夏に鳥取⇔兵庫を駆け抜けた、山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー
詳細レポがしつこくまーったり続いていてすみません(><;)

            



ダイジェスト⇒山陰海岸ジオパーク女子旅モニター(1)
         山陰海岸ジオパーク女子旅モニター(2)
         山陰海岸ジオパーク女子旅モニター(3)

詳細レビュー⇒出発前に・・・ *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(1)
          出発前の誤算 *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(2)
          始まりはご機嫌なこだわり珈琲のランチで。*山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(3)
          ジオパークのもの言わぬ住人に会おう!「渚交流館」*山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(4)
          砂丘の中心で自由を叫ぶ! *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(5)
          お一人さまラプソディー *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(6)
          砂丘、ドントクライ *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(7)                  
                    砂丘の果てまで行ってQ! *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(8)

          飛んで飛んで飛んで♪ 回って回って回って回る~♪ *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(9)
          砂かけばばぁを知っとるケ? *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(10)


            


そうそう、もとはというとパラグライダーのあと、サンセットクルージングを申し込んでいました。


    こちら→ 【鳥取港発】日本海サンセット・漁火クルージング開催決定

浦富に沈むサンセットクルーズを楽しみ、船を下りて夕飯もついている新しい試みのプラン!
大人は一人3000円(小学生は1500円)のツアーです。
でもパラグライダーの時間が変更になりそうだった時点で問い合わせし、キャンセルしたので、必然的に夕飯の予定がなくなってしまいました。
いつもそうですが特に下調べしてきたわけでもなく・・・案外行き当たりばったりなわたくし。


さぁ、晩ごはん! 
ヨネスケ突撃鳥取の晩ごはん!!



ちょうど対翠閣さんのはす向かいに「和食あさがお」というよさげな雰囲気の呑みドコロを発見


(翌朝の画像)

野生のカンが働き、のれんをくぐってみました。




カウンターにお姉さまがおふたり。
お客さんはオジサマがたくさんで満席状態で賑わっています。
たぶん鳥取に一人旅で来る女はちょっとわけあり風に映ったに違いない。
しかもこのお店は官公庁に近く、スーツを着たオジサマたちのオアシス的雰囲気なので、すっごく私が浮いてしまうわけです
観光客が一人でふらっとやってくるエリアに建つお店ではないですしね。
それでも不思議と居心地がよかったのは、山陰独特のあたたかい空気が充満していたからなのかもしれません。



憶さずにカウンターに座ると、まずはレモンサワー

くぅー! うまい!!


付きだし

付きだしは豚肉のすき煮風がすぐに出てきました。
冷めていたんだけど、良質の豚肉だと思われるのは脂がまったく凝固していないから。
柔らかな豚肉と野菜がことこと煮込まれた、人の手仕事を感じられるあたたかいお味なの。




白いかとアジのお造り


アジが残り少ないということで、ラッキーなことに同じお値段でお刺身の盛り合わせにしてくれました!
刺身をついばむこのとき! こういう瞬間が大人になってよかったなと思う、最高に楽しい瞬間だといつも思うな~ニコー

白いか、アジ、まぐろ赤身、手前のはカワハギだったかな?



鳥取の夏を代表する海の幸「白いか」。よくよく聞くと剣先いかの一種なんですね。
ただ山陰の白いかは甘い イカ好きな私からすると相当甘い! そしてねっとりした深い味わい。

活きイカではないからコリコリっとした噛み応えではなく、滑らかな噛み心地のいか刺しでした。
沖縄で食べたモンゴいかほどではないけど、かなりのにゅる甘さにびっくり!ビックリ
イカって無味無臭で食感を楽しむものとどこかで思っていたからかなりびっくりしたなぁ、もうにま~


私はイカが大好きで、函館のいさり火の美しさと活きイカの透明度に魅入られ、釣りたくてイカ釣り漁船めぐりをしたあげく、富山のほたるいかの身投げまで見に行ってしまった。

おいしいものに出逢うと、それがどこでどんな風に育ち、誰がどうやって捕って来るのかが気になります。
漁村ツーリズムというものがあるならば、どんどん体験してみたい。
どんな地形でどんな海域で、どんな餌と仕掛けで何が釣れるのか。
海水は冷たいの? 流れは速いの? 
ここ山陰海岸も、海の中・海の底はどんな世界で、自然界やジオパークからどれだけの栄養が海の生き物に蓄積されているんだろう。
新鮮でおいしい海の幸を知ってしまうと、その生態系を作る源まで、見に行きたくなっちゃう!


カレイの唐揚げ


これぞ砂地の根魚。しっかりと香ばしく揚がっているけど、身は柔らかいままです。

カレイって薄っぺらい魚だと思われがちですが、ノンノンOK 揚げると身がふくらみ旨みも増します。
新鮮なカレイだからこそですが、こんなに身がふっくらと揚がり、皮のすき間の脂がごちそうのように旨みたっぷりになり、ひれと尾がどんなにも香ばしくおいしいか・・・

カレイの旨みを知っていたはずが、ここへ来てどんどん上書きされてゆく。
旅の魔法なのか、「あさがお」のおかみさんの呪文なのか、雑談賑わうこの空間でどうしましょ~。
私一人でにやにやしちゃうよデレデレ ←変人


【自称】ご当地焼きそば委員会として普通の焼きそばもオーダー。


スタンダードな焼きそばですが、大好きな削りぶしがこれでもかーっ!とまぶされている幸せWハート
一人でもくもくと食べて飲んで、なんだか嬉しくてにやにやはぁはぁしていたら、奥のカウンターのお兄さん、
「どこから来たの?」なんてひょいと声をかけ、一皿ご馳走してくださった。
おおお!ビックリ 見ず知らずのわけあり風タビージョに。ずいぶんと気前がよく男前なのですね、鳥取メンズ!



そのジモティおすすめの一皿がこちら。


夏輝 岩牡蠣(大)


夏に輝く、と書いて「夏輝」。なんてうまいネーミング!
天然岩牡蠣の「夏輝」は、鳥取県の推奨するブランド岩牡蠣。
殻の長さが13cm以上、整った形の岩牡蠣だけが「夏輝」のブランド帯を付けることが許されているのだそうです。
牡蠣というと冬と思いがちですが、この「夏輝」は夏がシーズン。
夏場に素潜りの潜水漁業により、水深5~10mの海底から1個ずつ水揚げされる手作業の漁。潜る人も限られていることから、「夏輝」はと~っても希少価値の高い天然岩牡蠣なんです


まず出された牡蠣の大きさにびっくり。過去最大サイズ!ではないかしら・・・
夏獲れ牡蠣の存在を、私は今まで知らなかったし、なんといっても山陰=牡蠣というのが結びつかない。
こーんな大きな粒の牡蠣ですから。
市場で帯を巻かれて売られている姿は、そうきっとタスキを斜め掛けしたミスコンの女王「夏輝」(笑)。
さぁ、ミス夏輝を生でいただいちゃいます♪


殻だけではなく、身も大振りでぷっくぷくに立体的、箸でつまむとぷちゅん!って弾む。
この弾力、伝わるかなぁ~?!

噛むと水風船が弾けたように、じゅわっと牡蠣の濃厚なエキスがほとばしって出てきます。
まさに海のミルク!
程よい弾力と柔らかさとが同居して絶妙の喉ごし。

ああ、幸せWハート これぞ大人の醍醐味!
山陰の山から注ぐ栄養満点な水の恩恵を受けた、夏獲れの鳥取産。
今だけ&ここだけの旬のものを地のお店でいただく、ぬわーんて贅沢でぬわーんと恍惚のときなのでしょう。



このおいしさは。この希少さは。
もっと首都圏に届いてもいいと思う。


――― ここには蟹だけじゃない。梨だけじゃない。砂だけじゃない。


大きな真珠色の夏輝が、箸に反発するようにぷるん!と弾けた。





和食あさがお

鳥取市富安2-93-1
0857-23-2105
11:15~14:00/17:30~23:00(オーダーストップ22:00)



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あさがお居酒屋 / 鳥取駅
夜総合点★★★★ 4.0


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