「東京カテドラル聖マリア大聖堂」を見学した! | とんとん・にっき

「東京カテドラル聖マリア大聖堂」を見学した!


「東京カテドラル聖マリア大聖堂」を見学してきました。といっても、まったくの偶然です。講談社野間記念館で「野間記念館の名品」展を観た帰りに、久しぶりに「東京カテドラル聖マリア大聖堂」を正面入口側から見てみようと思ったところ、入口前には総勢20数名の人だかり、その横には小型の観光バスが停まっていました。どこかの団体でしょうが、説明してくれている教会側の人(神父さん?)の話に熱心に聞き入っていました。僕もさりげなくその後ろに並んで何食わぬ顔でその話を聞きました。前庭の奥には「ルルド」と呼ばれる洞窟に聖母マリアが置いてあり、祈りの場になっています。


東京カテドラル聖マリア大聖堂は、所属する団体の見学会や友人の結婚式などで、何回か内部に入ったことがあります。いずれもだいぶ昔のことですが。神父さんの説明は、東京カテドラル聖マリア大聖堂の歴史や、現在の聖堂の建設についての説明が主でした。一通りの説明が終わると、今度は教会の中に入るという。これはチャンスと思い、列に連なってついて中へ入ると、また丁寧な説明がありました。ミケランジェロの若き日の傑作「ピエタ」の実物大の摸像が祭壇に向かって右側にありました。ローマのサンピエトロ寺院にあるもので、僕は2度ほど観たことがあります。


以前見学したときや結婚式で入ったときにたぶん観ていたと思うのですが、、ピエタがここにあることはまったく覚えていませんでした。教会用のオルガンとしては日本最大のパイプオルガンは、2004年に新しく制作されたものです。また祭壇左側には、マリア像が置いてあり、小祭壇となっています。その後、地下の信者用の小礼拝堂を見学し、なんと信者のお墓まで見せてくれました。竣工したのは昭和39年(1964年)ですから、代々木の体育館とほぼ同時期の丹下健三の大傑作です。丹下健三は奥様の関係で晩年信者になり、地下のお墓に眠っています。残念ながら内部の撮影は禁止、売店で購入した「絵はがき」を、以下に載せておきます。












「東京カトデラル聖マリア大聖堂」ホームページ



とんとん・にっき-maria 「東京カトデラル聖マリア大聖堂」

リーフレット



















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