大好きなおじいちゃん。
2014,03/07、10:08に私の大好きなおじいちゃんが、この世を旅立ちました。69歳。酸素は吸っていたけれど、それでも元気だったおじいちゃん。2月下旬頃に意識不明になり入院していました。でも、どんどん良くなってたんです。「わし、まだ帰らんの?」って言うから「もっと元気ならな帰られへんから、はよ治してよー?」って話しかけてたんです。そんな会話をすると、力強く頷いてくれてたんです。治療室から個室に移り、大分回復してたんです。けど、昨日急変して、そのままでした。その日は朝からお母さんが病院行ってて、「また後で来るからな、頑張りよー」って声かけて、家に帰るなり5分もしないうちに病院から電話が。私は仕事中で、なにも終わらせないままに事務所へ戻り、支店長や事務員さんの顔を見るなり泣き崩れました。支店長が車で病院へと送ってくれ、やっとじいちゃんの顔を見ましたが、ただ寝てるだけにしか思えなくて。でも、いくら声をかけても起きなくて。まだ体は暖かいのに、って。意識もあるのに延命治療なんて言葉を出した病院だから、病院が殺したんじゃないかと思った。何かミスを犯したんじゃないかって。あんな病院に当たった時点でダメだったんじゃないかって。担当の医師が挨拶に来たとき、叫びたかった。ミスはないって信じたいけど、お前らが殺したんやろって、怒鳴りたかった。でも、声なんて出なくて。睨むしかなかった。じいちゃんの顔を見る度、後悔が溢れてしまって悔しくて。初めに入院したときは毎日行ってたのに、ちょっと良くなってからは、仕事でしんどいからとか風邪で行けなかったりとかでほとんど行ってあげれんくて。おじいちゃん、待っててくれてたんかなって思ったらほんまに、ごめんなさいって。月一で、一緒に病院についていってた。酸素くわえてゆっくり歩くじいちゃんのスピードに合わせてのんびり歩いたり。「ちょっと車椅子取ってきて」ってじいちゃんの願いで、猛ダッシュで車椅子を病院から借りに行き、猛ダッシュでじいちゃんの所に戻ったら、「そんな走らんで良かったのに」ってふにゃって笑うじいちゃんの顔。そんなん、じいちゃんの為ならうちは走るもん。「乗り心地悪いなぁ」って言うから「じゃあうちが電動の車椅子買ったるからな」って返したらうんって頷いてくれて。病院付いたら、「ブラブラしてきてもええで?」って言ってくれたり。この前は診察終わって帰る前に、一緒にカフェ入ってうちはケーキセット、じいちゃんはコーヒー飲んでご馳走してくれたり。いっつも同じショップの前で休憩がてら立ち止まって、「服見ておいで」って言ってくれて。ガラス越しに服を当ててじいちゃんに見せたら、笑ってくれて。いつも何も買わずに出てくるうちに、「良いのんあったか?」って。「あったけどなぁ」って言ったときには「買ったら良かったのに。おばんにお金もらっとうやろ?」って気にしてくれて。電車乗る前に、いっつもパン屋さん入ってパン買って。ばあちゃんの分も一緒に選んだりして。家ついて買ってきたパン食べて。いっぱい食べてたら「よぉ食うなぁ。こんなよぉ食う子、誰の子や」っていっつも良いながら笑ってて。帰りしなに「また来るわ!」言うたらおうって。「ありがとう」って。成人式の振り袖姿を見せに行ったときは、「なんや、今日七五三か」ってふざけて笑って。でも、後から「綺麗なったなぁ」って言ってくれてたり。うちがメイクしてたら、すっごい笑顔で「何しとん」って。ばあちゃんが「あんな未熟児で小さく生まれた子が、もうこんなにおっきなってんなぁ」って言ったら嬉しそうに頷いてくれて。「ひ孫見せるから待っとけよー!」って言ったときにも嬉しそうに頷いてくれて。じいちゃんは、うちの前で笑顔しかなかった。めっちゃ優しいおじいちゃん。最期を見てあげれなかった。しんどいからとか言ってないで、もっと会いに行けば良かった。悔しい。ごめんな、おじいちゃん。ホンマにごめんなさい。そして、いっぱいいっぱい、ありがとう。ホンマに大好きでした。ずっと、ずっと笑顔や声も忘れない。じいちゃんの孫で良かったよ。何回言っても言い足りないけど、本当にありがとう。ずっと、ずっとずっと……。大好き。今までいっぱい苦しかった分、天国に行ってゆっくりしてな。ホンマにありがとう。