2月8日(水)は初午であった。京都伏見稲荷大社は賑わいを見せたであろう。産経新聞の漫画「ひなちゃんの日常」も初午のかわいいお話だった。初午の時はお稲荷さまは晴れ晴れしている。お稲荷さまといえば、今年正月お参りした、乃木神社を思い出す。「乃木将軍特別崇敬の赤坂王子稲荷神社」が、乃木神社内にあった。将軍が日夜心をこめてお祈りになった稲荷さまとの事である。乃木将軍ほどの方が崇敬されていたのだから、お稲荷さまというのは尊い存在なのであろう。以前、神道家の伊藤春夫氏の著書「古神道にみる神心の奇蹟」(中央アート出版社)を読んだが、お稲荷さまの記述が印象的であった。以下略記載。"お稲荷さまは「豊穣」の神、つまり「繁栄」の神。本当の豊穣とは、物・心ともに豊かさを持ち合わせていること。人が善なる心で動くときお稲荷さまは大抵の願いはかなえてくださる。人間にとって最も身近な眷属神であり、お使い役。人とお稲荷さまはある意味、一心同体。先祖と共にお稲荷さまをお祀りすることで、お稲荷さまの地位も向上していく。私達はまず、身近な神からお祀りする事が大事。最終的に私たちの心が宇宙の究極の神に到達すればよいと考えられる。"非常に純真で正直なお稲荷さま""くれぐれも非礼のないように" 初午にあたり、五穀豊穣とお稲荷さまの益々のご開運を謹んでお祈り申しあげます。
2月11日は紀元祭である(神武天皇即位・皇紀2671年)。神武天皇が、その昔九州からの遠征の後、大和で国開きされた。日本国建国のご聖業の神恩を感謝申し上げなければならない。その年は紀元前660年に相当するとされている。(実年は定かでない)。その当時、中国では東周の周王の治世の時代、春秋時代とも言われ、斉の桓公、晋の文公、楚の荘王、呉王の夫差、越王の勾践(こうせん)の五覇・諸侯が割拠していた。2月11日、奈良 橿原神宮では勅使参向のもと、11時より紀元祭が執り行われる。その4日後の2月15日は涅槃会(ねはんえ)である。(常楽会ともいい釈尊が入滅された日 )。お釈迦様を追慕し仏恩に感謝申し上げなければならな い。2011年は釈尊入滅後2497年である(あと、3年で没後2500年、どこかの寺で2500年大遠忌やるのだろうか?)(釈尊BC566~BC486)。釈尊の仏教は皇紀1212年(552年)に日本国へ伝搬(欽明天皇の代)、やがて日本神道の祭主たる天皇も釈尊の仏教に帰依される。まさに、仏教の大和的調和であり、神仏冥合の始まりであった。
願くは我れ設(たと)い過去の悪業多く重なりて障道の因縁ありとも、仏道に因(よ)りて 得道せりし諸仏諸祖 我をあわれみて業累を解脱せしめ、学道障(さわ)り無からしめ、其の功徳法門普(あまね)く 無尽法界(ほっかい)に充満弥綸(みりん)せらん 哀(あわれ)みを我に分布すべし(道元禅師 「正法眼蔵」の要約 「修証義」第二章懺悔滅罪より)
