丹下健三の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」! | とんとん・にっき

丹下健三の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」!

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8月31日(土)10:00PM、テレビ東京で放映された「美の巨人たち」、日本の建築シリーズ④として、丹下健三の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」が取り上げられていました。


今年は丹下健三生誕100年、これを記念して様々な模様氏が目白押しです。丹下に関連する書籍の刊行、例えば芸術新潮8月号では「磯崎新が読み解く知られざる丹下健三」でした。

芸術新潮で「磯崎新が読み解く知られざる丹下健三」を読んだ!


「国立代々木屋内総合競技場」


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1964年、東京オリンピックの年、丹下健三の設計による「国立代々木屋内総合競技場」が、そのフォルムによって世界の話題をさらいました。その同じ年、“もう一つの丹下健三の傑作”が誕生していました。それは東京都文京区関口三丁目にある「東京カテドラル聖マリア大聖堂」でした。


大学時代、建築学科の学生は議論好きで、コルビュジエがロンシャンの教会を建てて変節したとか、議論にもならないようなことで喫茶店で時間を潰していました。今ではそれもいい思い出ですが・・・。その中で、ある友人が空間を感じる建築何かという話題を出し、僕は丹下の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」を出しました。その友人は、あんなのは建築じゃない、空間がないと、丹下の設計した建築をこき下ろしました。僕は反論もできずに、その話題から引き下がりました。その友人が大学を出て数年して、なんと丹下の事務所に入ったのを聞き、いやはや世も末だな、と驚いたのを思い出しました。


「東京カテドラル聖マリア大聖堂」は、以前にもこのブログで取り上げたことがあります。内部の写真撮影はできなかったので、教会で販売していた「絵葉書」を元にブログを書きました。

「東京カテドラル聖マリア大聖堂」を見学した!


ここでは「美の巨人たち」で放映された画像を、以下に載せておきます。


丹下健三(1913-2005)


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「東京カテドラル聖マリア大聖堂」外観


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「東京カテドラル聖マリア大聖堂」聖堂内部


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「東京カテドラル聖マリア大聖堂」配置図と断面図


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コンペに参加した3人の建築家

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