世界大学ランキングに日本の大学を入れるより日本人をそこに送り込め | 鉄火のマキ@London イギリス教育事情一番乗り

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先日、普段の数字からは考えられない1万超のアクセスがありその理由を探していました。日本のマスコミで大きく世界大学ランキング」のニュース が取り上げられたからでしょう。ドメインをチェックすると数百の大学や政府機関からアクセスがあり、「自分達の大学はランクされている?他のアジアの大学と比べてどう?」と気になって仕方ない様子。

安倍政府は世界大学ランキングの100位までに10の日本の大学を入れることを目標に教育改革を進めようとしていますが、私はそれよりもランキング100位までの世界の大学 にアジアのライバル国なみに数万単位で日本人留学生を送り込め、と言いたいです。

例えば中国共産党の上層部が子弟をこぞって英米のエリート大学へ留学させているのは有名な話 で、卒業後はグローバル大企業へ就職させることによって中国ビジネスにとって優位性が保てる よう、ある種の政略結婚的とも言える仕組ができ上がっています。

韓国のエリート大学志向も強烈。チェジュ(済州島)にロンドンの有名な進学校を誘致する など、国際バカロレア試験 で満点近い成績の学生がゴロゴロいて有名大学に留学しています。サムソンの幹部の子弟もイギリスのトップ大学で学んでおり、グローバル・エリートにふさわしい教育を受け人脈を作り、さらにリクルーターも優秀な人材を取り囲もうと「社員食堂で韓国式焼肉が食べ放題!」と勧誘しているのだとか。

このまま日本の内向きガラパゴス状態が続けば、世界中で起こっている反日的なロビー活動の前に打つ手を持つことができません。「イギリスの大学はランキング上位なのに国力が低いのはなぜ?」の問いには「トップクラスの大学に通っている多くはイギリス人ではなくアジアのライバル国の学生だから」というのが答えなのです。

 



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