きましたわああああああああああああ
前回記事「ビデオカード水冷化 まとめ」では
Pascalアーキテクチャのコンシューマ向け製品は
しばらく先にになりそうと書きましたが、
5/7 米国開催の会見でGTX1080の発売が発表されちゃいました!
発売日は5/27(世界同時なので日本時間では5/27深夜)
みためのイケメン具合にもさらに磨きがかかってるけど、
新しい技術も入ってたりと、みかんはもうちょー興奮してます(っ´∀`)っヒャホーイ
この手に興味のある方はすでにご存知かもしれませんが、
みかん記事の読者様がもしかしたらまだ知らないかもしれないので念のため。
そして興奮で鼻血がでそうになるのを抑えながら頭の中の整理を兼ねて。
■性能について
いきなりだけど、一番気になるところをさっそく(っ´∀`)っ
現行コンシューマ向け最速のMaxwellアーキのTITAN Xは7TFLOPS(※)なのに対し、
1080は9TFLOPSだって!TITAN X超えたよ!
※ 1秒間に何回浮動小数点演算できるか
なんでもパフォーマンス的にはGTX980 2WaySLIやTITAN X(シングル)を超えるとのこと。
まあ、次世代アーキテクチャなんだから越えるのは当たり前として、
どれくらい性能差があるのかよね(´・ω・`)
会見ではVRゲーミングの使用においては
TITAN X比で性能で2倍、消費電力効率では3倍と言ってたらしいですが
実際VRゲームをするにはまだコンテンツも充実してませんし、
VRでガンガン遊ぶのは先の話なので。。。
つまり現行ゲームでどれくらい性能がでるのかは未だよくわからないような。。。
発売されてからの各種ベンチマーク待ちになりそう(´・ω・`)
一応リークされてるベンチはFireStrike Extremeがあるヨ。
TITAN X → 7965
GTX1080 → 10108
使用されているCPUの違いがあったりと
正確な性能差はわかりませんが、
20%以上はスコアアップしそうです!
ちなみにクロックはめっちゃ上がりました!
TITAN X : ベース →1000MHz ブースト →1075MHz
GTX1080 : ベース →1607MHz ブースト →1733MHz
しかも!オーバークロック耐性がすごい高いらしいヨ。
詳しくは後ほど。
■急遽公開された新規格メモリを採用
GTX1080はサーバ向けに搭載されているシリコンインタポーザを
使ったHBM2じゃなくてGDDR5Xを採用とのこと。
従来のGDDR5と比較して同クロックでの帯域は2倍なんだって。
1.25GHzの場合は5Gbpsだったのが10Gbpsってこと。
尚、GTX1080はこの10Gbps品が採用さるみたい。
だ け ど
GTX1080のバス幅が256ビットなので、
理論上帯域幅は320GB/s。
TITAN Xは7GbpsのGDDR5でバス幅が384ビットだから
336.5GB/s。
つまりメモリ帯域幅はTITAN Xに劣るようね。
せっかくならバス幅は384ビットにしてほしかった(*・ω・)
ちなみにHBM2の採用をやめた理由は
シリコンインタポーザが大量生産されてなくて
コストが上がりすぎちゃうからっぽい。
まあ、次世代に見送りですね。
あとあと、同時発売される1つ下のグレードにあたる
1070では従来のGDDR5のままです。
■インターコネクトはNVLinkじゃなかった!
前回記事「ビデオカード水冷化 まとめ 」で書いたNVLinkなんだけど、
残念ながらというか、ほっとしたというか、
GTX1080は従来のPCI Express3.0x16のままでした。
調べたらGPUテクノロジ・カンファレンスですでに
NVLinkはHPCサーバ向けのみ搭載って言ってたみたい。
はやとちっちゃった(っ´∀`)っ
ゲームでGPUの複数並列処理におけるニーズが
まだそこまで高くないので、必要ないって判断でしょうかね。
とりあえずみかんが愛用しているM/Bの
RAMPAGE V EXTREMEがまだしばらく使えるってだけで
ホっとしました。
■今回は2種類発売される
■ラインナップはいつも通りだけど命名が変わった(2016.5.9訂正)
みかんもまだよくわかってないけど、
従来のリファレンスモデルとは別に
従来のリファレンスモデルが新たに
Founders Edition(以下FE)っていう
名前に変わって、高性能な空冷クーラーが搭載されるそうです!
O.C.モデルが用意されるみたい。
いままでもOEMメーカーが各社オリジナルモデルを販売してて、
その中にはO.C.耐性の高いダイを選別したものが売られてましたが、
FEはNVIDIA自身で選別を行ったリファレンスモデルという位置づけに
なるのかしらね。
ダイの選別品というわけではないんだって。
なのでO.C.版は従来どおり各OEMメーカーから発売されるみたいね。
みかんはVGAを本格水冷して使用するので、
リファレンスか定番のオリジナルモデルじゃないと、
そもそも水枕が販売されないので、ちょっと気になってます。
ちなみにお値段が
無印OEMオリジナルモデル→$599から
FE→$699
みかん的予想日本市場価格はASK税を考えると・・・
無印OEMオリで599×107~110(為替レート)×1.5(ASK税+初回ご祝儀)
=98,000円
FEで699×107~110(為替レート)×1.5(ASK税+初回ご祝儀)
=115,000円
こんな感じかしら(´・ω・`)
980Tiのときもそうだったけどハイエンド高すぎぃ・・・
(2016.5.9追記)それにしてもFEのがOEMオリよりも素材や冷却性能が
高いと踏んでの価格設定なのかしら・・・デザインは認めるけど、
OEMオリのが今までの傾向から性能、品質ともに上な気がする。
今までとは逆の価格関係よね。
いち早くゲットしたい!って人以外はOEMオリ待ちで
いい気もしてきました。
ちなみにFEが会見のデモで使われてたようなんだけど、
O.C.耐性がとんてもなく高いです!
そのクロックはなんと2,114MHz www
しかもそのときの温度は67℃。
(2016.5.9)ダイの選別品というわけでもないのにすごい伸びるよね。
今までのリファレンスクーラーは正直、かっこいいけど爆音なだけで
全然冷えないイメージでしたがFEは一味違うようです(っ´∀`)っ
まあワットパフォーマンスがすごく上がっているようなので
TDPが抑えられた分、発熱も下がったということかもしれませんが、
なんにしてもガンガンO.C.できるというのは魅力だネ。
■TDPが低い!
発熱の話で少しふれたけど、TDPがちょーさがってます。
Maxwellのハイエンド(780Ti、980Ti、TITAN X)といえば
TDP 250Wで補助電源が8ピン6ピンの2つでした。
(OEMのオリファンだと8ピンx2もあったね)
ところがTDP 180Wで補助電源はなんと8ピン1つ!
そういえば、GTX980はTDP165Wで6ピンx2だったのよね。
実はあれも8ピン1つでよかったんじゃ(´・ω・`)
・・・過去の話はおいといて、
OEMのオリファンモデルだと6ピンx2になりそうだけど、
性能はTITAN Xより上で、TDPが低いさいきょーの
ワットパフォーマンスなのは間違いなさそうネ!!
これは16nm FinFETになってさらに電力効率が上がったのもあるし、
メモリのバス幅が狭く(256ビットに)なった分、
メモリ分の消費電力がさがったことも寄与してそうネ。
■新技術Simultaneous Multi Projection Pipeline(SMPP)
これはマルチディスプレイで遊んでいる人は朗報かもです。
2画面ないし3画面で遊ぶときって、みんなそうだと思うけど、
設置スペースや視野の問題でモニタをフラットに並べるんじゃなくて、
画面間に角度をつけて内向きに設置してると思うの。
で、当然角度をつけた分だけ見え方も曲っちゃうじゃない?
この表現でわかるかしら・・・ってことで画像をお借りしましょう。
PC Watchさんからお借りしました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20160507_756228.html
従来
SMPP使用
従来は左の画面と右の画面で曲っちゃってるけど
SMPPを使用すると各画面で自由に補正できるので
綺麗に一枚絵として表示できちゃうます!
これを今までのGPUでやろうとすると画面の分だけ
VGAが必要だったんだけど、SMPPを使用すれば、
1つのGPUで表示域を最大16個に拡張できるし、
どれも独立に制御できるみたい。
これは没入感が増しますね(っ´∀`)っ
■ゲームキャプチャツール「Ansel」
GPU自体の技術ではないですが、
新しいツールとして「Ansel」が発表されたよ。
もちろんGTX1080は対応してます。
簡単にいうと対応VGAと対応タイトルなら
画面解像度の32倍解像度でフィルターやエフェクトを
かけながらカメラを構える場所や向きを好きなように
設定してスクショがとれます!
ちなみにスクショ中は画像がその間止まるそうです。
PSO2が対応してくれればSSが捗るネ(っ´∀`)っ
が、残念ながら対応タイトルは
・Tom Clancy's The Division
・Lawbreakers
・The Witcher 3
・No Man's Sky
あとは今後リリースされるもの・・・
・゚・(つД`)・゚・PSO2も対応しやがれください!
■新しいSLIブリッジ
GTX1080とは直接関係はないけど、NVIDIA製のSLIブリッジが
新たに発売されるらしいヨ!
MSIとかASUSが販売しているSLIブリッジは
見た目をかっこよくする目的のものだけど、
なんとコレ、伝送帯域が2倍らしい!!!
つまりSLIによる性能向上が期待できるということです。
SLI勢としてはぜひとも入手したいところ(っ´∀`)っ
今までの2waySLIはベンチマークで1.6倍がせいぜいでしたが、
1.8倍とかになってくれたらいいですネ!
みかんはSLIするためにX99+5930Kで
レーン数も40確保したわけですしね。
■まとめ
ベースクロック:1607MHz
ブーストクロック:1733MHz
CUDAコア数:2560
メモリ速度:10Gbps
メモリ容量:8GB(GDDR5X)
メモリバス幅:256ビット
メモリ帯域幅:320GB/s
Microsoft DirectX:12 API対応
NVIDIA GPU Boost:3.0
NVIDIA SLI Ready1:対応(SLI HBブリッジをサポート)
NVIDIA G-SYNC-Ready:対応
NVIDIA Ansel:対応
NVIDIA GameStream-Ready:対応
Vulkan API:対応
OpenGL:4.5
マルチプロジェクション:対応
VR Ready:対応
バスサポート:PCIe 3.0
対応OS:Windows 7-10, Linux, FreeBSDx86
解像度:最大7680x4320@60Hz(尚、4K@120Hz)
標準ディスプレイコネクタ:DP 1.42、HDMI 2.0b、DL-DVI
マルチモニター:対応
HDCP:2.2
高さ:4.376インチ(約11cm)
長さ:10.5インチ(約26cm)
幅:2スロット
最大GPU温度:94℃
TDP:180 W
補助電源:8ピン
OEMオリジナル:$599から
ゲーミングモニタのリフレッシュレート144Hzを割り込んでしまうので
GTX1080を2WaySLIできっちり144Hzにもっていきたいと
さいきょーの性能なだけでなく、ワットパフォーマンスも素晴らしいので。
~GTX 1080 関連リンク~
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【続3】GTX1080 5/27発売! 国内販売価格とその実力?とオリジナルモデル
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