フレッシュウォータードラムを釣った日に、同じ場所で防波堤のすぐ側を群れで回遊している小魚を見つけた。試しに釣ってみようと思い、仕掛けを小魚用に替え、日本から取り寄せたマルキューのチューブ練りをエサにすると、すぐに釣れて来た。それが初めて釣ったエメラルドシャイナーだった。

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初めて釣ったエメラルドシャイナー。2002 年夏。


コイ目コイ科 Notropis 属。カナダではケベック州南部からアルバータ州にかけてと、ブリティッシュコロンビア州の北東部およびノースウエスタン準州の南部に分布している。 中規模から大規模な河川の砂礫底のプールや流れ、および湖のオープンウォーターに生息している。表層から底層まで幅広く群れで回遊し、プランクトン食性だが小さなミミズでよく釣れる。最大全長 13 センチ。

支流よりも本湖の方にいる魚なので、あまり釣る機会はなかった。そして釣る時はもっぱらエサとして使うためだった。たくさん獲れ、しかもどこにでも元々生息していて移植の影響が少ないことから、オンタリオ州では生きエサとしての使用が許されている典型的なベイトフィッシュである。

イエローパーチレイクホワイトフィッシュレイクトラウト、それにシスコのアイスフィッシングで使ったことがある。釣具店で買うこともあり、その時の単位は尾数ではなくスクープ (ひとすくい) で、酸素を詰めたビニール袋に入れてくれた。そしてそのまま、あるいはバケツに移してから、うっかり真冬に一晩屋外放置しておくと、完全氷結してエメラルドシャイナーの氷漬けができてしまったことがあった。かわいそうなことをした。

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2005 年 10 月にオンタリオ湖のダルハウジー港で釣ったエメラルドシャイナー

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2012 年7月にマニトバ州のバーチリバーで釣ったエメラルドシャイナー


2014 年10 月にケンタッキー州のオハイオリバーで釣った大きなエメラルドシャイナー


エメラルドシャイナーのハビタット