【あるあるシリーズ】それ、本当に心の問題?!(不足編) | 心と身体のライフスタイル「漢方」

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漢方は漢方薬だけでなく、心と身体からの声を読み解く智慧です。薬に頼るだけでなく、生活習慣や心の持ち方を見直すことで、あなたが本来の自分に戻り、健やかで美しく幸せに暮らす「わくわく養生」を薬を売らない薬剤師・国際中医師の藤巻祥乃がお伝えしています。

こんにちは。
薬を売らない薬剤師・国際中医師の藤巻祥乃(よしの)です。


 

ここ最近の個人セッションで

同じような話題が続いたことを

あるあるシリーズでお届けします。

 

 

あるあるシリーズとは、

私の個人セッションで
よく出てくる
あるある話を例に出して
いくつかの症状や不調を
取りあげているシリーズ。

 

 

第4回目は、

「それ、本当に心の問題?!」

 

 

不安感が強くなったり

そわそわと落ち着かないなど

心の不安定さの原因が

実は、身体の問題だった

なんて事が漢方を使って

体を診ていくとよくあります。

 

 

その原因となる

身体のバランスの乱れは、

細かくみていくと

人それぞれ違っています。

 

 

でも、そんな中で、

よくあるパターンが2つあり、

まず1つ目を前回の

記事で書きました。

 

体内に不要なもの

(老廃物)を

溜め込んでいる状態

 

↓詳しくは、こちらの記事

 

 

 

そして、もう1つを

今日は、書いていきます。

 

 

不安感が強くなったり

そわそわと落ち着かないなど

心の不安定さが起こる

2つ目のよくあるパターンは、

 

 

体内に必要なものが

不足している状態

 


こちらは、女性に多いのですが
身体や内臓を働かせる

生命エネルギーの「氣」や
精神を安定させたり、
栄養になる「血(けつ)」が

不足している方によく見られます。







それは、氣はその生命を守る
免疫力も含むので、足りなくなると
生物学的にも生存能力として
危ない物への感度が高くなり、
自分を守ろうとして

いろいろな事に敏感に反応します。


そのため、氣が普通に

ある人にとっては、

なんて事のない刺激にも

反応して心配になったり

不安感が出たりします。

 

 

例えば、

温度や気圧などの気候の変化

音や匂いなどの

環境変化などにも敏感に反応して

何となく心配になったり

そわそわとした不安感に

結びついてしまいます。




また漢方では、血(けつ)は

精神を安定させたり
鎮静させる作用が

ある事がわかっています。

 

そのため、体内の血(けつ)が

不足すると小さな事でも、

心が揺れたり

鎮静できなくなって

そわそわしてきます。


この漢方でいう血(けつ)が

不足している状態とは、
まず一般的な血液検査で

貧血の人が該当します。

 

 

しかし、一般的な血液検査で

貧血の値が出ない方でも
漢方でいう血(けつ)が不足

している場合があります。

 


それは、漢方では、

血(けつ)は、血液だけでなく

ビタミン、ミネラルなどの
血管を流れる栄養も含まれるから

一般の血液検査では、

通常、そこまで検査しないので

栄養不足が見落とされてしまいます。

 

 

わかりやすいパターンとしては

フェリチン(貯蔵鉄)が不足している

隠れ貧血が一般の血液検査では

見落とされてしまいます。

 

 

こういった血液中のフェリチン

などの栄養の不足も

漢方では、血(けつ)の不足になります。

 

 

それは、検査機器がない時代に
先人たちが何千年という経験を
積み重ねる事で確立された

診断方法があるからです。

 

 

このように体内に必要なものが

不足している状態という

身体のバランスの乱れでも

心の不調が起こります。

 

 

 

 

よく心の不調が出ると
自分が繊細な気質だから
どうしようも出来ないと
その辛い不調がある事を
諦めてしまう方がいます。

それは、本当に

もったいないなと思います。


なぜかというと、

そういう気質があっても
体のバランスを調えたら
不調が出なくなる

場合もあるからです。


正直、この氣や血の不足と
敏感(繊細)な性格は、
鶏と卵の関係のように
どちらが先かは、
わからない事も多いです。


どちらが先でも、結局、
そういう症状が出て、

氣や血の不足があれば、

あとは、調えればいいだけです。




氣や血が不足する原因は、
胃の消化能力や

腸の吸収が弱くて

体内に作り出せなかったり
子宮筋腫を持っていて
毎月の月経過多が原因だったりと
人それぞれ原因が違います。


しかし、漢方で身体を診て行けば

どのようになっているかわかります。

 


自分の心と身体の状態を知る事で
調える方向がわかり、
暮らしやすくなる事もあります。


ぜひ、漢方の体質診断をご活用ください。
 

 

 

 

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