Blues Power

紫さんとkonamama♪さんがmixiのヴォイスでクラプトンとスティーヴ・ウィンウッドの来日ツアー決定というビッグ・ニュースを呟いてくれてました。

今年の11月17日から12月8日まで札幌・横浜・大阪・広島・福岡・金沢・名古屋・東京を廻るようです。

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6月最初の土曜日は快晴の夏日、午後から息子の大学の保護者会に出席して来ました。
Blues Power

長女、次女の大学時代にもこのような催しは多分あったと思うのですが出席したのは今回が初体験。

以前ちらっと記事に書きましたが、軒並み不合格が続いて完全に2浪を覚悟した末の最後の最後(震災の直前)に補欠から繰り上げ合格になった大学だった事もあって感謝の気持ちも込めて顏を出してみました。

大学のキャンパスや教室には久々に足を踏み入れましたが、中堅の私大のせいもあってこじんまりとしていて教授や大学側も学生や保護者と積極的にコミュニケーションを取ろうとしている点が好印象でした。

偶然ですが前々記事の「Faithless Love」、前記事の「Cry Like A Rainstorm」とリンダ・ロンシュタットがカヴァーした名曲の記事が続きました。

リンダは自分では曲を書かないかわりに、無名のアーティストの才能を発掘したり選曲のセンスについて定評がある事はご存知の通りです。

なので高校~大学時代のアイドルだったリンダ・ロンシュタットのカヴァーした名曲シリーズをしばらく続けてみようかなと思いますので良かったらお付き合い下さい。

実質的な3曲目となる今日はダン・ペンとチップス・モーマンが書いたソウル・クラッシックでThe Dark End Of The Street。

オリジナル・シンガーははジェイムズ・カーですが、僕は高校の頃にライ・クーダーとリンダ・ロンシュタットのヴァージョンをほぼ同時期に聴きました。


The Dark End Of The Street


At the dark end of the street
that is where we always meet
hiding in shadows where we don't belong
living in darkness, to hide alone

You and me, at the dark end of the street
You and me

I know a time has gonna take it's toll
we have to pay for the love we stole
It's a sin and we know it's wrong
Oh, our love keeps going on strong

Steal away to the dark end of the street
You and me

通りの暗がりで いつも俺たちは逢う
いてはならない場所に隠れて
二人きりになるために 闇の中で過ごす
俺とおまえ 通りの暗がりで
俺とおまえ

時は犠牲を求めるだろう
奪った愛の代償は 支払わなきゃならない
これは罪 正しくないことは二人ともわかっている
でも 俺たちの愛は どんどん強くなっているんだ
通りの暗がりに逃れて 俺とおまえ


まずは1967年に発表されたジェイムズ・カーのオリジナル。

許されぬ愛について切々と歌うジェイムズ・カーの歌声が心に沁みます。

James Carr - At the dark end of the street


続いてリンダ・ロンシュタットが1974年にリリースした5thアルバム「Heart Like A Wheel」に収録のヴァージョン。

ペダル・スティール・ギターが入ったカントリー風味のアレンジがリンダらしいです。

Linda Ronstadt - Dark End of the Street



続いてライ・クーダーのヴァージョン。

彼は1972年の3rdアルバム「Boomer's Story」と1977年のライヴ・アルバム「Show Time」でカヴァーしています。

今日は1977年のライヴ映像、スライドだけで見事な迄にこの曲の世界観を表現しています。

フラーコ・ヒメネスのアコーディオンも印象的です。

Ry Cooder - Dark end of the street



最後にフライング・ブリトー・ブラザースの1969年の1stアルバム「The Gilded Palace Of Sin」に収録のカヴァー。

グラム・パーソンズのヴォーカルをメインにしたこれもカントリー・ロック・タッチのアレンジが斬新です。

Flying Burrito Brothers - Dark End Of The Street




まだまだ数えきれないくらい沢山のアーティストにカヴァーされている名曲ですが、今回はこの辺で・・・。


You Got My Mind Messed Up/James Carr


Heart Like a Wheel/Linda Ronstadt


Boomer’s Story/Ry Cooder


ショー・タイム(ライヴ)<紙ジャケット仕様>/ライ・クーダー


黄金の城+1/フライング・ブリトウ・ブラザーズ