私立ノース・ロンドン・コレジエイト校 (NLCS) といったら、間違いなく英国では超がつく名門女子進学校。ここはAレベルとIBを選択できる珍しい学校でありながら、どちらを選択しても目を見張る進学実績を誇っています。2010年度のFTランキング では、Aレベルで全国4位、IB部門では第1位でした。
ここ North London Collegiate School はイートンに代表される歴史あるパブリック・スクールのような知名度こそありませんが、実力ではイートンより上。そんな実質トップの進学校の分校が韓国の済州（チェジュ）に進出だとか。
首都ソウルから離れ、むしろ九州に近い済州島は「国際自由都市」を標榜し積極的に海外からの誘致を行っているようです。開校は2011年度で寄宿舎付きの共学校となるのだそうです。
もし、日本在住でイギリスの大学進学を考えているのであれば、日本のインターナショナル・スクールより、このような韓国の一流私立分校へ留学するというのは魅力あるオプションになるのではないでしょうか。欧米に子供一人で留学させるよりも近い分安心と割安感もあります。
今後、優秀な生徒のリクルートやビジネスとして学校経営できるほど市場としても魅力のある中国や韓国は、さらに世界的発言力を強めていくでしょう。そして、円高を生かすこともできず素通りされるだけの日本…寂しいですね。