7月9日、舟越桂さんの展示(前回の記事参照)を鑑賞したあと、
兵庫県立美術館の敷地内をウロウロして、
建築物や屋外の展示品などの写真を撮ってきました。
建築物や屋外の展示品などの写真を撮ってきました。
せっかくですので、兵庫県立美術館とその敷地内の写真などを
まとめておこうと思います。
まとめておこうと思います。
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兵庫県立美術館は2002年に誕生した美術館、
神戸市中央区の海寄りにある美術館です。
1995年1月に発生した阪神淡路大震災からの復興のシンボルとしての
意味合いも込めて完成した美術館なのだそうです。
意味合いも込めて完成した美術館なのだそうです。
最寄り駅は阪神岩屋駅が最も近いですが、JR灘駅から歩くこともできます。
阪急なら王子公園駅になるようですが、
少し遠いのでアクセスしにくいかもしれません。
少し遠いのでアクセスしにくいかもしれません。
自分は大阪南部在住、以前はJRで灘駅から歩くことが多かったですが、
阪神なんば線が開通してからは専ら岩屋駅を利用しています。
兵庫県立美術館には、自分は過去何度も足を運んでいます。
この美術館の特徴。
まず、常設がものすごく充実しています。
1970年に完成した兵庫県立近代美術館の所蔵品を引き継いでおり、
たくさんの所蔵作品から、近代美術を幅広く俯瞰することができます。
たくさんの所蔵作品から、近代美術を幅広く俯瞰することができます。
常設展示だけを目的に訪れても結構楽しい。
とくに小磯良平と金山平三のお二人については特別室が設けられており、
この2つの部屋だけでもみる価値ありです。
そして幅広いジャンルの特別展。
年間通して様々な特別展を企画しており、古典から近現代、洋の東西を問わず、
幅広い展覧会が開催され、漫画などのポップカルチャーの展示があるかと思うと、
幅広い展覧会が開催され、漫画などのポップカルチャーの展示があるかと思うと、
はたまた古代歴史に関する展示もあるという、おそらく近畿圏では最も
「懐の広い」美術館なのではないかと思います。
「懐の広い」美術館なのではないかと思います。
ちなみに、このブログを始めてからでいうと、前回の舟越桂展を含め、
自分は兵庫県立美術館には計7回訪れています。
ブログを始めて3年と3か月ですので、ほぼ年2回は訪れているということになり
結構なハイペースです。
せっかく数えたので(笑)過去記事のリンクを張っておきます。
・奇跡のクラーク・コレクション展
http://ameblo.jp/0-leporello/entry-11550257733.html
http://ameblo.jp/0-leporello/entry-11551636598.html
http://ameblo.jp/0-leporello/entry-11550257733.html
http://ameblo.jp/0-leporello/entry-11551636598.html
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さて、この頻度で兵庫県立美術館に訪れている割には、
自分は意外と敷地内をくまなく歩いたことがありません。
自分は意外と敷地内をくまなく歩いたことがありません。
ということで、今回は少し敷地内をウロウロし、写真を撮ってみることにします。
兵庫県立美術館の建物の設計者は安藤忠雄さん。
現在、東京の新国立競技場のデザインを決定した審査委員会の委員長として
何かと評判の悪い(?)方ですが、この方の建築は結構面白く、
コンクリートそのままの外壁でありながら、不思議と「和風の静けさ」とでも
言うような雰囲気を醸し出している建築が多く、面白いです。
言うような雰囲気を醸し出している建築が多く、面白いです。
自分は建築にはそんなに詳しくないですが、安藤さんの建築はその特徴から
固定ファンも多いと聞きます。
固定ファンも多いと聞きます。
5年前に閉館した大阪港のサントリーミュージアムも安藤さんの作品です。
外観はこんな感じ。
阪神岩屋駅から南に向かい、美術館の前の通りの歩道橋の上から
撮影したものです。
撮影したものです。
この美術館の屋上には「美かえる」という、かえるの像があるのですが・・・。
この日はどういうわけか、かえるくんは不在でした。
ちなみに、かえるくんはこんな姿です。
この写真は兵庫県立美術館のページよりお借りしました。
どうもこのかえるくんがいないと、兵庫県立美術館に来たという
感じがしません(笑)。
感じがしません(笑)。
兵庫県立美術館は海に面した美術館、
入館は通常山側からですが、海側から入ることもできます。
海側から撮影するとこんな感じ。
何やら変わった子がいますが、この子にはあとでもう一度登場してもらいます。
海の方には高速道路と対岸の埠頭が。
この美術館、結構敷地が広くて、ウロウロしていると楽しいです。
入り口付近。
手前の円柱内には美術館の宣伝映像が流れています。
その他建物の様子。
ところどころ植物がコンクリートに絡みついています。
駐車場への入り口はこんな螺旋階段になっています。
螺旋の下から見上げたところ。
階段とスロープ。
建築物によって切り取られたお空。
建物によって切り取られた山側の風景。
屋外ではいくつかの彫刻作品を鑑賞することができます。
有名な彫刻家、ヘンリー・ムーアやザッキンの作品があります。
・ゴスラーの戦士/ヘンリー・ムーア
・住み処/ザッキン
・上を向いた2本の線-30フィート/ジョージ・リッキー
美術館側から外のビルに向かって撮影してしまいましたので分かりにくいですが、
巨大なお箸のような2本の線が、フラフラと開いたり閉じたりしています。
上は開いたところと閉じたところです。
日本の作家さんの作品も。
・不在の中のかたち26/今村輝久
このコンクリートと石と植物の組み合わせの中に展示されると、
なんとなく枯山水を思い出してしまうような感じがし、面白いです。
・Sun Sister/ヤノベケンジ
先ほどの女の子。
つい最近完成した作品のようです。
ヤノベケンジさんはSFっぽいような、漫画っぽいような、
コミカルでありながらそれでいてある種の近代批判とも捉えられるような、
面白い作品を制作される方。
この子は漫画っぽい外観で可愛げがありますが、
何やら怪しげな凶器(?)を手にしているのが気になります。
ちなみにこの子はざっと5メートル以上はあり、結構巨大です。
スカートの下で雨宿りができそうです(笑)。
以下は向井修二さんという方の作品。
白いボートに何やら模様が。
詳しくは分かりませんが、一時的な展示のようです。
その他、館内には藤本由紀夫さんの「Ears with chair」という作品もあります。
椅子の横に2本の長いパイプが設置されており、パイプに耳を当てると
館内の様々な音が、普通に聞くのとは違った形で聴こえてくるという作品。
館内の様々な音が、普通に聞くのとは違った形で聴こえてくるという作品。
足音や館内の声などが、不思議な雰囲気で耳に響いてきます。
藤本由紀夫さんの、音を主題にした作品は面白いですね。
ということで、館内を歩くだけでも結構楽しいので、
お近くの方はぜひ訪れてみてください。
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さて、美術館を後にし、阪神岩屋駅に向かうと・・・。
駅が何やらカラフルに塗られています。
駅から出るときは気づきませんでした。
よく見ると何やらイラストが・・・。
かえるくんが描かれています。
どうも「美かえる」のイラストのようです。
何かのイベントなのかな・・・?
美術館の屋上に不在だったのは、イベントか何かで出張中だったのかも
しれませんね。
しれませんね。