「世田谷ボロ市」2008年・暮れ | とんとん・にっき

「世田谷ボロ市」2008年・暮れ

とんとん・にっき-boro12


毎年恒例の「世田谷ボロ市」へ行ってきました。行ったのは6時近く、もうほとんど暗くなっていました。でも思ったほど寒くはなく、お客さんはちょっと少ないかなと思えましたが、それでもいつもの通りたくさんの人で賑わっていました。お店の並びはほとんど毎年同じです。焼きそばやお好み焼き、焼き鳥や煮込みなど、食べ物を売るお店はやはり繁盛していました。最近目立つのは韓国のチジミや中国風のお好み焼き?などです。以前は、バナナのたたき売りが大人気でした。また安いラーメンも長蛇の列でした。なぜかそれらはなくなりました。そうそう、最近はボロ市名物の「代官餅」、食べていませんね。並ばないと食べられませんので・・・。中・高校生もたくさんいましたね。ボロ市は、地元のお祭りって感じです。


「世田谷ボロ市」は「東京都指定無形民族文化財」に指定されました。また「代官屋敷」は「国指定重要文化財」です。「ボロ市」の始まりは、遠く430年の昔に開かれた楽市にさかのぼります。「楽市」というのは、市場税を一切免除して、自由な行商販売を認めるというものです。戦国時代に楽市として世田谷新宿に開かれた市は、後に農家の作業着のつくろいや、草鞋に編み込むボロが安く売られるようになって、いつとはなしに「ボロ市」の名が生まれました。近郷農村の需要を満たす農具市、古着市、正月用品市として毎年12月15日に開かれていました。


明治になって新暦が使われると、正月15日にも開かれ、やがて12月15、16日の両日、正月にも15、16日両日開かれるようになりました。近頃は農耕具や古着などのボロ市的なものは少なくなり、着物の古着類がわずかにボロ市の名を保っているといえます。















過去の記事:

「世田谷ボロ市」2008

恒例、「世田谷ボロ市」を歩く!
世田谷代官屋敷

世田谷ボロ市、大盛況です !
世田谷ボロ市!

世田谷「豪徳寺」招き猫伝説
冬の風物詩「世田谷のボロ市」