- スタジオのテイクとはまた違ったアーティストの魅力が発見できるLIVEアルバムが好きです。
「At Fillmore East/The Allman Brothers Band」「Rock Of Ages/The Band」「Waitng For Columbus/Little Feat」などLIVEアルバムの名盤をあげていくときりが無いがこのアルバムもとても大好きな1枚。
ライ・クーダーが1977年にリリースした6thアルバム「Show Time」。
南部の国境に近い場末の小さな酒場で演奏しているかのようなジャケットの雰囲気そのままのリラックスしたLIVEを楽しむ事が出来ます。(画像が暗いのでクリックして拡大してみて下さい)
実際には前年にリリースされた「Chicken Skin Music」のプロモーション・ツアーとして1976年12月14日、15日にサンフランシスコのGreat American Music Hallで行われたLIVEの模様が収録されています。
「Chicken Skin Music」でフラコ・ヒメネスと出会ったライ・クーダーが自分の今までのレパートリーをフラコ・ヒメネスのバンドメンバーとライをサポートしてきた黒人シンガー達と一緒にやってみようと言うアイデアから生まれたのがこのツアーとそのメンバー達だったらしい。
Producede By Ry Cooder
Ry Cooder(vo.g)
Flaco Jimenez(accodion)
Isac Garcia(dr)
Henry Ojeda(b)
Jesse Ponce(banjo)
Frank Villarreal(sax)
Eldridge King(vo)
Terry Evance(vo)
Bobby King(vo)
アルバムの冒頭を飾るのはスタジオ録音のテックス・メックス風のナンバーSchool Is Out。
さあ、学校も終わったしKIVEでも行こうぜ!って感じなんだろうか。
エルドリッジ・キング、テリー・エバンズ、ボビー・キングのコーラス隊が「準備はOK?ショータイムが始まるぜ」と
歌う所からLIVEがスタート、オープニング・ナンバーは彼の1stアルバムの1曲目に収録されていたAlmony。
1stアルバムの泥臭くちょっと重たいヴァージョンと比べると軽快なリズム・アレンジになっています。
この曲をオープニングに選んでいるあたりにライ・クーダーがこのツアーで狙っていたものが何なのかが感じ取れるような気がします。
続いて紹介するのは3rdアルバム「Bomber’s Story」に収録されていた4曲目のThe Dark End Of The Street。
Youtubeにあった1977年のLIVE映像。
ライのエレクトリック・スライド・ギター、フラコ・ヒメネスのアコーディオン、コーラス隊のヴォーカルとか、きっと
こんな感じのLIVEだったんだろう。
Ry Cooder The Dark end of the street 1977
最後に紹介するのはまさにこのメンバーならではのナンバーB面1曲目Viva Seguin/Do Re MIのメドレー。
フラコ・ヒメネスの軽快なアコーディオンで始まるViva Seguinからそのままのリズムで1stアルバムに収録されていたアーロ・ガスリーのDo Re MIに突入してしまうあたりのアイデアが面白い。
さて、実は今回記事を書こうと思ってCDのトレイを開いたらディスクが入っていなくてめちゃくちゃショック。
仕方が無いのでi-Tunesに保存していた音源聴きながら書いてます(涙)
ショー・タイム(ライヴ)<紙ジャケット仕様>/ライ・クーダー
1.School Is Out
2.Alimony
3.Jesus On The Mainline
4.The Dark End Of The Street
5.Viva Seguin/ DO RE MI
6.Volver, Volver
7.How Can A Poor Man Stand Such Time And Live
8.Smack Dab In The Middle
Alimony、Viva Seguin/ DO RE MIの試聴はこちら