きものでは行けないところ / 美しいキモノ夏号用スナップ撮影つづき

以前に記事にした、きものでは行けないところ→こちら

病院ともうひとつありました！そこは、射撃場


じつは家をでるときは、きものを着ていました
美しいキモノ夏号用のスナップ写真の撮影を、とあるところでしてからきたので、
このお洋服やブーツはあくまでも射撃用。風呂敷に詰めて持ってきたものです。


出先での着替えは大変ですが、着つけの手早さは特技なので(上手かどうかは別問題）
チャチャッと着替えて2パターンのきものでの撮影を済ませました～。
美しいキモノ2012年夏号5月19日発売をお楽しみに(o^-')b


普段きものを着慣れていない方が、きもの一式の準備をするのは、忘れ物がないよう
気が抜けず大変ですが、私の場合はお洋服一式を準備するのが大変σ(^_^;)

きものとお洋服では、下着から、足袋→靴下、ぞうり→ブーツとどれが欠けても困ります…
なので私は、お洋服を一度ちゃんと着てみてから脱いでひとつひとつ風呂敷に入れていきました。

『きものカンタービレ♪』はきものブログですので、お洋服のコーディネートの詳細は書きませんが、
ヘアバンドにしたのは京都永楽屋さんの鼓柄のガーゼ手ぬぐいです。


さて、きものコートによくつかわれる天鵞絨(ビロード)ですが、日本への伝来は、ポルトガルから
鉄砲が伝来した際の鉄砲が包まれていた布が天鵞絨(ビロード)だったといわれています。
その後、オランダ船よりもたらされた天鵞絨(ビロード)の中に、銅線が残っていたことがヒントになり、
織り方が解明されて、江戸時代の慶安年間から西陣で生産されるようになりました。
のちに西陣より長浜へ伝えられ、江戸時代末期には彦根藩によって手厚く保護されたのだそうです。
その後ジャガードによる紋織が始まり、天鵞絨(ビロード)の肌触りを着尺地に生かす工夫がされ、
輪奈ビロードのコート地がつくられるようになり、今に至ります。

私の散弾銃も天鵞絨（ビロード）の袋に入れられていました
※日本では、銃刀法によって自分の銃以外は撃つことができません。


射撃用のベストには、大きなマチのあるポケットがついていて、1ラウンド25発の弾が
入るようになっています。そして、肩口には銃のすべりどめの為に革のパット付。
きものの袂には弾が入りますし取り出しやすいので、いつかきもので散弾銃、撃ってみたい
っと思いましたが、袖が邪魔になって難しいかなあ…(-"-;A


昨年の長浜火縄銃大会 では、襷掛けで撃っていらっしゃいました。でもこれは反動が少ない銃、
しかも空砲なので肩付けしなくてもいいのでできるのかも。


クレー射撃とは、空中に飛ばしたクレーといわれる素焼きのお皿を散弾銃で打ち抜くスポーツ。
狩猟目的でされる方もたくさんいらっしゃいますが、私は皿を撃つ標的射撃のみです。
射撃歴は大学時代からなので、20年以上…。




きものとあまり関係がないお話で恐縮ですが、きもの生活していてもお洋服を着る場合
もあるということで、チラッとだけ('-^*)/