世田谷・羽根木公園の梅まつり | とんとん・にっき

世田谷・羽根木公園の梅まつり


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今日はあいにくの冷たい雨の中、「東京マラソン2007」、東京都庁前をスタートし、東京ビッグサイトがゴールで行われました。石原都知事肝いりのビッグイベントでしたが、雨が降って良かったのか、悪かったのか。結果を総括し「大都市マラソンとしては大成功」と自画自賛していたらしいが、果たしてオリンピックまでに繋がるのかどうか?




まあ、それはそれとして、前日の土曜日に、小田急線梅ヶ丘駅の北側にある羽根木公園 の「せたがや梅まつり 」を見に行ってきました。羽根木といえば、僕の興味の的は3つ、「梅まつり」と「茶室」、そして「プレーパーク」です。が、しかし、事情はさておき、またまた茶室「 日月庵」に和室「星辰堂」などは、残念ながら観ることができませんでした。抹茶のサービスもありましたが、整理券は2時間先、3時間先で、そこまで待てません。僕が羽根木に初めて行ったのは25年ぐらい前、たぶん「雑居まつり」へ行ったのが最初だったと思います。その頃、たしか「国際児童年」で、羽根木公園の一画を「プレーパーク」が使っていいという形で、出来立てほやほやでした。







羽根木公園は、テニスコート、軟式野球場など運動施設もありますが、最大のイベントは、やはり「梅まつり」でしょう。今年は暖かいので、2月初めから3月まで羽根木公園の小高い丘は、約60種、700本あまりの梅の花でおおわれます。今年は「第30回せたがや梅まつり」ということなので、羽根木公園の「梅まつり」も、もう30年も経つんですね。「梅まつり」の期間中は、模擬店や植木市、そして梅干やジャム、ジュースなどの「梅」にちなんだ食べ物や、ハンカチなどの小物販売、お茶のサービスなどが行われています。僕が行った土曜日は梅の開花状況はちょうど「満開」といったところで、たくさんの人で賑わっていました。仮設の舞台では「ハワイアンダンス」や「カラオケ大会」などをやっていました。代田小和太鼓クラブの太鼓の演奏は13時からということなので、残念ながら観ることはできませんでした。







梅林を歩いていると、紅白一対の「飛梅」が目に付きました。平安時代、時の右大臣だった菅原道真が太宰府に左遷され、京を発つときに日頃大切に育てていた梅に向かって、「こちふかば にほいをこせよ 梅のはな あるじなしとて 春なわすれそ」と詠むと、梅は主人を慕って太宰府まで飛んで根付いたと言われています。これが「飛梅」、その分身の紅白一対の梅の木が、羽根木公園に平成7年、太宰府天満宮から寄贈されたものです。もうひとつ、目に付いたのは「外にも出よ ふるるばかりに 春の月」と詠んだ句碑でした。この句は、俳人・中村汀女の代表句の一つで、昭和21年の作品です。昭和12年から世田谷区に住み、閑静だった羽根木公園のあたりをよく散策したそうです。







「第30回せたがや梅まつり」公式HP


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