「行ぐわげねぇーべ」
激怒して故郷の秋田弁が出てしまったのは、
光友銀行八起支店融資課の榎本美波さん。
美波さんは第3話で
やまぴー演じる永瀬財地に
結婚を全否定され、
自分の気持ちを踏みにじられたと
激怒
しました。
婚活していた理由など、
初回からここまでの振り返りは、
コチラをご覧下さい。
↓
その続きとなる今回は、
第7話を振り返ります。
最終回前にして暴走する
泉里香演じる榎本美波にとって、
第7話は重要な回だからです。
ネタバレも含むと思いますが、
お付き合いください。
激怒しつつも、
イケメン永瀬財地を
意識しまくってることを
同僚の松田に指摘され、
イラッとしていた美波さん
そこに舞い込んだのが、
不動産の売却を検討している
顧客の案件でした。
これを見た美波さんは
永瀬財地への「仕返し」を
思い付きます。
思い付いちゃった美波さん。
↓
早速、
登坂不動産にやってきた美波さん。
永瀬財地に
「自宅の売却を考えてる顧客がいるから、同席してほしい。」
とお願いします。
さらに、
「そのあとお食事させてください。」
食事までご馳走すると言ってきました。
仕事の席とはいえ、
これまでの怒りモードだった
美波さんとは真逆の態度
不自然極まりないのですが、
気にする様子もない永瀬財地は、
正直スイッチが発動して、
「一石三鳥です」と
喜びを顕にします。
それを見た美波さん。
「永瀬さんって、本当に正直ですね~。」
これまた白々しい微笑み
美波さんは、この永瀬財地の
バカ正直を利用します。
顧客の家を訪れた2人。
自宅を売却して老後の資金を
確保したいという夫婦に永瀬財地は、
自宅は駅から遠く、近くにマンションが建設されて日当たりに影響することなど、
マイナス面も指摘して、
直ぐに売却するのは難しいと
バカ正直に伝えます。
それを聞いて夫婦は、
当然、気落ちした表情になります。
この表情を待っていた美波さん。
(一瞬ですが、わずかに左の口角が上がってます。細かい表情の変化もこのドラマのみどころです。)
傍らに置いたバッグから
何かを取り出します。
「専門家(永瀬財地)の意見も踏まえたうえで、私はコチラのプランをおすすめします。」
バッグから資料を取り出して
説明したのは
「リバースモーゲージ」
自宅を担保に融資を受けることで
住み慣れた家を売却することなく
老後の資金を確保するという
光友銀行の金融商品を
勧めてきたのです。
(あれ…。どういうこと)
話を持ちかけて来たときは、
自宅の売却を検討している顧客と
説明していたハズなのに…
永瀬財地はここで、
美波さんに利用されたと
気づきます。
(まさか、榎本さん自分の金融商品を営業するために俺を利用したってこと)
自分の企みに気づいたらしい様子の
永瀬財地に美波さんこの顔
(あなたがデリカシー無いことしたからです)
第3話で傷つけられてから、
イケメン永瀬財地に仕返し
したかった美波さん。
ここぞとばかりに
ダメ押しするように
「永瀬さんもそう思いませんか」
どうしようもない永瀬財地は、
「そうですね…」
(メインバンク相手にNoなんて言えるわけないの解ってるくせに)
「もちろん。私も…こちらをおすすめ…」
「なんて1ミリもできないんですよっ」
祟りの正直スイッチが発動
美波さん思わず…
「はっ…」
驚きの声をあげて、
表情が固まってしまいます。
が…
正直の祟りが発動した
永瀬財地の暴走は止まりません
「榎本さんは耳障りのいいことしか話してませんが、リバースモーゲージがなぜリバースなのか解りますか」
「一般の住宅ローンは、返済すれば借金はどんどん減りますが、リバースモーゲージは逆に借金が増えていくんです」
「永瀬さん…」
怒りを押し殺した声で
永瀬財地を黙らせようとする美波さん。
ですが
そんな美波さんなどお構い無しに、
永瀬財地はリバースモーゲージ最大の欠点を指摘します。
それは、
「長生きリスク」
契約期間を超えて長生きした場合、
契約満了と共に一括返済を求められ、
返済できない場合は、自宅を失うこともある。
老後の資金の返済を求められ、
返せなければ自宅から追い出される。
それを聞いた夫婦は、
当然驚きの声をあげてしまいます。
「永瀬さん」
「ありがとうございます」
「ちょうど今からリスクに関して、ご説明させていただこうと思っていたんです」
美波さんは顔面の圧と
体当たりで永瀬財地を黙らして
なんとかその場を取り繕います。
が…
この後、
家にお孫さんがやってきて、
話は中断
永瀬財地をダシに使って自行の金融商品を
売り付けるという美波さんの目論見も…ご破算
なかむつまじい家族を見つめ…
ずに永瀬財地を睨み付ける美波さん
永瀬財地へ仕返しどころか、
正直の祟りの犠牲になってしまった美波さん。
永瀬財地は謝ります。
が…
「永瀬さんのおかげで全て台無しです」
怒りが収まらない美波さん。
そこに永瀬財地が…
「じゃ…お食事は…」
「行ぐわけねーべっ」
怒りがぜんっ…ぜん収まらない
美波さんに謝罪したのは、
福原遥演じる月下咲良。
なぜなら、
美波さんに「永瀬つれてきて
」と
言われたが連れてこれなかったから
関係無いハズの月下ちゃんに
美波さんは怒りをぶつけます
「あの人なんなの」
「急に言わなくてもいい事ペラッペラ話し出して」
「バカ正直ってより、正直なバカでしょ」
途中でしょうじきもんの大将が、
昔の永瀬財地の話を始めます。
が…
美波さんはこの顔
↓
後日、再び藤崎家を訪ねた2人。
自宅の売却を決めたと告げられた
美波さん。
覚悟していたものの
やはりショックな様子。
後を永瀬財地に頼んで帰ろうとします。
ところが、
庭の砂場を見つめていた永瀬財地が、
「榎本さんお待ちください」
突然、正直スイッチが発動
「絶対に売ってはいけません」
光友銀行さんのリバースモーゲージを
利用するべきと言い出したのです。
アレルギーのお孫さんが
安心して大好きな砂遊びができる環境、
奥さんがお孫さんと心から
触れあえる環境。
それを考えたら、
この家を売るべきではない。
永瀬財地は、
自らの利益を無視して、
顧客の将来を考えました。
「幸せの形は人それぞれです。」
「私は、お孫さんのためだけでなく、奥様のためにもこの家を売るべきではないと思います。」
登坂不動産の儲けがゼロ
つまり、
永瀬財地の営業成績が
無くなる事を心配した
藤崎夫妻に…
「いえ。私たちは物件を右から左に仲介しているわけではありません。」
「家を通じてお客様の人生を豊かにする。その手伝いをすることが不動産屋の仕事ですから。」
採算や営業成績を無視して、
嘘偽りなく誠実に顧客と向き合う
永瀬財地をみた美波さん。
↓
胸を打たれます。
しかし、
登坂不動産に戻った
永瀬財地に…
「はぁぁぁぁ」
「あのな売りたいって客に、売るの止めましょうって説得する不動産屋がドコにいるんだよ
」
「バカかお前バカなのか
」
部長の激怒が襲いかかります。
(月下ちゃんも煩そうに耳を塞ぎます)
ところが
次の場面に登場したのは、
必死の形相で全力疾走する美波さん
永瀬財地を捕まえた
「ちょっと…お時間頂けますか」
なぜか
この夫婦がやってきたから。
自宅の売却を決めたのです
「あなたなら信頼できます。」
娘さんの訴えを聞いて
初めて親子向かい合って
本音を言えたと喜ぶ
藤崎夫妻は、
自宅の売却だけでなく、
娘夫婦の家に近い賃貸物件の
仲介も依頼します。
永瀬財地の「正直」(=本音)での営業が
認められたのを目撃した美波さん。
(別室で会話は聞こえないハズなのに、感動してもらい泣き寸前の月下咲良)
このときに、
永瀬財地の「バカ正直」は、
「デリカシーの無い暴走」
ではなく、
「裏表なく、他人と本音で向き合う」
ものだと理解します。
帰り際、
美波さんの成績につながらなかったことから、
謝ろうとする永瀬財地に
美波さんは…
「いえ。」
「むしろ、前よりもっと永瀬さんのこと知りたくなりました。」
「これから本気で行きますので、覚悟のほどを。」
「へばっ」
永瀬財地を
「気に入らないイケメン」
から、
「人生を共に過ごしたい結婚したい相手」
に変わった事を
「覚悟」という言葉と、
本音のときに出てくる
秋田弁の「へばっ」で
示します。
ただ…
永瀬財地には分からないので
(「へばっ」って…)
「どういう意味…」
その気持ちは、
この段階では伝わってません
このあと、
美波さんは、
永瀬財地GETに向けて暴走します。
しかし、
永瀬財地との距離を縮めることに
8、9話で苦労します
次回は、
美波さんの暴走
努力に注目します。
↓
初回から第7話までの榎本美波さんはコチラ
↓
第9話での美波さん。
最終回の美波さん。
(こんなによく書いたな…)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
↓