ドラムをやっていると話すと、ドラムを知らない人からは必ずと言っていいほどに、
「ドラムってハードですよね。ムキムキになるね!」って言われます。
しかし、これって半分は間違いですよね??
ハードかどうかはジャンルやその人の技量にもよるし、ムキムキになるかっていうとなりません!
数十グラムしかないスティック振って、足を動かすだけで筋肥大するわけないのです。
パワーやスピードに関して言えば、上級になるほど脱力が要求されていきます。
力を抜くほどにパワフルで、スピーディーになるのがドラムの不思議なところです。
安定した演奏には、精神的な余裕も必要になってきますから、
力んで全力疾走!いっぱいいっぱいのドラムでは成り立ちません。
いつもクールに。
このへんはスポーツや武術などと、共通する部分であります。
....では、ドラムって体力は必要ないのか?
そう考えると「必要」だと思います。
どんなスキルが必要か、それは持久力、柔軟性、体の使い方じゃないかと考えます。
持久力に関しては、長い曲を演奏しても乱れない脈拍、そして疲れない筋肉(筋持久力)。
何時間もスタジオリハして、ステージに上がっても、
クオリティが変わらない演奏をするにはタフさが必要です。
手足をしなやかに動かすための柔軟性。
特に手首と足首の柔らかさが重要でしょう。
故障しないためにも、柔軟であるべきです。
そして合理的な身体操作。
これは言うまでもありません。
以上が、少なくとも要求されると思います。
次にタイトルの「ドラムと健康」です。
このようなサイトがあったので紹介します。
↓
「ドラムはココロのビタミン」
このサイトの記事によると、ドラム演奏は「4Mets(メッツ)」という運動量になります。
これは歩いたり、軽い筋トレするより厳しく、軽いジョギングより楽な運動になります。
つまりドラムでカロリー消費は十分に可能です。
運動になるんですよ。ドラムを演奏することが。
もし、ドラムをレベルアップしたいと考えたら、ドラムより負荷の重いジョギング。
つまり、走りこむと演奏に余裕が出るってことも言えます。
またストレス解消になったり、脳トレにもなりますから、
心の健康やボケ防止効果も期待できそうです。
逆に気をつけなければならないのは....
難聴、腰痛、腱鞘炎でしょうか?
大音量の生ドラムを叩くときには「耳栓」がお勧めです。
レッスンに通うようになって、J先生も耳栓していることから、僕も真似するようになりました。
次によく言われるのが、腰痛ですね。
やっぱりストレッチしたり、筋トレしたり、他のスポーツで補強することは大切かもしれません。
このあたりが最初に書いた「ドラム=体力、ムキムキ」に繋がる部分でしょう。
ドラマーには、ランニングやダンスなんて、いいんじゃないでしょうか?
個人的には、武術が最高だと思います。
腱鞘炎、これは力んで叩く人は要注意です。
「正しいフォーム」「力の入れ方、抜き方」をマスターする必要があります。
かつての僕もそうでしたが、ドラムは腕力で叩くと考えていました。
この方法だと手首や指の故障に繋がります。
最後に上達するには「練習量」が決め手となります。
プロになるような人は、毎日8時間はドラム叩いているそうです。
上手なドラマーには、エネルギッシュな方が多いですよね。
それを可能にするには、体力があって健康でなくては不可能です。
タフで、毎日充実した練習時間を設けることが、上達に繋がるでしょう。
僕みたいに体がしんどくて、練習サボってゴロゴロしていたら上手くなりません。
まずは健康。そしてタフになることです。
そして、年齢を重ねていってもドラムを楽しむためにも、
丈夫な体を作り、健康に気をつけることは大切ですよね。