鉄火のマキ@London イギリス教育情報1番乗り

GCSEとAレベルを勉強中の子供達を応援。ディスレクシア&ADD持ちの無謀なオックスブリッジ受験体験。子供達は巣立ってしまいましたが、引き続きイギリスの教育関連ニュースを中心に取り上げていきます。


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 ガーディアン紙の全英大学ランキングの最新版が出ました。ここは学生の立場から見た満足度や就職率を中心に「学部のみ」を評価の対象にしており、大学院の研究の成果などは考慮されていないのが特徴。そのため有名大学が固定化されている他のランキングと異なり、意外な大学が上位にあったり、一年で激しく順位が乱高下しているケースもあり見逃せません。


  イギリス大学総合ランキング 2017年 [ガーディアン版] 

      1. ケンブリッジ大学
      2. オックスフォード大学
      3. セント・アンドリュース大学
      4. サリー大学
      4. ラフバラ大学
      6. ダラム大学
      7. インペリアル・カレッジ
      8. ランカスター大学    
      9. ウォリック大学
     10. バース大学
     11. エクセター大学
     12. LSE ロンドン・スクール・オヴ・エコノミックス 
     13. バーミンガム大学
     14. UCL
     15. コベントリー大学
     16. リーズ大学 
     16. サウザンプトン大学
     18. シティ大学
     19. ヨーク大学
     20. サセックス大学


  → 以下119位までのランキング&学部別ランキング  
  →イギリス全大学のプロフィール一覧


毎年更新される有力な全英ランキングでは先に発表されたIndepenndent紙系列の Complete University Guide もあります。ランキングの指標が異なるので比較してみると面白いです。学部別の順位表とも合せて、志望校選びの参考にされてください。 大学の評判や実力は、研究の成果などで刻々と変化するので、大学の知名度やこのようなランキングだけを鵜呑みにせず、必ず自らの目で確めるようにしましょう。


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→前回からの続き

ロンドン市長選挙は「労働党のイスラム系で親EUのカーン氏VS保守党ユダヤ系で反EUのゴールドスミス氏」の一騎打ちでカーン氏の勝利だったわけですが、英国のEU国民選挙を前に私の中にあったもうひとつモヤモヤしていた疑問がこちら。

はてなマーク金融やメディアで影響力を持つイギリスのユダヤ人。ならば市場の大きいEU残留の方が金が稼げそうなのになんで離脱側を支持するの?

 ユダヤ系の影響力が絶大の国際金融資本家から見たら、英国がEUから抜けると欧州がドミノ倒しのように崩壊して商売上ヤバイと考えるのが自然です。なのにどういう訳かユダヤ系はEUからのイギリス独立を支持しています。その背景にはイスラム系台頭による反ユダヤ主義の高まりで、ユダヤ人の生存危機への不安が、金儲けより勝ってしまったことがあると見られています。

 引き金になったのは欧州で次々に起こっているテロ事件。パリではシャルリエブドのユダヤ人漫画家が狙撃され、テロリストが立てこもったユダヤ食品店では「ユダヤ人はすべて殺す」と発砲、多くの犠牲者を出しました。その事件後、逃げるようにフランスのユダヤ人がイギリスに移住してきており、すでに北ロンドンのユダヤ学校では生徒の半数がフランス系となっていることはあまり知られていません。彼らは国を超えてコミュニティーを大きくし結束しようとしているのです。


テロを警戒し警護してもらうユダヤ人学校の生徒達

欧州で台頭しはじめた極右勢力と移民に寛容な左派、左右どちら側もユダヤ系にとっては脅威だということ。そこでイギリスがEUから独立して独自のバリアー機能を発揮してもらえば、ロンドンに固まって身を寄せ合っているユダヤ人は生き延びられると考えているからこそ、ブレクジット(英国離脱)支持なのですね。

ホロコーストを生き延びたユダヤ人のDNAには危機管理意識が深く刻まれています。どんな政変のリスクにも対応できるよう、イスラエル・ロビーはイギリス与野党のどちらにも入り込み、数ではイスラム系の1/8しかいないユダヤ人を、イスラム教とキリスト教の中の排他的で原理主義的な脅威から守る役目を果たしています。

前回で記事にした労働党の反ユダヤを巡るゴタゴタも、党首が以前のユダヤ系のミリバンド氏のままだったら起こらなかったでしょう。ユダヤ・ロビーが極左のコービン氏に見切りをつけ、保守党でEU離脱を指揮するボリス・ジョンソンに望みをかけることにしたのなら筋が通ります。リスク管理能力にかけてユダヤ人は世界最強なのです。

 →もともと反ユダヤの労働党が人種差別問題で争う矛盾
 Why Europe-wide anti-Semitism is driving my vote for Brexit
 Why French Jewish people are moving to London
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 ロンドンに史上初のイスラム系市長が生まれ、数週間後にEU離脱の是非を問う国民投票が行われるイギリス。保守党と労働党が水面下で凄まじい内輪もめで仲間の足を引っ張り合うような駆け引きが行われているのを感じます。その根にあるのは、数では最も優勢な移民に寛容なリベラル層と、四面楚歌の中で既得権益を必死に守りたいユダヤ系であることがはっきり浮かび上がってくるようになりました。


もともと反ユダヤのリベラル左派がなんで人種差別問題でもめてるのはてなマーク


 現在の労働党のコービン党首は資本主義を敵視する急進左派であり、議員仲間をまとめきれずにいます。中には真逆の英国独立党(UKIP)に鞍替えするメンバーも現れる始末。

そんな中、ムスリムの女性議員がふと漏らした「イスラエルを潰して国ごとアメリカへ持っていけ」発言に初代ロンドン市長の重鎮ケン・リビングストンが「ヒットラーだってシオニズム(ユダヤ国家建設運動)支持してた」と擁護→「ヒットラーを持ち出すとは人種差別でけしからん」と大炎上したのです。

パナマ文書で揺れる与党への反撃のチャンスを生かせない労働党

 これまでのように「反ユダヤといっても資本家を叩くのは善だから人種差別ではない」という左派の図式が通用しなくなっていると言えます。要するに、人種差別のない平等社会を目指している労働党がムスリムやマイノリティー出身議員を積極登用し、彼らの信念が原理的で過激であっても野放しにしてしまったツケが引き起こした象徴的な事件だったのですね。

リベラルの人々は「寛容さ」を目指すがゆえに、「非寛容」な思想を持った人々を受け容れざるを得なくなってしまった、というのは、ロンドン政経学院(LSE)出身の著名な戦略家エドワード・ルトワックが言う「逆説的論理」(パラドキシカル・ロジック)と呼ばれるものなのだそうです。

次回は四面楚歌の中で生存権を必死に守りたい英国のユダヤ系の動きを取り上げます。
 →テロを恐れた欧州ユダヤ人、英国へ大移動してEU離脱を求める勢力に
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