先日整体院に来られた方は、アトピーで今までいろいろなことを試し、土佐清水の有名な病院にも行ったことがあるそうです。それでもなかなかよくならず私の整体院へいらっしゃいました。
北海道から土佐清水病院まで行くとは、並々ならぬことだと思います。
整体施術後に少しお話しました。私の妻もいたので、アトピーの話がたくさんできました。
その中で、私が一番言いたかったことをここに復習のために書いておきます。
病気とは傾向
私が酸っぱい食べ物は好きか?と聞いたところ、あまり好きではないと答えました。
私が、銭湯とかの水風呂に入るのは得意かと聞いたところ、苦手だと答えました。
病気とはその人の傾向なのです。
ちょっとした「傾向」くらいでしたら、個性とか、その人らしさとか、好き嫌いの問題でもよいのですが、その傾きが長い間積み重なったならば、病気となる可能性もあるということです。
「あなたが苦手だと思っていることに傾きを変えるヒントがある。」
このように伝えました。
人は自分の中にあるものを好む性質があります。タバコの影響が体の中にある内はタバコが欲しくなるものです。
アルコールの影響が体の中にある内は、アルコールが欲しくなるものです。
甘いものをよく食べている人は、甘いものが好きなのです。
薬が体内から抜けないと薬が欲しくなります。
保湿剤をつけている限りは、保湿剤をつけるのです。
体の中にあるものが欲しいという状態は、体の声とか、真我の声とか、子宮の声とか、そういうカッコつけたものではなく、理智の誤りと言います。
もっとイヤな言い方をすればジャンキーです。
真ん中を知らない者が、体の声とか、真我の声とか、子宮の声とか言うのは滑稽です。私たちは真ん中を知るために、苦手なことにも挑戦したり、喜怒哀楽使って様々な経験をするのです。
ちょっと話が逸れましたが、苦手なことにヒントがあるということです。
この場合は、酸っぱいものを食べることと、水風呂に入ることです。
そこでアドバイスしたことは、「クエン酸健康法」と「水シャワーの温冷交換浴法」です。
クエン酸健康法
クエン酸は万能薬です。ある医師が医師会で発表しようとしたところ、「クエン酸がすべての病気に効くことはわかっている。しかしクエン酸は安すぎるからダメだ。」と言われたという逸話があるくらいです。
クエン酸は体内の乳酸を再びグルコースにしてエネルギーに変換するときに重要な働きをします。このエネルギーの仕組みをクエン酸回路と言います。
筋肉のコリを取り、やわらかくします。酸っぱいものを食べると疲れが取れるというのは本当なのですね。
体内でアルカリ性として存在できるほとんど唯一のものがクエン酸です。酸性の血液を改善することで、多くの病気の改善が見込めるのです。
詳しくは→こちら
薬局などにクエン酸の粉が売っています。とても安いです。スプーンに1杯(約2グラム)をコップ一杯の水に溶いて、一日5回くらい飲むとよいでしょう。
水シャワーの温冷交換浴法
アトピーの人は、交感神経と副交感神経の切り替わりがうまくありません。
自律神経の働きが弱いということです。
これは免疫が弱いということと直結しているので、ひとつに免疫を上げることが重要です。
もう一つは、メリハリをつけるということです。
交感神経優位とは、緊張したり、激しく活動している状態です。
副交感神経優位とは、リラックスした状態です。
この二つにしっかりと差をつけることが大切です。
私は「振り幅を大きくする」という表現をします。
しっかりと日中に頭も体も使って、活動をするから、夜にしっかりと眠れるということですね。
この切り替わりを鍛える方法としてよくおこなわれている方法が、温冷交換浴法なのです。
やり方は簡単です。
浴槽で体を温めて、水シャワーを浴びる。また浴槽で体を温める。また水シャワーを浴びる。
これを数回繰り返すだけです。体調に合わせて出来る範囲でおこなうとよいでしょう。
自律神経を強化する以外に、血行の促進、むくみの改善、皮膚の収斂作用など、おまけでたくさん良いことがあるのでおすすめです。
アトピー性皮膚炎とは一つの傾向なのです。
その傾きを変えるヒントは、あなたが苦手なことの中にあるかもしれないのです。
柔軟運動が苦手でぜんぜんやっていないとか。
健康で元気な人を観察し、自分にできていないことを強化していくことが早道になります。
内海聡先生もよくおっしゃっていますが、本当に価値のあるものは適正価格なのです。
もしくはタダ♪