世界の果てを想像し、創造した人たち
幸せの果てに何を掴んだか。
僕たちにはさっぱりわからない。
わからないから切望し羨望し、そして失望する。
自らの限界を見てしまった後には
何も残らないビリビリとした荒野。
せっかく積み上げてきた存在感も
底知れない真実の前にはミクロの一粒。
その一粒を飲み込みながら
僕らは前を向く。向かざるを得ない。
どんなに嘲り、冷笑しても
結局は同じ運命にひれ伏すもの同士。
喜劇の極みに直面するもの
直面に耐えられない事実。
カラリとした快晴が
見るに忍びない現実に変わる。
すべてが変わってしまった。
なんで僕は僕なんでしょう。
なんで君が僕じゃないんでしょう。
一卵性双生児はまったく同じDNAでなぜ違う人なんでしょう。
僕という自意識はどこからきたのでしょう。
そしてどこへ行くのでしょう。
宇宙はどこからきたのでしょう。
どうして宇宙があるのでしょう。
なぜ何にもないではないのでしょう。
あるの目的は何なのでしょう。
誰があるをつくったのでしょう。
ないからあるをつくるにはどうしたのでしょう。
神がつくったというのなら
その神はどこからきたのでしょう。
なぜ神はあるでないではななかったのでしょう。
すべての源はどこにあるのでしょう。
その源はどこからきたのでしょう。
宇宙ってありえない。
僕もありえない。
本当は何もないのかもしれない。
きっと何もないのでしょう。
取引先の超大手電機メーカーを仕事で訪問。
面白い話を聞きました。
例の携帯ゲーム機の漢字トレーニングソフトがありますよね。
学校でも使われているって大騒ぎになりました。
ところが、あれはまるまる大手広告代理店の「仕込み」。
どこかの伝手を頼って学校に試しに使わせてみて、
それを元に大量のニュースリリースをマスコミにうつ。
まあ、そこまでは考えられますが、
実はその前に用意周到にある情報を流していた。
どこかの調査機関にリサーチさせた
「日本人の漢字を書く能力が大幅低下」
という結果を、やはりリリースにしてばらまいたそうです。
そして思惑通り、多くの媒体のニュースとなった。
その上で、満を持して漢字ソフトの投入とあいなったわけですね。
昔の話だけどア○ヒ「スー○ード○イ」の「仕込み」も有名。
「爆発的に売れてます」「品切れ状態」などと、
莫大な予算をかけてマスコミに流し続け
そして本当に売れてしまった。
たまごっちもルーズソックスもみんなそう。
僕たちはマスコミに踊らされ踊らされ疲れ切って
そして年老いていくんですね。