参院選を終えて今後の日本のために | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

参院選では与党大勝利、という結果になってしまいまして「あちゃ~マズいな」と言うのが正直な感想です。

 

おおまかに言いますとこれで安倍政権は、フリーハンドでグローバリズム・新自由主義的な政策をやって行けてしまうのではないか?という危機感がかなりあるわけです。

そして野党のアベノミクス批判ははっきり言って「お粗末」であり、野党の経済政策というのもお粗末だった結果として、このような現状になったのだろうと思い、野党向けに経済政策のレクチャーというか提案をしたいなと思ったわけです。

今後2年間じっくりかけて書いていこうと(笑)

本日は総論的にまとめていきます。今後はその詳細などを散発的に「こうしたらどう?」と書く機会もあるかと思います。

 

さて、まず第一にいい加減に政治家は「グローバリズムの恐ろしさ、脆弱性」を認識するべき時期であろうと思います。

資本主義というものが「将来への不確実な投資」によって成り立つものである以上、資本主義そのものが不安定性を内在している、と仮説を立てたのがハイマン・ミンスキーの金融不安定性仮説です。

経済学界ではこのハイマン・ミンスキーの金融不安定性仮説を2008年までほとんど無視してきましたが、2008年に何が起こったのか?を考えますと、この仮説の重要性が理解でき用というものです。

 

そして資本主義が不安定なものである以上、政治が安定性を確保するための各種施策をしなければならない、というのは当然すぎる帰結です。

逆に世界にグローバリズムが広まりだした1980年以降、この手の金融危機と言うのが頻発し、常に世界経済を不安定化させてきたのがグローバリズム・新自由主義という商業イデオロギーである、と認識を持つべきだろうと。

 

さらに既存の経済学では「イノベーション」「技術革新」が起これば経済発展する!と強弁しますが、その主流派経済学の規制緩和路線、構造改革路線は社会の不安定化を招き、企業の短期視点での儲けを強要し、長期視点を奪うものでありますので、そうするとむしろ研究開発費などの投資よりも、流行に沿った商品開発が優先されることになり、むしろイノベーションの起こる土壌を壊している、と解釈することが可能です。

 

よくよく考えて見れば、企業間の競争を規制緩和で強化すると、むしろシェア争いに資本投入を傾け、値下げ合戦などの不毛な競争になる傾向が強いのは、商売人でしたら誰でも理解が可能かと思います。

そのような激烈な競争下でのんびりと長期的な研究投資に費用を費やすのは「非効率的」となるためです。

 

更に言えば企業は生き残りがかかればかかるほど、企業にとって一番大きなコストを削減していく傾向にあります。つまりそれが人件費というわけですね。

このような土壌の中、環境の中でアベノミクスは政府が「企業は人件費を上げて!」等と言っても、ほとんど効果が見られなかったのはそのせいでしょう。

 

まずもって「需要」という要素、投資需要や個人消費が冷え込んでいるのは、上記のような環境だからだ、という視点をいい加減に持つべきです。

そして「規制緩和で国際競争力を!」などというものは単に「人件費を下げて国内需要を冷やすだけ」だといい加減に気づくべきです。

 

むしろ日本企業の国際競争力のアップを目的とするならば、国内でじっくりと研究開発出来るだけの余裕を持たせる環境、つまり需要がふんだんにある環境を用意する必要があります。

ではこれをどうやって用意するか?というと政府の財政出動以外に手はありませんし、単年度の財政出動などというものではなく、複数年度、少なくともインフレ率が2%程度になるまで続ける必要が出てきます。

 

ざっと述べましたが、上記のような認識に立つならばむしろ以下の様な政策が必要になります。

 

【保護主義的な貿易政策】

農業や弱い産業に対して、そして自国の安全保障に必要な産業に対してしっかりと関税をかけること。

これはいろいろやり方はあろうかと思いますが、例えばアメリカ型の輸出に対しての補助金の国内版、つまり国内で販売する場合の補助金なども考えられます。

明日が見えなくてヒーヒー言っている産業が、さらなる競争に晒されれば弱体化することは明白で、むしろ保護することによってのみその産業の強靭化が行われると思います。

 

【規制緩和ではなくむしろ規制強化】

ここでは労働規制の強化こそが必要なのではないか?と思っています。

サビ残、ホワイトカラー・エグゼンプションの廃止、残業規制の強化、5年~10年程度の期間で目標を定めての最低賃金のアップ目標、もしくは非正規雇用の規制強化による減少。

 

一番票にに結びつきやすい所ですし、民を安んじなくて何のための政治家やねん!という話です。

国民がまっとうな生活を送れて初めて、イノベーションなり技術革新なり日本の文化の発展なりがあるわけです。

日本文化が江戸時代に花開いたのは何故か?なんて少し考えれば理解可能な話で、クールジャパンだとかどーだとかアホなことを言う前に、その文化の土壌をしっかり作るのが政治家でしょうに。

 

【財政出動による国土強靭化計画】

財政出動の使いみちとしては分配、公共事業の2派あることは存じてますが、南海トラフ巨大地震などを考えると、今動かないと国民に甚大な被害が出ることは疑いがありません。

政府の使命が「国民の生命、財産を守ること」であるとするならば、震災大国の日本の国民を守ってきたのは紛れも無く「世界一厳しい耐震基準」によって作られたコンクリートの数々であるのは明白です。

この規制こそが日本国民を守ってきたわけですね。

 

そして近年の例で見てみますと、金沢新幹線が通ったことにより、金沢は活況を呈していると聞きます。

このように高速交通網の整備は人口の地方分散化を実現させるものであり、それは巨大地震に見舞われた時のリクス回避に繋がるわけです。

 

無駄なハコモノがどーだとか、利権がどーだといいますけど、それって日本国民の命より大切なモノですか?

ある程度発生したとしても、日本国民のいのちを守ることのほうがよっぽど大事なことでしょう。

 

また日本のインフラは高度成長期にその大部分が作られ、既に更新時期を迎えています。これに対して我が国はこの20年間、公共事業を過激に減らし続けて更新を怠っている結果、インフラの老朽化でトンネルの崩壊、橋の使用ができない箇所等々、沢山の問題が出てきておりますし、これは物理的にそうならざるをえないので、今後も噴出するかと思います。

 

【研究開発費の大幅増加】

政治家が夢を語ることも仕事のうち、と思うのでしたらドローンの活用と開発、もしくはスーパーコンピューターの開発、その他基礎研究等々。

いくらでも研究開発で将来のイノベーション、技術革新を起こすであろう分野はまだまだあります。

こういった分野への積極的な国の投資というのは、我が国の将来の繁栄のためには欠かせませんし、夢のある話ですので票にも結びつきやすいでしょう。

例えばパワードスーツなどが開発されていると聞きますが、これは介護やもしくは高齢者の仕事にも非常に役に立つように思います。

 

 

日本にはまだまだ先人たちが残した遺産、インフラ、文化などが残っておりますが、そういったものをただ浪費するだけの政策ではなく、我々が将来世代に何を残せるか?を考えねばなりません。

ついでに言いますとプライマリーバランスなどという「愚か」な概念は今すぐ破棄するべきです。

内債、つまり円建ての国債は返す必要がありませんし、実際に金融緩和によって300兆円ほどでしたか?の国債が日本円に両替されてます。

日本円をいくら刷っても返す必要が無いように、円建て国債は返す必要が無いというのは、割と自明だと思うのですが…(笑)

以上は今回の野党の経済政策のあまりの稚拙さ、理解度の低さ、論点の作れなさに非常に残念に思い、またそれをど~にかしてもらわないと、今後も野党の低迷は続くことでしょう。

 

そうすると安倍政権はフリーハンドでグローバリズム・新自由主義的な政策を行っていくことになります。

私から言わせれば安倍政権の経済政策なんぞ、周回遅れのランナーとしか思えない時代遅れの古い議論ですが、なぜそれを指摘しないのか?と不思議でなりません。

※金融緩和だけは為替防衛で評価してますが、それもブレグジット等によってもはや風前の灯です。

 

野党議員が「政治屋」ではなく「政治家」であるならば、この提言をお読み頂けたらと思います。

また今後も散発的にですが、このようなテーマで書いていきたいと思います。

 

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本日の男の料理~チャーハンとスープ~

 

はい、本日はチャーハンとスープの簡単な作り方。

チャーハンはレタスチャーハン、スープは卵とワカメの中華スープ

 

材料(チャーハン)

・サトウのごはん(炊くのが面倒でしたので…(笑))

・人参

・ピーマン

・レタス

・ベーコン

・生姜

・サラダ油

・ごま油

・塩コショウ

・醤油

 

1)人参、ピーマンはみじん切り、ベーコンもカット、サトウのごはんはレンチン、卵はボールでかき混ぜておく。レタスは水にさらしてシャキッとさせて、水を切っておく

2)温めたご飯をボールに入れて、卵とまんべんなくかき混ぜる

3)中華鍋にサラダ油3、ごま油1の割合で投入し強火にしたら、生姜を油の中にすりおろす

4)焦げないうちにベーコン、人参、ピーマンの順で投入して炒める

5)卵と混ぜたご飯を投入してさっと炒めたら、塩コショウして炒めて味見。

6)最後に醤油を少々入れて味を調整してさっと炒めて出来上がり!

 

生姜の香味油になるので、それがいい味出しますよ~。焦げないようにしっかり鍋を振るか、頑張って炒めてくださいね。焦げそうなら中火でもOK。

具は多くし過ぎないのがコツ。

あとパラパラに仕上げるには、溶き卵をコメの一粒一粒にコーディングされるように混ぜること、油の量はやや多め…かな?と。

 

材料(卵とワカメの中華スープ)

・卵

・ワカメ

・ネギ

・味覇

・塩コショウ

・ガーリック粉末

・薄口醤油

・レモン汁

 

1)ワカメは水に戻しておきます。塩蔵わかめのほうが美味しいと思う。卵は溶いておきます。ネギは小口切りに。

2)鍋に水を入れて沸騰したら味覇少々、塩で味を整えて、コショウ少々。ガーリック粉末適量。薄口醤油少々。レモン汁は酸味が感じるか感じないか?くらい少なめに。隠し味。

3)卵を流し入れて3秒後にゆっくり混ぜてやると、中華屋さんの中華スープみたいに卵が綺麗にふわふわします。

4)火を止めてワカメ投入、ネギ投入して出来上がり!

 

ついでに昨日作ったイサキのアクアパッツァの写真。

 

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