トークショーの内容紹介しちゃいます
黄色いぞうです こんにちわ!
コチラ でご紹介した六本木ヒルズ51階からの
景色を眺めながら、ランチをいただき、お話を
聞くスタイルの六本木ヒルズのランチョンセミナー
感想とお話されたことの内容なので、とても
長いです。あまりに素敵なお話が伺えたので
内容を覚えている限りシェアさせてもらいたいと
思います。戸田奈津子さんに興味のない方は
つまらない内容だと思いますが、おつきあい
いただけたら、とってもうれしいです
12時から1時間半の枠で、最初の40分でお食事を
いただき、そのあと講演を聴くというスタイルです。
お食事はこんな感じですね。
スタートにあわてて食べたので、写真にも
焦りが見えますね(笑)
リチャード・ギアはイタリアでは僕の声を知る
人はいないんだという。その真意は・・・
字幕という文化が日本以外にない。
つまり、ほかの国は吹き替えで、本人の声が
どうかなんて誰も気にしない。
東南アジアは俳優さんを雇うお金がなく仕方なしに
字幕という手段をとったり、カンヌでは吹き替えが
間に合わず字幕だったりするが、批評家ばかりで
普通の人が字幕の映画を目にすることはめったに
ないことなんだって。
日本人は識字率が高く、字幕にしてもハードルがない、
しかも、とても外国への好奇心や興味があって
その国の言葉の声が聞けるということで、外国を
感じ、感動する、そういう人種ゆえの文化らしい。
戸田さんはサブタイトルトランスレーターと名刺に
肩書きとして記しているけれども、世界中でも
数十名という特殊な職種なんだそうですよ。
識字率というお話をしましたが、最近の子供たちは
小さい頃から映画を見るという感動や習慣がないし
漢字を読めない人も多く、字幕ではスピードに
ついていけないから吹き替えがよい、と、吹き替えを
好む人が多いから、映画の感動がうまく伝わらない
ことが多いんだって。
映画人口を取り戻すということに今力を入れて
いらっしゃるそうですよ。
戦争で焼け野原だった幼少時代にみれた
映画は本当に華やかでいろんな世界があると
視野を広げてくれたりし、それにあこがれた。
映画があったから自分でも勉強したし、今日の
映画が最後になるかもしれないという思いから
英語をやってみることにしたそうなの!
女性には狭き門という言葉は、うそで、本当は
門なんてない壁に囲まれた囲いの中にいる、
とか、なかったそうです。
お顔の写真はこの日はNGということで、手のみ
書かせてもらいました。
技術的に英語がわかるわ。だから翻訳がしたいって
いう人がいるけれども、英語がわかるというのは
スタートラインにたったということ、らしいわよ。
1秒につき3~4文字しかつけられない。
しゃべっている間に読みきれる日本語訳をつくる
この技術がなければ翻訳にはならない。
訳が短すぎても消化不良で、これまたよくないらしい。
アンソニーホプキンスのとある映画のせりふが、
「If you don't go, when you do want to go, you'll
find you're gone.」という文章の訳に早口な彼の
翻訳はどう対応するかという投げかけに聴講生
の何人かがチャレンジしたけれども、ぜんぜん駄目。
直訳すると、「今行かなければ、行きたいと思った
時には君は死んでいる」という意味なんだけどね、
「やるときはやるっきゃない」と訳されたそうです。
意訳しすぎても、文章で言っていないことまでは
伝えることができない、ということで、先読みしない、
早とちりしないということが大事みたい。
映画の翻訳は1週間で一人で仕上げるんだそうよ。
キャラクタ~がぶれてしまうから。
映画の会社にやっとの思いで、入って、30を過ぎて
英語がしゃべることができなかったけれども
30歳過ぎてやっと入れたところで、あるときに
記者会見での通訳をやらされたところが映画の
仕事に急接近したターニングポイントだったそう。
コミュニケーションは英語が必ずしも達人である
必要はなく、もちろん大切なエッセンスではあるけど
その目的に対する知識、その人と話したいという、
その人の無効にあることを知りたいという情熱が
ないと、その気持ちまでも通訳をすることは
難しいのだとか。
最後にいろんな人から、今まで会った人たちで
誰が一番素敵だったか?という質問を多く
もらうけれども、TOPを維持する、あれだけの
足の引っ張り合いばかりの世界なのに、その
地位に君臨するということは、並大抵の努力
では維持は無理。
その維持をして、なおTOPにい続ける努力を
重ねる人たちに誰が一番だなんて選べない
そうです。その上で、ちょっとだけ裏話。
トム・クルーズとジョニーディップのお話。
トムは起きている間いつも120%のテンションで
生きているのだとか。エネルギーの固まりなような
人で、ファンをめちゃくちゃ大事にするんだそうです。
映画はKIDS(キッズ)と呼んで愛しているそうよ。
ジョニーはまったくもってその反対。
ジョニーは内にこもる人で、言葉を慎重に慎重に
選んで発する言葉には重みがあって、カメラの前で
どれだけその訳を演じきれるかということが大事で、
出来上がった映画や興行収入は気にならないらしい。
トムはスターで、ジョニーはアクターだ!と
そう戸田さんはおっしゃってました。
最後に一緒に写真が撮ってもらえましたが、私
ったら、醜いまでのデブさ加減にげんなりなので、
却下させていただきました。
ブログネタ:携帯電話よく見る?
参加中
最後まで読んでくれてありがとう
でわ、また、次の記事でお会いしましょうね
読み残しはな~い?最近の記事です。