眼の友人を乗せて。


ハノイ到着予定時刻は、1時間後。はぁ~~~お腹すいたよ~~~

やはり空腹は人をイライラさせる。良くない。そして、こんな極めてベトナム的なことに(慣れてたはずなのに)切れた自分がちょっと嫌になった。


が、実際には、40分くらいで到着。

ああ、イライラの半分くらいは無駄だったわ。。。


* * *


そして、漸く夕ご飯。

またしても行き着けだったChim Saoへ。


ここのご飯は安くて美味しくて、お店の雰囲気も良くて、ベトナムに来る友人・知人はことごとくここに連れてきたものだった。


となりのテーブルには、若者たちのグループ。どうやらお誕生日会。

気さくに声をかけてくるベトナムの若者たち。

学生かな、と思ったら、社会人のようです。


彼らのくったくのない笑顔を見ていると、本当にこの国は将来を憂うことがないだろうな、と思う。




Chim Saoのメニューは、どれもこれも美味しくて、選ぶのに迷う。。。でも

せっかくなので、いくつか単品を頼んだあと、お鍋!!!

まるまる、尾頭付きのお魚です。


ベトナムの鍋は、スープが絶品。〆は麺ですが、日本人的にはご飯を入れておじやにしたい味です。

それにたくさんのお野菜。日本のお鍋同様、あつあつ、ヘルシーな料理なのです。


ふたたび、がっつく私たち。。。



最後は、従業員の男の子たちとプロレスごっご、腕相撲、記念撮影。


そして、ハノイの友、Mとその彼ともう一軒行こう!ということになり、ビリヤードへ。



そのプールバーでは、Welshのお兄さんがいて、思わずWalesの話でも盛り上がり。

やっぱり旅はこんなひと時が楽しい。


気がつけば、12時をとっくに回って。夜の早いハノイでは、もうタクシーも捕まりません。日曜だったからかもしれないけど。


ひたすら、遊び倒した一日でした。


あ~楽しかった。いっぱい笑った。おやすみなさい!


ハノイ1日目

注) 今回の旅、自分のカメラが壊れたので家族からカメラ借りてきたら、一枚目で電池が切れ(もちろん充電器も持ってきてない)、何一つ自分では写真に収めておりません。。。涙

文章だけで、どこまで伝えられるか、挑戦!


* * *


朝。

やはり遊びだとさっと目が覚める私。(というか、興奮のあまり、眠りが浅かったような気もする)


真っ暗だった旧市街にも朝がきて、ベトナムの朝らしく、早朝から人々が行き交う。

この活気、このエネルギー!!!


中国から参加してくれた友達(とはいえこのときが初対面)と合流。

旧市街の中、美味しいと評判のbanh cuon nong(蒸し春巻き)のお店へ朝ご飯へ。

日本じゃ絶対食べられない、絶品の味。

お米で出来た、うすいうすーいクレープ状の生地の中に、そぼろや椎茸を巻き込み、香草と一緒に、タレにつけていただく。


ああ、この味!!!!

美味しい。。。


お腹いっぱい食べて、行動計画。

明日のハロン湾ツアーを申し込みにいくが、皆ネジが一本抜けて、誰が幾ら払ったのか判らなくなり大爆笑。

ああ、もう何が起こっても楽しい。愉快すぎる!


* * *


ホーチミン廟へ。

びっくりするほどの行列の中、ベトナム人のパーソナルスペースの狭さ他、ベト人観察(及び一部ちょっかい)を開始。長い長い待ち時間も、またもや爆笑であっという間に過ぎ去る。


ン年ぶりにお目にかかるホーチミンおじさんは、相変わらずニセモノっぽさを漂わせ(失礼)、久しぶりだというのに正味2分程度の逢瀬でした。このためにはるばるベトナム各地から訪れる人々は偉い。。。そして、どう見ても10代後半~20代前半の若者カップル、デートでホーチミンおじさん参拝って、殊勝です。


たくさん待って歩いたので、早くもお腹が減った、という仲間たち。

待ってました~~~といわんばかりに、かつての私のランチ処、Le Van Huuの通りへ。


ここも開発の波に抗えないのか、いくつかお店が移転してしまっていたけれど、愛用していたcom binh dan(平民食堂)のcom lyは健在。あのパンチパーマのおばちゃんも健在!従業員の少年少女もずいぶん大きくなって。

もう私のことは忘れてしまったみたいだけど、でもそれでもいいのです。まだこのお店にいてくれて、そしてこうしてお客を迎えてくれるのだもの。


今回は4人もいるので、頼むのもいっぱいです。

揚げ魚、豆腐のトマト煮、bo la lot(牛肉の葉っぱ包み揚げ)、角煮、もやしと砂肝の炒めもの、お漬物、つるムラサキと蟹のスープ、酢豚風スペアリブ、etc... それに、たくさんの白いご飯!


どーーーーーーーーーーーーーーーんと並んだ大量のおかず。

さしもの仲間たちも、驚いたか、と思いつつ、ご飯開始。そして、みんな無言。。。。

一瞬、『え、もしかして、口に合わないとか?』と心配する私を他所に、

みんな、食べる食べる食べる。


そうよね、com lyのご飯が美味しくないわけがない! ということで、あっという間に完食。


近所にある市場に行く途中、これまた良く通った甘味屋に立ち寄る。

ヨーグルトと、プリンと、その他いろいろ。またもや懐かしさがこみ上げる。

あれだけ食べたのにまだ食べられるわー、とプリン。ベトナムのプリンは濃厚です。コンビニのプリンなんてもう食べられない。

市場では、水産売り場ですっぽんを発見。その行動を30分くらいじーーーーーーーーっと観察する私たち。

すっぽんの首って面白い。いったいどこまで伸びるのでしょうか。そして、どうして甲羅の中にすぽんと首が収まってしまうの~~~!?!?


生すっぽんをこんなにしげしげと見るのは初めてで、みんなして魅入られてしまいました。


* * *


そして、Bat Trang村へ。

Long Bienのバスターミナルへ。乗り場に屋根がついていることに驚きです。進化だわ。

懐かしい47番のバス。ガタガタと田舎道を揺られて、ふっと気がついたら(つまりは私は眠りに落ちました)、Bat Trangに到着。


が、まず、喉の潤いを、ということでさとうきびジュース。

たぶん普通の日本人であれば、不衛生、というような露店でも、全然平気な友達たちの存在が嬉しい。

そして、市場をひやかし、値切り交渉。


みんな、満足のいくお土産が確保できたようで何より。

そしてバスで市内に戻り、たまたまxe om (バイタク)が近寄ってきたので、久しぶりに乗車。

久しぶりに3人乗り。風を切っていくこの感覚。やっぱりベトナムだなぁ。


ホアンキエム湖畔に戻り、玉山祠を詣で、旧市街の入り口で、hoa qua dam(ミックスフルーツチェー)を食べる。

これを食べずにハノイに来たとはいえないくらいの私の好物。

路上に、小さなビニール椅子を並べて。

そう、この高さが落ち着くのです。


そのすぐ近くには、在住時代に愛用していたパチもんDVD屋。普通のお土産物屋の奥にあるので、普通の人はあまり気がつかないのですが、その奥の一室には、これでもかっというほどの大量のパチもんDVDが。

もちろん、ここ以外にパチもんDVDを売ってる店は数多くあるのですが、ここではちゃんとプレーヤーにかけて、中身が見られることを確認させてくれるのですね。


映画好きの友人、さっそく、オスカー100選をお買い上げ。中国から来た友人は、あまり食指を動かされなかったようですが(そりゃ当然だ、ベトナムにあるパチもんDVDはほとんど中国製、という噂もある)、土産物屋の売り子のお姉さんをナンパ中。


これが、また久々に見る目の覚めるような清楚な美人さん。


ほんと、ベトナムに来る殿方がうらやましい。。。こんな美人さんばかりではなくても、基本的にベト女子は可愛い。すごく可愛い。でも、私はついぞ、目の覚めるようなイケメンベトナム男性に会ったことがない。涙


もう一つ、どうしても、どうしてもみんなに見せたい景色を、ということで、ホアンキエム湖を一望出来る、隠れ家カフェへ。


お土産物屋の入った建物の小さい廊下の奥へ入っていくと、そこには大きな中庭があり、その先の建物の屋上にはカフェがあるのです。


夕方の、ハノイの風を感じながらのお茶。(みんなは卵コーヒー)


この空間は、何度来ても、私の心に迫る。


足元に流れるバイクの波。

少し遠いクラクションの喧騒。

ホアンキエム湖の湖面と、周囲の緑。

広い空。通り抜けていく風。

遠くに見える、周囲よりちょっと高い建物。


ああ、ハノイだーーーー


なんだか、胸がいっぱいになる。



みんなも、言葉を失う。

あんなにあーだこーだおしゃべりしていたみんなも、みな息を飲み、ただ無言で、この風景に包まれる。


ふと気がつけば、ベトナム人の若者グループ。あちらには、旅人なのか、在住者なのか、一人の白人女性。

みなを包み込んでくれるこのハノイの空気。



* * *


ホテルに戻り、ラオスを回ってから合流する友人の到着を待つ。


そして、来た!と思ったら、甚くご立腹。曰く、空港から市内までのタクシーをぼられた、と。

ぼられたのは15ドル。


そんなの、それ以上のvalueを私が提供してあげるわ! と言っても信じてくれない友。そりゃそうだよね、いきなり、感じ悪いよね、ベトナムこんなでごめん。。。


でも、気を取り直して、夕ご飯へ。

何を食べようか悩みに悩んだ結果、鶏脚(chan ga nuong)、ベトナム風の焼き鳥屋に。


あのスパイシーな味は、ビールに合う。お酒好きのみんなも好きになるに違いない!

私がオーダーを間違えたこともあり、大量のお肉を食べることになりましたが、またもやみんなに満足いただけたようで。鶏も美味しかったけど、スペアリブが絶品でした。


旧市街に戻り、夜市を冷やかし、宿に帰り。


でも、まだ夜は終わりません。


中国から来た友人と、物々交換大会!

本。お茶。お菓子。その他、いろいろなもの。

美味しいプーアール茶を頂きながら、交易。


市場って、もともとは、そういう場所だったんだよなぁ、と、ふと思う。


一日でこんなにたくさん、いろいろなことをした。



* * *


明日は、ハロン湾へ。早起きしなくちゃ。




怒涛のハノイ里帰り(の始まり)

三連休にハノイに遊びに行ってきました。

一昨年の年末以来、1年ちょっとぶりのハノイ。

今回は、友人たちを連れての、B級グルメ食い倒れの旅。


今思い出しても、こんなに充実して楽しい3日間はなかった。

自分史上、最高の旅の一つになった。一緒に行ってくれた仲間と、ハノイの友に感謝です。ありがとう。



* * *


金曜の夕方の便で、一路ハノイへ。


飛行機からターミナルへ降り立った瞬間に感じた、あの空気。

もったりと湿気を孕んだ、あの空気。

自分の皮膚が、感覚が、『あ、ベトナムに帰ってきた』と感じる瞬間。


ハノイの小さな空港ターミナル。かつて幾度となく、ここから旅立ち、ここに帰ってきた。

今、居住者ではなく旅行者として訪れることに感じる、ちいさな痛み。


ベトナム語の喧騒。

全く使っていないというのに、ふと口をついて出てくるベトナム語に、自分で驚く。意外と憶えているものだ。。。


* * *


定宿にしている旧市街の中のホテルにたどり着く。

受付の男の子の一人は、一年ちょっとぶりでも私のことを覚えていてくれた。

いつか泊まったのと同じ部屋。何も変わっていない。


荷物を置いて、真夜中の旧市街へ。

週末だけ開催の夜市のブースももう片付けが終わって、人通りも少なくなった旧市街。


でも、美味しいモノ天国のベトナムには、あるのです、たくさんの美味しいものが。

落花生と緑豆の餡のはいったおこわ。

くわいの水煮。

焼き鶏ならぬ、焼き豚。

とうもろこし炒め。


小さい屋台や行商のおばちゃんたちは、夜中も元気に美味しいモノを振舞ってくれる。

そして久しぶりに出会う、エネルギーにあふれたベトナムの若者たち。


ちょっとした会話に、『ああ、私はハノイに帰ってきたんだな』としみじみ感じる。

(そして私は嬉しさのあまり、かなり挙動不審。。。)


* * *


明日から3日間、どんな毎日になるだろう?ドキドキ、わくわくのハノイ旅の始まり。






本日のベト飯パーティー

友人たちとのベト飯パーティー。

写真を撮るのをすっかり忘れました。

今日はかなり手際良く、短時間で以下。ご飯中も、いつもみたいに立ち働くことなく、ゆっくりお喋りできた。

やっぱり何事も段取りは大切だわ~~~。


今回は、ご飯にあうおかず、がテーマ。


・Rieu ca (北部風の魚のスープ)

・Goi cuon(生春巻き)

・Ca tim nuong thit bam(焼茄子挽肉乗せ)

・Khoai so um tom kho(里芋と干し海老の煮物)

・ Ca chung tuong(魚の醤油蒸し)

・Suong nuong sa(レモングラス風味のスペアリブ)

・Che dau phu(豆腐のche)


いつも、おつまみ代わりに出す、あぶったBanh trang me(ゴマ入りライスペーパー)。

私のベトナム時代のおやつ。これ、さっぱりゴマせんべいみたいで、おつまみにもなる。


友人の一人がシェーブルチーズを持ってきてくれたので、クラッカー代わりにbanh trang meにつけてみたら、意外とこれが合う!ちなみに、前回ベト飯パーティーやったときにも試したのだが、サルサソースも意外と合います。ま、ゴマ入りクラッカー、というところでしょうか。





Hannah's journal


天気の悪い中、来てくれて、楽しんで食べてくれる友達に感謝感謝。

そして、この仲間はほんとに話題がつきない。

次に住みたい場所の話から、キャリアの話、恋愛や結婚生活の話といった話題から、ヤングジャンプ・ヤングマガジンのグラビアについて、そして鍼治療まで、痛快愉快。


やっぱり、何を食べるか、より誰と食べるか、が大切だわ~~。


さて、次回のベト飯は何にしようかな。

フランスの影響を受けたおかず(ベトナム風ファルシーとか)にしようかしら。


こうやって考えているだけでも、ベトナム飯は、楽しい。




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