羽根木公園の「第38回せたがや梅まつり」へ行ってきました。
朝、「FM世田谷」を聞いていたら、羽根木の梅まつりもそろそろ終わりだというようなことを言ってました。
先日、湯島天神の梅を観てきましたが、まだ三分咲きほどで、観梅にはちょっと早かったようです。今日の世田谷は、午前中はどんよりした空模様でしたが、昼頃になると雲一つないお天気に変わり、汗ばむような暖かさでした。「よし、羽根木へ行こう」と急に思い立ち、羽根木の梅まつりへ行ってきました。
「飛梅(とびうめ)」
飛梅とは、菅原道真にまつわる梅の伝説に登場する梅の木のことです。平安時代、時の右大臣であった道真が太宰府に左遷となり、京を発つとき日頃大切に育てていた梅に向かって、「東風(こち)吹かば匂い起こせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ」と詠むと、梅は主人を慕って太宰府まで飛び、根付いたということです。飛梅は平成7年2月に太宰府天満宮より寄贈され、その隣に平成14年2月、梅まつり第25回を記念して、実行委員会より石碑が寄贈されました。
「羽根木の梅林」
羽根木公園は、全体が小高い丘になっており、南斜面地は笹が生い茂っていましたが、昭和42年(1967年)世田谷区議会議員に当選した55名の方々により55本の梅の記念植樹が行われました。その後、昭和46年(1971年)東京都100周年記念や昭和47年(1972年)世田谷区制40周年などの記念植樹を経て、現在は紅梅170本、白梅530本の700本を数える都内でも屈指の観梅の名所となりました。毎年2月の梅の見頃には、地元の実行委員会による「梅まつり」が開催され、多くの方々に楽しまれています。
せたがや百景No.17「梅と桜の羽根木公園」
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