まごころを、君に THANATOS | 闇鍋ハロウィーン

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漫画、小説(主にミステリー)等、好きなものについてだらだらと。
「あぁ、分かる~」とか「へぇ」と思って読んで頂ければ。
腐思考(嗜好?)なので、ご注意ください(^ω^;)

タナトスシリーズの2冊目、『パラダイス・クローズド』 の続編です。

1冊目が面白かったので、これはすぐに買って読みましたラブラブ


1冊目に続いて、魚蘊蓄が続くのですが、長い蘊蓄は『姑獲鳥の夏』 の中禅寺夏彦で慣れてるから大丈夫にひひ

あと、父が熱帯魚が好きで大きな水槽が家にあったからかもしれないですが、美樹の蘊蓄を長々聞いていると、ガーパイクも悪くなく思えてくるから、あら、不思議目

ガーパイクとは何かというと・・・


闇鍋ハロウィーン-ガー


こんな感じかお

水族館で見たことないですか?

他人様の画像を持ってくるのは抵抗あったので、拙いながらも描いてみましたあせる

鼻が長めでワニみたいな顔です。で、愛嬌あって、ちょっとかわいいニコニコ

淡水魚の薄暗い水槽にゆったり泳いでいると少々怖いんですけど、白い砂を敷いて、ポップな水槽にしたらかわいい気がするんですが、それは魚がかわいそうなのかなかおはてなマーク


と本題に。


前作の後の夏休み明け、真樹は自然科学部の坂本千草に水槽で死んだ魚の謎を解いてくれと頼まれます。

暑い中の魚の死よりも早くクーラーの効いた部屋に行きたい、やる気のない真樹と違って、魚馬鹿の美樹は真樹の電話で学校に駆けつけます。

自然科学部と縁のできた美樹は自然科学部のために、文化祭の出し物の内容を考える協力をしますが、

文化祭当日、爆発事件が起きて、死傷者が出てしまいます。


魚の話はストーリーに全く関係ないことはなく、後々、話に繋がってきます。

前作では、双子のそれぞれのカラーを見たところで、今回は弟・真樹の抱える心の闇のようなものが描かれてます。

真樹のキャラが気に入った私としては、最後の方はなんか読んでいて悲しかったしょぼん

怒って、余裕のない真樹という珍しい場面も見られます。


続きも是非読みたいんだけど、文庫化されているのは2冊だけなんですよねぇ。

困った。文庫派なのにあせる


まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス)/汀 こるもの

   作者:汀 こるもの

   出版社:講談社(講談社ノベルス)

   2008年5月