日本の国家的戦略の不在 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

戦前、もしくは戦後から日本には「国家的な戦略」が不在なのかもしれない、とミーハー保守とグローバリズムという先日の記事の、ソウルメイト氏とのやり取りからぼんやりと思いました。

 

 

 

軍オタ、歴史好きの私としては上記の本を、ソウルメイト氏とのコメントのやり取りで思い出しました。と言うかほとんど忘れてたんですが(笑)

ただ私としては実は上記の本はまだ未読でして、民主党政権時代の普天間基地問題の時に、石破茂議員が国会質問の場で引用していた、とぼんやりながら覚えております。

読みたい本がどんどん出てきて困ってるんですけど、上記の「昭和16年夏の敗戦」もぜひとも読みたいなと。

 

さて、知っている範囲内で簡単にどのようなことが書かれているのか?といいますと、日米開戦前に日本中のエリートというエリートが、首相官邸裏の研究所に集められ、日米開戦をして日本は勝てるのかどうか?とシミュレーションした結果、このシミュレーションが原爆以外の、大東亜戦争の殆どを正確に予期していたというものです。

 

しかし研究成果は開戦直前にわかったことで、今更日米開戦は止められない!と日本は戦争に突入していったというようなことです。

勿論ながら例えば満州鉄道の権益、日露戦争での世論の不満、その他色々とターニングポイントとして語られるべきところはあるでしょう。

もしくは「負けるとわかっていても、やらねばならぬ戦がある」と言う意見もありましょう。

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しかし、当時の状況と歴史を持っても「国家戦略の不在」という事実は、かなり大きいような気が致します。

そして現代日本もまさに「国家戦略の不在」が、今そこにある危機として有るのではないか?むしろ敵を味方と勘違いし、だから有効な対策、政策などが出てこないのではないか?と思います。

 

つまりこうです。

現在は世界中が「グローバリズムというレントシーキング」に苦しんでおりまして、99%対1%もそうですし、移民問題もそうでしょう。

行き過ぎた自由貿易、過激な資本移動の自由、金融資本主義のクラッシュ、これらをつなぎ合わせていくと「主流派経済学の罪」も大きいのですけど、原動力になったのは政治からお金を引き出そうとしている、グローバル資本なのではないか?と思うわけです。

 

例えば日本では民主党政権時代にレントシーキングされた、太陽光発電。もしくは大阪で言えば水道事業の民営化、地下鉄の民営化、もしくは安倍政権で言えば農協改革とTPP。

既得権益と戦う!と言っていた政治家たちは、実は権益を公から企業に付け替えていた、売り捌いていたという訳です。

 

この企業が「日本企業」なのであればまだましですが、農協改革とTPPで特をするのは誰でしょう?

カーギルやモンサントと言った、穀物メジャーに違いないのは明白です。

(三橋貴明書:亡国の農協改革参照)

 

ではなぜこのように、日本国民の権益を外国企業に売り渡すのか?恐らく答えは、中国の脅威で、アメリカに保護を求めて、といった所でしょう。

つまり戦後の70年間、日本は国家として最も大事な「安全保障」という国家戦略を考えてこなかった訳です。

また経済に関しても情けない話で、1990年代に完全にグローバリズムに侵入され、失われた20年と言われ、20年以上も「間違いを振り返ることなく盲信しつづけた」わけですね。

 

そして世界が「グローバリズムヤバくね?」となっている最中に、未だに日本の有識者やらメディアやら知識人やら政治家やらは「自由貿易!」「規制緩和!」「構造改革!」「成長戦略!(それは戦略じゃない)」とか薄っぺらい言を弄しているわけです。

 

自称保守、ミーハー保守はグローバリズムの危険性にすら気づけ無い感度、左翼は激しく抵抗せねばならないはずが、自分たちが何だったのか?すら忘れている有様です。

 

要するにグローバリズム・新自由主義という大きな、生活を破壊する敵意に対して「一億総ポケーッと喰われるの待ってる化」しているような気がします。

(もちろん、少数ながら言説を広めるために、危機感を感じ頑張っておられる方々がいるのは承知してます)

ちなみに、そんな気がするのは何故か?というと、日本の企業は1990年代に日本式経営という、非常に優れた経営をしながら、グローバリズムが流行ると即座にそれを捨て去ってしまったわけですから、そんなに間違いじゃないでしょう。

(つまり日本式経営に確固たる思想、信念がなかったわけでしょう。少なくとも1990年代には)

 

今こそ我々日本人は、しっかりと考えねばなりません。

安全保障をどうするのか?日本にあった経済とは?政治とは?果たしてそれは99%対1%に分断される、弱肉強食の社会なのでしょうか?否!と強く申し上げておきます。

新自由主義・グローバリズム、グローバル企業によるレントシーキングはまるでゾンビのごとくですが、どうしたら我々日本人の生活、暮らしが守れるのか?

 

一人ひとりが真剣に考え、見聞きし、考察し、行動していかなければ「かなりヤバい」と思います。

 

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P.S

特に若い人に申し上げたいのですけど、若い人は使い捨てにされるような社会です。わずか13万円の手取りでどうやって、自立して結婚できると言うんでしょう。

若者の◯◯離れ?収入がないのに買えるか!ふざけるな!でございます。

それを「自己責任」というならば、そんな社会のほうが「クソッタレ」な訳です。

 

SEALsみたいな浮ついた学生の「民主主義を知らないけど、民主主義を守れ」などという話ではなく、現在の生活を向上させるために、そしてそれを抑圧しているものが何なのか?と知るためにも、ほんの少しの空き時間に、ほんの少し色々見聞していただきたいと存じます。

 

そして「それ」が何であるか見極めて、ほんの少しで良いですから声を上げてもらえたらいいなと思います。

不詳オッサン・コテヤンも頑張るしね(笑)

 

コテヤンの好きなブログ紹介
進撃の庶民:毎日、気鋭の論客が政治、経済、思想に切り込む!コテヤン(月曜担当。気鋭じゃないw)も寄稿メンバーの一人です。影法師氏の進撃の朝刊も情報盛りだくさん!
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コテヤンの尊敬するブロガーの一人&先達です!コテヤンがファンって相当やで?

リベラル速報:動画でもお馴染みカツトシ氏がまとめサイト始めたようです。
クールなまとめブログを期待してまっせ~!(名前はリベラル速報ですが、特段左翼というわけではないようです。ネトウヨへのカウンター?)

 

 

本日の男の料理~男のも豚もやし炒め!~

はい、若い時の一人暮らしで一番お世話になるのがもやしでした。

他にもキャベツ、じゃがいも、鶏肉、卵、玉ねぎ、豆腐、食パン等々。ココらへんは定番でお世話になるかと思います。

豚肉はグラム100円以内で買えるものですし、あの頃の事を思い出して豚もやし炒め!

 

材料

・豚肉こま切れ

・もやし

・ニラ

・サラダ油

・塩コショウ

・ウスターソース(醤油と日本酒でもOK)

・本だし(顆粒和風だし)

 

1)豚肉は軽く塩コショウをして、ボールで混ぜておく。もやしはさっと洗ってザルで水切り。ニラは5cm程度にカットしてもやしと一緒に入れておく。

 

2)フライパンに油を引いて、煙が軽く見えるまで熱します。豚肉投入して、さっと炒めて火を通し、もやし&ニラ投入。しっかり混ぜて炒めるか、鍋を返して炒めてくださいね。

 

3)しなっとしない内に、塩コショウ、本だし、ウスターソースを適量ずつ投入して、さっと炒めて出来上がり!

もやしを入れてから、炒め過ぎないことがコツですよっと。

 

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