昭和再発見

今密かなブームとなっている「昭和」。古臭くもあり懐かしくもあるが、

まだまだ捨てたものではない。

ちょっとした「昭和」の再発見や記憶が蘇えったものを日記にしたいと思う。



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女性政治家はダメなのか。
文春砲がまたも炸裂した。
山尾志桜里。
一体どうなっているのだろうか。女性議員。
出るわ出るわ。
稲田朋美
豊田真由子
上西小百合
今井絵理子
 
少し前なら
 
中川郁子  
谷亮子
畑恵
橋本聖子
佐藤ゆかり
田中実絵子
 
何故、女性議員はダメなのだろうか。
 
答えは簡単。
彼女達をスカウトしているのがオトコだからである。

10年近く前、
僕が何気に「さとう珠緒ってカワイイね」とつぶやいた瞬間、オフィスの女性スタッフが反応した。
 
「ダマされては行けませんよ」
「ええ!何のこと?」
女性スタッフ曰く、オトコたらしなのだそう。ああいうタイプはオトコには人気があるがオンナ社会の中では本質が見抜かれ評価がとても低い人物みたいである。
 
が確かにその後の彼女のタレント人生、良いことがない。当たらずしも遠からずと思えてくる。
前述の女性議員たち、異論がろうが皆、比較的カワイイ系で男好きのするタイプばかりである。
本当に能力だけでスカウトされたのかと思いたくもなる。

人類、永遠のテーマ。
「オトコはオンナがわからない」
「オンナはオトコがわからない」
 
つまり女性議員のスカウトは女性に任せるといいのである。
これは会社などの組織一般に当てはまる。
 
はい。これが結論。
 
何人かにこれを言った。
皆「そう。そうなんだよな」
意見が一致した。
 
「だから土井たか子みたいな口うるさい女性政治家が面接すれば良いんだよ」
 
土井たか子。
 
さらに今から遡ること25年ほど前、
僕は社会党某県連会長と話す機会を得た。
時は「おたかブーム」。
平成元年の竹下内閣消費税導入、それに続くリクルート事件発覚直後の参院選で大勝。
「山が動いた」
「やるっきゃない」
などのフレーズで土井たか子は女性初の総理大臣の座に王手をかけた。
ちょうどその頃である。
僕「おたかさんブーム、凄いですねえ。社会党の天下はもうすぐじゃないですか」
社会党某県連会長「ここだけの話、それは無理やね」
僕「えっ」社会党のお偉いさんの言葉だけに驚いた。
 
社会党某県連委員長「皆、土井さんがどんな人か知らんやろな」
 
僕「どんな人なんですか」
 
社会党某県連会長 
「俺がペーペーの県議会議員だった頃、その時の社会党委員長はあの浅沼さん(昭和35年、右翼の少年に刺殺された第3代日本社会党委員長・浅沼
稲次郎)やった。彼が当選挙区に遊説に来た時、俺が運転手をしたんや。
そんとき浅沼さん、「君、いいところに住んでるね。こんなに星ってこんなにキレイんだね」と言って自腹で秘書達と一緒にカツ丼を奢ってくれたんや。
若造からベテラン秘書も一緒。美味かったなあ。クルマを乗り降りするたびに「ありがとう。ありがとう」って。何かホント人柄が良かったなあ」
「それに引き換え、土井さん、先日、この県連事務所に入るなり「暑いわねっ。この事務所。クーラー付けてないの?で、今からどこで 話せばいいの?早く行きましょ!こんな暑い部屋に居たくないわよ」
「こんな人や。笑 これで天下が取れるわけがないわ」
 
その後、10年持たず日本社会党は事実上崩壊した。
 
そういえば、土井たか子も社会党幹部・成田知己(後の第7代日本社会党委員長)にスカウトされたのであった。
 
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文春、アッパレ!この出版不況にもかかわらず文春は国内の雑誌発行部数ではトップを快走。「国民的雑誌」はますます存在感を増している。

「週刊文春」は首位(2016年 日本雑誌協会 659,208部)。月刊の「文藝春秋」は5位(同 408,667部)である。
今ドキ「文藝春秋」みたいなA5判400ページを超える分厚い本が平均40万部を超えていることに驚きを禁じ得ない。
 
文藝春秋はあの「父帰る」で有名な作家、菊池寛が大正12年(1923年)自費で始めた同人誌。そのタイトル「文藝春秋」とは意外にも、もともと菊池寛が「新潮」に連載していたコラム名なのであった。
まさか新潮社も身内みたいな作家から後にライバルとなる雑誌が生まれるとは夢にも思わなかったであろう。
 
「文藝」に「春秋」とは何とも格調高い響きだ。春秋とは歴史を意味するが、
日本を代表する芥川賞、直木賞の創設と授与を行っている同社は文字通り日本の文芸の歴史を作ってきたと言える。
 
何せ創刊号からして凄い。
菊池寛
芥川龍之介
今東光
川端康成
横光利一
佐佐木味津三
直木三十二
 
など文学界のレジェンド達が寄稿している。
また「文藝春秋」の代名詞となっている芥川賞。
第1回の受賞者、石川達三、以来、井上靖、五味康佑、松本清張、吉行淳之介、遠藤周作、石原慎太郎、開高健、大江健三郎、田辺聖子、丸谷才一
村上龍など、受賞作は時代を反映する作品であり、後に国民的作家となったお歴々がずらり。
2年前には又吉直樹の「火花」で話題を呼んだ。
 
最近では文春砲などと呼ばれ、政財官学から芸能人まで暴かれる数々のスキャンダルは他のメディアからも常時マークされているが、今に始まったことではない。
過去、「文藝春秋」と弟分「週刊文春」は、現職総理大臣のクビを取り、野球界の超スーパースターを引退させ、完全犯罪を企てたとされながら見過ごされた保険金殺人事件の容疑者を逮捕に追い込んでいる。(その後、無期懲役を経て高裁で無罪との逆転判決が降り、最高裁で確定)
 
圧巻だったのは1993年の細川連立政権樹立であろう。
「文藝春秋」1992年6月号誌上で元熊本県知事・細川護熙が「自由社会連合結党宣言」を発表。
すべてを記憶している訳ではないが、僕は名文だったと思う。

特にラストが
「私はこの論文を発表するにあたり、成功の見通しがあるわけではない。しかし、やがてこの呼びかけに賛同して日本全国から大きなムーブメントが
起こることを確信している」というカッコイイ締めくくり方であった。
バブル経済が破たん。自民党一党独裁政権が
制度疲労を起こしていた折、ドン・キホーテと揶揄されたこの論文が出発点となり、わずか1年後に、
38年続いた自民党から政権を奪うことになるとは誰もが思わなかった。
ところが、、、この論文も細川氏が発売直前、急に気が変わって「やっぱり取りやめにさせて欲しい」と懇願。にもかかわらず文春側はこれを拒否。
最後はやけくそでそのまま全文が掲載されたことが明らかになっている。
 
何となく、その後の細川殿様政権の末路が彷彿とされる。
 
「文春」はよく左派リベラルの代表誌「世界」と対極をなす保守系誌と言われることが多いが、僕、個人的感想としては、自民も共産もなく、従来あまりにも日本のメディア全体が左派系思想に侵されすぎていたことの警鐘を鳴らしていたにすぎず、基本は「悪いものは悪い」「面白いものは面白い」という発想から編集されており、偏向した政治的イデオロギーはないと感じる。
 
さて、10年ほど前のことだ。
僕は仕事で文藝春秋社を訪れ同社女性スタッフと打ち合わせをしていた。
350名の総数精鋭主義で出版界をリードする同社は当然ながら最高レベルの人材が集まり東大卒の社員も多いと聞く。
その女性社員もいかにも聡明でとても論理的な話し方をしていた。
打ち合わせの内容をいちいちメモを取らない。
速記者ごとくすべてメモらないと右から左に内容が抜けていく僕にとっては驚きだった。
 
さすがは文春の社員は違う!
 
打ち合わせが終わった。
僕「では取材日時は●●日の午後2時とうことで」
文春「わかりました。では当日よろしくお願いします」
取材日の数日前、
その女性から電話が掛かってきた。
 
文春「ところで取材時間は何時でしたっけ?すっかり忘れちゃってすみません」
 
僕「!」  コケそうになった。笑
 
そういえば文春もたまには勇み足の記事やお茶目なものもある。
 
こんな人間味のあるところも人気の理由なのかも知れない。
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ポール・マッカートニーのライブを観た。4月29日のことだ。
これで3回目。恐らくこれが見納めであろう。
今回はアリーナ席だったっためポールまで約80メートルと過去2回と比べ最接近できた。

観客全員で大合唱の「ヘイ・ジュード」。
全く声は出ていなかったし、音程も怪しかったがそんなことどうでもいい。
ただそこにポールが居てくれればそれでいい。

自他ともに認める20世紀最大の音楽家。
ウォールストリートジャーナルによれば、彼は長らく1位の座を保っていたものの近年はマドンナに抜かれミュージシャン分野で世界2番目の資産家と位置付けられている。
 
純資産額6億6千万ドル。
739億円。
日本の東証1部上場企業の登録基準は純資産10億円以上かつ株式の時価総額が250億円以上であることから考えるとポール・マッカートニーはひとりで「上場企業」に匹敵する。
 
ストックだけではない。キャッシュフローも健在である。
フォーブスによれば2015年世界のミュージシャン年収ランキングでも17位にあたる5,150万ドル。
57億円。ちょっとした中堅企業ぐらいの売上を稼いでいる。
ミュージシャンたる職業。そんじょそこらのマトモな人間がする仕事ではない。
 
フレデイ・マーキュリー。
1981年(昭和56年)、誕生パーティを全米ツアー最中のニューヨークで行うことに決め、ロンドンから親しい友人たちを呼び寄せるため超音速旅客機コンコルドをチャーター。最高級ホテル「バークシャーホテル」スイートを全室借り切った。
そのパーティは何と5日間も続けられた。費用総額は1億円。
すべてフレディが支払ったのは言うまでもない。
 
エルトン・ジョン。
1970年(昭和45年)のデビュー以来、40枚以上のアルバムを発表し、グラミー賞
トニー賞、アカデミー賞を獲得後、1998年にはエリザベス女王から「ナイト」の爵位を授かり、今やサーとなった超大物ミュージシャン。
異常なまでの収集癖があるとされ、とにかく買い物が好き。食器、服、宝石、絵画クルマ、そしてトレードマークのサングラス。ツアー中のオーストラリアでカッコイイ路面電車を見た彼は電鉄会社と即買い物交渉。なんとイギリスまで船便で送って自分の家の庭に飾ったという。
 
キース・ムーン。
ザ・フーの元ドラマーでロック界隋一の変人。
物を壊すことが楽しみという、この素っ頓狂な男は当初、公演中、毎回ドラムセット、ギター、アンプを壊す「程度」で済んでいたが徐々にエスカレート。行く先々のホテルで乱痴気騒ぎと破壊を繰り返し、パトカーや消防車の出動も数え切れず、ほとんどのホテルで出入り禁止となった。
ほんの数十キロ先のパブまで酒を飲みに行くためだけにヘリコプターをチャーター。どうせ暴れるならその前に店ごと買い切ってと、オーナーに手付金を支払った上で大暴れ。ハチャメチャ人生を送った挙句
1978年(昭和53年」)9月、薬物過剰摂取により32歳の若さで逝った。
見事なまでの死にっぷりだった。
 
こんな酔狂伝がほとんどないのがポール・マッカートニー。
動物好きの彼はある時、ロブスターを食べに行ったまでは良かったがいけすにたくさん泳いでいるロブスターを見た瞬間、「かわいそうに」思って水槽ごと買い取り、すべて海にリリースしてやった。というのが僕が知っている唯一の逸話。
 
時に守銭奴と言われる所以か。。。
 
東京ドームでは真ん前に僕と同年代のカップルが。
ハンサムで夏物のジャケットにジーンズで決めたオヤジにミニのワンピースをまとい長い黒髪に大きな瞳の美人女性。
2人で踊りながら、時に抱き合い、語り合いながら楽しそう観ているではないか。
 
余談だが中年カップルを見かけた場合、それが夫婦かそうでないカップルか見分ける方法があるという。
 
友人のホテルマンがそっと教えてくれた。
「中年カップルがフロントに来るとする。そのカップルに会話があるか
どうか。会話がある場合は約7割。さらに2人に「笑顔」が加わればワケ有りカップルの確率は9割以上である」
 
「逆に言えば会話がなく、ましてや笑顔がないのが夫婦というわけか」
 
「その通り」
 
「笑」
 
確かにそうだろう。納得。再笑。
 
というわけで、大盛り上がりのカップルに目を奪われながらライヴを観るしかなかった。
2時間たっぷりとビートルズやウイングス時代のナンバーを聴かせてくれたが改めて思うのは誰もが知っているヒットナンバーの多いこと多いこと。
 
さすが、20世紀最大の音楽家である。
かくてアンコールのゴールデンスランバーが終了。
終わった。これでポールともお別れかあ。。。。
 
しーんとなった東京ドームで僕の前の席の素敵なカップル。
耳をそばだてて2人の会話を聞いた。
 
女性「ねえパパ、今日。子供たちも帰りが遅いみたいからどこかで晩御飯食べてから帰らない?」
男性「うん。電車混むから、水道橋西口あたりの居酒屋にでも行こうか」
すべては聞き取れなかったが2人がお互いを呼ぶ2人称は「パパ」「ママ」だった。
どうやら本物の夫婦らしい。
 
うーん、この公式がはずれるとは。。。
 
ポールの1週間前にドゥービー・ブラザースのライブにも行ったが、そんなカップルは一組もいなかった。
 
そりゃそうだ。

夫婦揃ってドゥービーのファンと夫婦揃ってビートルズ&ポールのファン。1000倍の差があるだろう。
 
そこがビートルズやポール・マッカートニーの大衆性。
誰も及ばない。
ポール大ファンの夫婦がそこに居てもちっともおかしくないのだ。
 
恐るべしポール。
 
こんなことを考えながら東京ドームを後にした。
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「やすらぎの郷」が好視聴率という。
TBSが撤退して以来の12時台の民放連続ドラマである。
脚本・倉本聡、主人公・石坂浩二を元妻・浅丘ルリ子、元カノ・加賀まりこ、さらに野際洋子五月みどり、八千草薫ら昭和オールスターが脇を固める錚々たる布陣。
テレビ朝日が「徹子の部屋」に続く平日お昼の時間(12:30-12:50)をシニアターゲットのシルバータイムと位置づけ他局に先駆けて新機軸の編成を行った。
朝、昼どこのチャンネルに変えても同じ映像が映っている不思議な現象が見られるニッポンのテレビ界。
お昼は主婦層だからお笑いかバラエティという決まりごとを打ち破る地上波では久しぶりの大ヒットだと思う。
かつて一世を風靡し、妻に先立たれた元脚本家が長男夫婦とうまく行かず行き場を追い求めていた時、「やすらぎの郷」から入居の誘いを受けた。
海を見下ろす絶景の斜面にひっそりかつ豪華に佇む「やすらぎの郷」はテレビ界に功績のあったものだけに入居案内が届く、謎めいた高級老人ホーム。家賃は原則無料で、そこには医療や健康関連施設、遊戯場からバーまで完備した至れり尽くせりのまさにユートピアである。
入居者は俳優や歌手、ミュージシャンや監督、脚本家なので気兼ねすることはない。
この老人ホームを舞台に「家族」「友情」「仕事」そして迫りくる「死」をテーマにユーモアを交えながら繰り広げられる。
僕も録画でチェックしている。それにしても石坂浩二は若い。元妻、元カノに囲まれたモテモテの役どころのせいかも知れない。男tるものいくつに女性にモテるということは嬉しいもので、弾けきった名演技をみせている。
そう言えば、昭和53年に同じテレビ朝日系でオンエアされたドラマを思い出した。
「亭主の家出」。
吉村昭が原作にしては珍しいコメディである。
こちらはもっと若く、小林圭樹扮する40代後半の一流企業に勤めるサラリーマンが仕事で疲れて妻と2人の子供が待つ家に帰宅すると妻の三ツ矢歌子が「あら、あなたお帰りなさい。
今日は早かったのね。てっきりお夕飯食べてくるんだと思って。今晩はごはんありませんよ」。
彼はその瞬間、家出を決起する。ちょうどその頃、行き着けの小料理屋で「亭主の館」(やかた)なる存在を知る。
そこは仕事や家庭生活に疲れた夫だけが入室を許される夢の館。
美人の係が食事や身の回りの世話をしてくれる。
朝夕、かつて自分の母親が作ってくれたようなニッポンの食卓に囲まれ、三つ指ついてお出迎え。
耳掃除や肩揉み、お風呂では背中まで流してくれる。
彼は思い切って訪ねた。久しぶりに本物の家庭の感覚がよみがえった。
今、ネットでこのドラマを検索してみるとキャストが凄い。
前述の小林圭樹、三ツ矢歌子だけではなかった
岸田今日子、森繁久弥、十朱幸代、杉浦直樹、榊原るみ、秋野大作・・・
昭和における昭和の大スター勢ぞろいだ。
その昔、ユートピアを追い求めてわざわざハイジャックまでして北朝鮮に向かった若者達が日本にいた。
当時一部のメディアではかの国が理想郷と報じられていた。
トーマス・モアの描いたユートピアは未来指向で人工的な西洋思想。

「亭主の家出」は会社の退出口まで迎えに来た妻と娘の顔を見た瞬間、主人公はあっさりと理想郷を捨て、帰宅を選んだ。
 
理想郷なんてどこにもありゃしない。
 
「やすらぎの郷」はシルバー世代が主役。今後どんな結末をみせるのだろう。
 
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稀勢の里を真ん前で観た。

大相撲春場所。新横綱誕生から奇跡的な逆転優勝となったこの場所、幸運なことにマス席一番前に座る機会に恵まれた。
大相撲の土俵前最前列から7列目までが「溜席=砂かぶり」。
この席は飲食と撮影は禁止。
その次が4人用のマス席となる。マス席は飲食と撮影が可能である。
 
相撲茶屋のサービスは想像以上だった。
お酒、枝豆、焼き鳥、お重の弁当、乾きもの、みかん。
到底食べきれない。

帰りにはショッピングバック一杯のお土産。
観戦というより花見の見物に近く、皆、ホロ酔い加減で顔が赤い。

(上の画像、たまたまテレビ観戦した友人が送ってくれた画像。自分はこの中のひとり)
 
地位が人を作るのだろうか。僕が観たこの日も稀勢の里は堂々としていた。

さてニッポン。
広告最大手の過労死問題で一気に火が付いた残業問題。
人間が生存するには
睡眠時間7時間。
食事時間、朝晩および入浴などで合計3時間。
最低、家にいる時間として10時間は必要である。
当たり前の話。
 
しかし、日本という国を考えてみよう。
面積はたった37万k㎡。中国のわずか4%弱。
資源ほとんどなし。
食料自給率、諸説あるが39%。
体格小さく平均身長(男性)170㎝と欧米に比べ10㎝低い。
こんな国が世界で戦うには「人一倍、頭を使い。人一倍働く」
以外にない。

日本人でノーベル賞を取った先生達。
残業時間なんて考えただろうか。
日本人でオリンピック金メダルを獲ったアスリート達。
練習時間に制限があっただろうか。
 
春場所の主役、稀勢の里は「春場所前」の雑誌Numberのインタビューでこう答えている。
「体の構造や筋肉の柔らかさ、元々の体格では外国人に及ばないし日本人には限界がある。そこで対抗できるものは何か?精神面しかない。だから自分は絶対休まない。ずっと土俵に立ち続ける」。
 
稀勢の里アッパレ!
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真田丸が終わった。
NHK大河ドラマ「真田丸」が18日終了した。昨今テレビがつまらなくなったが、これは面白かった。お金を掛ければ良いものが作れるというものではないが、オープニングCGや音楽からして予算が違う上に希代のストーリーテラー・三谷幸喜+視聴率男・堺雅人と完璧な布陣である。
真田幸村は武勇伝もさることながら、やはり豊臣家に奉じた「忠義」の人物であることと「一陣の風のような見事な最期」が人気の理由なのであろう。
「真田丸」で僕が一番印象に残ったシーンは第44話だ。
大阪冬の陣。

守備側の真田幸村が大阪城南に出城、いわゆる「真田丸」を築いた。
住吉にあった攻撃側の徳川家康の陣に守備側の情報が届く。
本多正信の嫡男・正純の書面に目を通すと、
家康の作戦参謀、
正信「敵の布陣でございまする」
家康「これは何じゃ?」
正信「急ごしらえの出城のようですな」
家康「誰が守る?」
正純「真田左衛門佐」
家康「さなだあ!また真田か!」
 
苦りと怒りの混じった内野聖陽の演技は素晴らしかった。

さて最近、僕は思う。
人間が何かを判断する場合、事実ではなく印象で決めている場合がほとんどだということ。
自分の要求や期待に応えられそうな印象。
 
それがすべてを決する。
 
塾、学校、部活、就職、結婚、人事異動に昇進昇格。
グルメ、ファッション、美容、医療、住居、クルマ、家電品、IT機器。
 
仮に偏差値、年収、身長、売上、馬力、燃費、スピード、サイズ、価格、出力、容量などのスペック(数値)が加わった場合でも最終的には「印象」で決められるのだ。
 
ブランドなどその最たるものであろう。
 
例えば時計だ。
どう考えても性能はクオーツ式か電波時計のほうが良い。
なのに人気があって高価なのがスイスブランドの機械式時計。
 
ブランド力=印象力
ビジネス一般において勝者とは印象の勝者である。
 
新発売、新市場、新組織、新工場、新社長、新ロゴマーク、提携、合併そして印象が株価に反映される。

さて「真田丸」においてこの「印象」を利用して9割方成功したものと完璧に成功したものがいる。
いずれも真田幸村のカウンターパートナーである。
 
ひとりは石田三成。
天下分け目の関ヶ原の戦いにおいて、わずか20万石程度の小大名が250万石のスーパー大名・徳川家康とどうやって戦えたのか。
三成など家康と戦うことすらおこがましい。
 
豊臣商会は業界2位の徳川物産を無理やり吸収合併して天下を取ったのも束の間、創業社長・豊臣秀吉が亡くなった。
この時、石田三成はせいぜい社長室長レベルの地位であった。
二代目・秀頼はまだ子供。徳川副社長の野望を見抜いていた石田社長室長は亡くなった豊臣社長の信頼も厚く、実力も備わっている前田利家専務と力を合わせられれば後任は前田社長で押せると踏んでいた。
ところが天下分け目の株主総会を待たずして前田専務が急死する。
直後、豊臣子飼いの部下、加藤清正、福島正則ら営業部門派と石田三成、小西行長らの管理部門派が対立。
徳川副社長はこの機を見逃さず、営業部門派を懐柔。自派に引き入れた。
続々と徳川になびく他大名。
豊臣家に忠義を誓う石田室長は絶体絶命のピンチに追い込まれた。
 
商会随一の秀才の彼は考えに考え抜いた。
「どうしたらあの徳川副社長に勝てるのか・・・」
 
彼はある真実に気が付いた。
例え錯覚であっても「人は勝てそうな」陣営に参画するということである。
 
ここから彼は知略、謀略、宣伝、あらゆる方法、手段を使って西軍が勝つ雰囲気を醸成することに成功するのである。
取締役東北支店長・上杉景勝、常務取締役西日本営業本部長・毛利輝元を味方に付けると雪崩を打って多くの大名が加わることになった。
 
結果、徳川派よりも数的優位を得るに至る。
彼の企てはほぼ成し遂げられた。唯一の失敗は関ケ原の戦いに負けたことだけである。

もうひとりは、もちろん徳川家康である。
数年前、同窓会に小学生の同級生N君がいた。
彼曰く「俺は先生からワルだと思われていたせいか、いつも何か事件があると怒られた。またお前か!その中には冤罪も相当あった」
人の印象とは恐ろしいものである。
 
先の家康のセリフ
「また真田かあ!」
 
確かに真田軍は上田城にて2度にわたり徳川軍を撃退している。
しかし勝者は幸村ではなくその父・真田昌幸によるものである。
幸村は大阪冬の陣までほとんど戦陣に立っていない。
つまり家康は幸村に対し、印象だけで「恐るべき人間」になってしまった。
それは父親のDNAかも知れないし、伏見城における幸村の仕事ぶりだったのかも知れないし、外見かも知れないし、話ぶりかも知れない。
 
家康は幸村の印象を第六感とし、対真田の入念な準備と対策を施した。

そして完璧な成功を勝ち取った。
印象こそが大事。
僕が演技上手と印象に残った役者は内野聖陽だった。
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北方領土返還交渉が12月、安倍首相とプーチン大統領との間で行われるという。
一体、その返還確率はどれくらいだろうか。
ロシアにおいて前任の大統領、メドベージェフは日露関係で
一切の領土問題など存在しない。との見解を取り続けたが、プーチンは違う。
昭和31年に日ソ間で交わした公式外交文書「日ソ共同宣言」に理解を示しており、今回こそは何らかの動きがあるのではないか。との日本側の期待につながっている。
日ソ共同宣言には両国で平和条約締結後に、歯舞、色丹二島返還がなされることが記されている。


(地図は外務省Webサイトから)

平和条約と二島返還を軸に水面下では丁々発止の交渉が行われているはずである。
四島一括論も根強いがあまりに現実離れし過ぎでこれは100%あり得ない。
夢から覚めて、文書化されている日ソ共同宣言に立ち返るべきだ。
事実、外務省からは色丹にいる約4,000人の住民に対する保証を検討しているという情報も漏れて来ている。(歯舞諸島に民間人はいない)交渉の場所は安倍首相の地元山口県が予定されており首相の気合の入り方が伺える。がそれもそのはず。かつて何度か試みた領土交渉と比較にならないほど今年の12月というのは絶好のタイミングである。

 

日本。
衆参両院で自公与党が3分の2を超え、高い支持率に支えられる安倍内閣。裏取引が跋扈する領土交渉において政権基盤が弱い首相など相手にされない。沖縄が返還されたのも、福田赳夫、田中角栄という強力な子分を従え、長期政権を築いた佐藤栄作だからこそ。その意味では現内閣は資格十分。12月で領土問題に目途を付け、余勢を買って来年1月の通常国会冒頭解散。東京五輪を自らの手で開幕を目論む安倍首相である。

 

ロシア。
支持率80%を超える圧倒的なプーチンの権力。国家の大きな方向性はすべて彼の胸先三寸で決まる。ウクナイナで欧米から四面楚歌。長い長い国境を接する戦略的パートナー中国は敵か味方か良くわからない。ならばわざわざ日本を敵に回す必要もない。お人好しの日本ならわずかな出費で大きな鯛を釣れるかも知れないのだ。

 

アメリカ。
ウクライナ問題が横たわる以上、アメリカはロシアと日本が抜け抜けと北方領土で手を結ぶのは許せない。ところが今、大統領選の真っただ中。11月の選挙の後、来年1月が新大統領の就任式となるスケジュール。
そう。12月はアメリカの政治空白期間なのである。

 

中国。
今から30年前、「中国は日本の北方領土を支持する」などと言っていたのがウソのよう。日本をイジメ抜くことが国家のガス抜きとばかり、あの手この手でこの交渉を邪魔しようとしている。
そもそもこの国との間に平和友好条約(※)があるなんて信じられない。この11月は5年に一度の共産党大会。
そして来年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が控え、閣僚など政府人事をそれぞれ刷新され、新指導部が本格的に発足する。ということはこれまたエアポケット入りだ。


チャーンス!
こんな機会はそうそうあるものではない。
わが国は「頼むから放っておいてくれ。これは日本とロシアの二国間問題なのだ」と主張する。

 

うん?
日本の主張に矛盾はないか?
北方領土では「ロシアとの領土交渉はわが国だけでやりますから」
と言いながら、
尖閣では「もし有事があったらアメリカさん、わが国を守って下さいね」と三国問題になる。

 

これがしたたかな二枚舌・日本の外交力なのだ。

 

というなら全く問題ない。
しかしながら僕には「甘え=過剰なる米国依存」にしか見えない。

多数の日本人はこう答えるだろう。


日米安全保障条約があるじゃないか。

 

1939年9月1日、ナチスドイツはポーランドに侵攻。援助条約を結んでいたイギリスとフランスは直ちにドイツに宣戦布告をした。

第二次世界大戦の始まりについて中学、高校の歴史教科書にはそう書いてある。


半分は正しい。
だが僕ならこう書くだろう。

 

1939年9月1日、ナチスドイツはポーランドに侵攻。援助条約を結んでいたイギリスとフランスは直ちににドイツに宣戦布告をしたものの、英仏軍は全く動かず、ポーランドは見殺しにされた。


英仏両国とも強いドイツと戦争をしたくなかったのだ。

 

条約など、強い相手に対しては効力がなきに等しいことは歴史が証明している。

 

アメリカが中国と事を構えるつもりなどハナからない。

 

やはり自分の国は自分で守る。国はそのための税金を徴収する。これが国家の基本であろう。


今が権力の絶頂にある安倍vsプーチン両者。
この12月に

「日本に二島返還される確率」


「尖閣で有事があった際、アメリカが中国に参戦する確率」
より間違いなく高い。

 

さて、結論。

「日本に二島返還される確率」はせいぜい10%。

 

良くてプーチンが「日ソ共同宣言」を再確認する程度で終わるのが
関の山ではないだろか。

その「日ソ共同宣言」も所詮は簡単に破られる儚い約束だ。

 

※以下、条文抜粋。噴飯ものである。
第一条
1)両締約国は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に、両国間の恒久的な平和友好関係を発展させるものとする。
 
2)両締約国は、前記の諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し及び武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。


第二条
両締約国は、そのいずれも、アジア・太平洋地域においても又は他のいずれの地域においても覇権を求めるべきではなく、また、このような覇権を確立しようとする他のいかなる国又は国の集団による試みにも反対することを表明する。
第三条
両締約国は、善隣友好の精神に基づき、かつ、平等及び互恵並びに内政に対する相互不干渉の原則に従い、両国間の経済関係及び文化関係の一層の発展並びに両国民の交流の促進のために努力する。
以下、条文続く


 

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田中角栄は「刑務所の塀の上を歩いているが内側には落ちない男」と言われた。
 
ストライクゾーンすれすれのストライクもあれば、すれすれのボールもあった。
 
ついに角栄も塀の内側に落ちる日がやってきた。

昭和51年7月27日午前7時。
暑い日だった。僕は3泊4日のサイクリング道中、ユースホステル食堂のテレビで
そのニュースを観た。
 
東京地検・松田昇検事が目白の角栄邸の門をくぐった。
 
松田「田中さんはいらっしゃますか」
 
角栄「松田君か」
 
松田「そうです」
 
角栄「今日は早いね」
 
松田「ゴルフに行かれてしまうと大変と思いまして」
 
角栄「電話1本もらえばこちらから出向いたのに」
 
堂々と捕まった。
 
僕が角栄を凄いと思うのは、人間これほどの逆境にこれほど取り乱すことなくカッコよく捕まれるものだろうか。

「外為法違反」容疑で角栄逮捕。
昭和51年2月5日、ワシントンから衝撃的なニュースが飛び込んできた。
 
米上院外交委員会(チャーチ委員長)は世界有数の航空機メーカー「ロッキード社」が自社商品トライスターの売り込みのためコーチャン副社長自ら日本を含む数か国の政財界で工作資金を使ったことが明らかにされた。
 
日本で使われた賄賂は約30億円。
黒幕・児玉誉士夫に21億、政府高官に5億。
 
政府高官とは誰なのか。

どうしたら「その名」が明らかになるのか。

この事件を簡潔に言えばロッキード社が民間大型旅客機トライスターと、軍用対潜哨戒機P3Cを日本に入り込むための疑獄事件であった。
 
●旅客機トライスター)ロッキード社→丸紅→全日空→政府高官
 
●軍用対潜哨戒機P3C)ロッキード社→児玉誉士夫→政府高官

実は当初、疑惑の目を向けられていたのは
 
児玉ルートの当時の自民党幹事長、中曽根康弘。
 
ところが児玉誉士夫は病気を理由に証人喚問を拒否し、すんなり受け入れられた。
 
それどころか以降、児玉ルートの解明は尻すぼみとなり不思議なことに全日空ルートだけに焦点が絞られた。
 
巨額の軍用機ビジネスよりも少額の民間航空機ビジネス収賄だけが解明に向かった。
 
きっと児玉富士夫を司法解剖することは日本のタブーであったのだ。
 
話を戻そう。
 
当時の三木首相は米上院に向けて書簡を送った。
 
「是非、その政府高官を教えてほしい。それが日本の民主主義発展に必要なのだ」
 
ところがフオード大統領から届いた返書は
 
「ノー」
 
アメリカは三権分立の原則から司法協力はするが、それを政治利用するのは許さない。というものである。
 
3月、日米の司法当局でその協力に関する協定が結ばれ、「その名」の入った書簡が日本に届いた。
ここにtanakaの名があった。
 
あくまでも司法サイド用である。

ここで三木首相は刑事訴訟法47条を持ち出した。
 
「訴訟書類は公判前であっても公益上必要な場合は閲覧が可能となる」
 
ところがコーチャン証言にたくさんの穴があり、証拠として不適なものであった。
 
6月、全日空、丸紅上層部から次々と逮捕者が出る中、証拠不十分なアメリカからの資料の穴を埋めるべく7月6日、7日ロサンゼルス連邦地裁において堀田力を代表とする日本の検察当局によるコーチャン氏への証人尋問が行われた。
 
証人尋問に際し、アメリカ当局は日本に条件を付けていた。
 
その条件とは「コーチャンを刑事免責すること」
 
日本の法律では司法取引は認められていない。
 
違法である。
 
そして任意取り調べもなく、元総理大臣が逮捕された。

確かに田中角栄に同情すべき点はある。
 
どうして司法取引が有効になったのか?
 
さらに、21億の賄賂を受け取ったものが掴まらず、5億の賄賂を受け取っただけが捕まったのは不公平ではないか?

前東京都知事。
 
いっさい法には触れてはいなく、ただセコイだけで糾弾されて辞任に追い込まれる現在。
 
そんな今、角栄がいたら。。。

30年ほど前の昭和の地図帳。縮尺5万分の1くらいの東京23区一覧図に個人宅が2軒載っていたことを思い出す。
 
言うまでもなく、ひとつは「角栄邸」であり、もうひとつは「鳩山邸」だった。
 
政治家とはかくも儲かるものなのか。
 
世界で一番高いとされるニッポンの国会議員の給料だが、現在、諸手当を入れてせいぜい額面年収3,000万円。
 
その程度の収入で総面積8,200平方メートル、約2,500坪の土地が所有できるはずかない。
 
議員を30年続けたとしよう。
 
・収入 3千万円×30年=9億円
 
・角栄邸「目白御殿」の地価 坪単価想定※ 200万円×2,500坪=50億円
 
※目白駅の公示価格 坪単価 約270万円
 
9億円の収入でどうして50億円の土地が買えるのだろうか。
 
存命なら角さんに聞いてみたいところだ。
 
今、角栄の功績と称えられている新幹線網だが、日本の大動脈である東海道、山陽に続き開業したのはどこであっただろうか。
 
彼の地元、新潟行き上越新幹線。
 
東海道新幹線の迂回経路として優先度の高い北陸新幹線(長野、富山、金沢を経由し、滋賀・米原か京都と連結)よりも「行き止まり」の上越新幹線が30年以上前に開業していたことに疑問を投げる人は何故か少なかった。
 

何しろ自分で新幹線のルートを決めてから、自分の会社にその土地を買い占め国に買い取らせる。
 
それは儲かっただろう。
 
関越自動車道。
 
角栄「目白御殿」の真ん前、目白通りを真っすぐ行けば、地元新潟県の西山町の実家まで、たった3回、曲がっただけで到着するという。
 
我田引鉄。我田引道。
 
今ならあり得ない。
 
僕の結論。
 
やはり田中角栄は所詮、昭和の政治家であった。
 
英雄伝説。
 
角さんは政治家よりもビジネスマンに向いていた。
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「田中角栄」に関する書籍、いわゆる「角栄本」が巷に溢れている。
角栄ブームだそうだ。
かつてあれほど叩きまくっていメディアが一転、彼を「昭和の名宰相」「希代の政治家」
にさせ、反角栄の急先鋒だったあの石原慎太郎にして「天才」と持ち上げて大ベストセラーにしている。

田中角栄の日中国交回復に反対して渡辺美智雄、中川一郎、森喜朗らとともに「青嵐会」を結成したのはどこの誰だっただろうか。

確かに田中角栄は生前、マスコミの激しい糾弾に対し、こう語っていた。
「結構、結構。彼らは書くのが仕事なんだ」。
この太っ腹。

これは長嶋茂雄にも通ずる。
長嶋も調子が良ければ良いで書かれ、不振になればあることないこと散々書かれたが、いつも「マスコミは書くのが仕事。全然気にしない」。

このあたりが両者、今も、メディアから支持されている秘訣なのかも知れない。


かくいう僕も「角栄本」が好きですでに10冊以上は読んでいる。

ひとりの人間としてこれほど魅力的な人物はいないくらいだ。

また彼の人間観察力やコミュニケーション能力は学ぶべきことは多い。

実際、田中角栄の演説は面白かった。

角栄「まあこのねえ、何か言えば労働組合っちゅうモンは週休二日、週休二日って言いますけどねえ、狭い日本の家にゴロゴロ夫婦が顔を付き合わせてますとねえ、どうしてもケンカになるんですよ」

聴衆「大爆笑」

角栄「今、東京のデパートではカブトムシが売られております。ワタシらの田舎は夏休み、裏山に上って木を揺さぶっただけでバタバタとカブトムシが落ちてくる。やっぱり子供は田舎育ちに限るんですよ。そうすれば週休二日なんて必要ないんですよ」。


聴衆「大爆笑」

しかしよく考えてみると、週休二日と田舎のカブトムシがどう関連あるのか意味不明なのである。


大体がこんな調子で支離滅裂だった。


彼の政治信条は素晴らしかったという人がいる。

ベストセラー「日本列島改造論」(日刊工業新聞社)は新幹線と高速道路を縦横無尽に張り巡らせ首都圏と関西圏に集中する人口と生産拠点、教育機関を地方に分散。ニッポン全体を標準化する構想だった。
昭和47年、角栄が総理に就任するや、早速この「列島改造」に取り掛かった。

しかし土地対策が全く欠如していた上に積極財政を取ったためたちまち地価が急上昇。資産バブルが発生したところに昭和48年、第4次中東戦争が勃発。
産油国がカルテルを組んで供給量を制限した。

「油断」

資源のないわが国に断末魔が襲う。石油価格が4倍以上に急上昇。

充満していたガスに点火。

さらに火に油を注ぐ結果となった。

待っていたのは「狂乱物価」と呼ばれるハイパーインフレが発生。

卸売物価指数年率90%!

消費者物価指数年率56%!

異常値である。

そんな中、角栄は何をしたのか。

公定歩合をわずか0.5%上げただけで、減税を行い、インフレに呼応するかのように公務員の給料を数十%引き上げた。

締めるべきときに蛇口をひねる真逆の政策。


そう、角栄は経済オンチだった!
この非常事態に際し、もはやライバルの安低成長路線論者・福田赳夫を副総理として内閣に迎え事態を収拾するしかなかった。

続く
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セブンカフェ。
ホットコーヒー、レギュラーサイズ100円(税込み)。





本当に美味い。

他のコンビニコーヒーと比べて、まずコクが違う。

不思議とまた飲みたくなる。もはや中毒だ。

これが登場し始めてからというもの、朝一杯、夕方一杯。
小市民たる僕の1日のささやかな楽しみである。

原価46円とネットでは飛び交っているが、僕が取材した結果、
20円台後半である。

2013年日経ヒット商品番付の「東の横綱」に認定。

その後、味は年々進化している。

年間7億杯とも言われる日本のコーヒー消費量の2%を占める勢い。

元祖100円コーヒーのマクドナルドを赤字に追い込み、
セブンカフェ・ドーナツとの連携プレイで都心部の
ミスタードーナツを次々と退店に追いやった。

セブンイレブンとイトーヨーカ堂。

いずれもトップに君臨するのは鈴木敏文会長だ。
昨年、とあるパーティで鈴木会長を見かけた。威圧感があるという感じ
ではなく、小柄でごく普通のオジサマである。
※引退を発表

あるとき鈴木会長はセブンとヨーカ堂、
同時に「日本で一番美味いせんべいを売れ」と指令を出した。

ヨーカ堂とセブンはいずれも仕入れ業者に「オタクが全国で一番旨いと思う
せんべいを持て来てくれ」と指示をした。

ヨーカ堂は取引業者から幾多のせんべいが届けられた中から一番おいしい
と思われる商品を選んで販売した。


一方、セブンはどうだったか。

集まった全国のせんべいの中から「焼き加減」「もち米」「醤油」「海苔」の
パーツごと一番美味しいものを抽出し、改めて組み直し販売した。

どちらが美味いか。言うまでもない。

セブンの食品はこの「因数分解」が強みである。

さて、セブンカフェ。

もちろんセブンが作っているわけではない。

このコーヒーの製造元は味の素ゼネラルフーズ(AGF)である。

美味さの秘密は「味の素」と何か関連があるではないかと推察する。

味の素。

1908年、東京帝国大学の池田菊苗博士が昆布に含まれるアミノ酸の
「うま味」成分であるグルタミン酸を発見。
このグルタミン酸ナトリウムこそ、うま味成分「味の素」の起源である。

「味の素」。すなわちグルタミン酸ナトリウム(MSG)を
例えば、インスタントコーヒーに少量の「味の素」を振りかけてみたら
いい。
コクが違ってくる。

まさに「味」の万能薬。

「味の素」は、現在、サトウキビから砂糖を絞った残りカスを
発酵させて製造されているが、かつては石油から生成されていたとされる。

昭和30年代後半、テレビが家庭に普及すると「昼ドラ」枠を中心にCMを大量投下、
爆発的に普及したものの、昭和40年代、人工甘味料の
代表格「チクロ(シクラミン酸ソーダ)」が健康に害があるとして全面禁止される
に至り、「味の素」も販売に大きな影響を受けた。

今なお、化学調味料に対する拒絶反応が強いのはそのせいである。

料理に化学調味料を使わないという人がいる。
ところがそんな人に限って、インスタントラーメン、かまぼこ、ソーセージ、
お菓子類をバクバク食べている場合が多い。
これら加工食品は、ほぼ100%、化学調味料が使用されている。

さて、問題のコクの正体は何なのか。

僕にもわからない。

セブンイレブンに取材しても「セブンカフェ」は豆以外の添加物はありません。との回答だ。

ただこのコーヒーには習慣性になる何かがある。

30数年前、兵庫県のとあるラーメン屋に連れて行かれた、

同期のA君曰「ここのラーメン、スプーン一杯の化学調味料を入れているのが
カウンターから見えてるんだけど、この味クセになるんだよね」


僕が今なお、もう一度、食べたいラーメンがこれだ。(今はないらしい)


柿の●、カップ●ード●、●ッポロ一●みそ●●●ン、ポテ●●ップス、
皆、定期的に食べたくなるのは何故だろう。


味の素は長年の研究によってコク味物質の工業化に成功した。

その「グルタミルバリルグリシン」は厚生労働省の食品添加物認可を取得した。

「グルタミルバリルグリシン」は、自然界に存在するコク味物質。
アミノ酸のグルタミン酸、バリン、グリシンが結合したトリペプチドで
甘味・苦味・酸味・塩味・うま味の基本味を増強するほか、味の厚みと広がりを
増幅させ、口当たりのよさを改善する働きをするという。

コーヒーには「苦味」「酸味」そしてコクも必要である。

化学調味料は一度に大量摂取すると、カラダに悪いことは間違いない。

しかし、これは化学調味料に限った話ではない。

塩、醤油、砂糖。すべてそう。


節度を守って飲みたいものだ。
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