いま全国で急増中の「空き家問題」
その解決と地域社会の活性化に向けて、
株式会社幸建(我が家は不動産仲介業)では、
まずは山口県と新潟市近郊を中心に
空き家のセルフ・リノベ賃貸事業を展開中です!
放置されていた空き家や古民家を借りて、
入居者の愛とセンスで可愛くよみがえらせるプロジェクト。
その空き家リノベのモデルハウスが宇部の東岐波サーフハウス
ウッドデッキもほぼ出来上がり、外見もだいぶ変わってきました。
直近の姿はこんな感じになっています。
なんかサーフハウスくん、ちょっと誇らしげな感じでしょ?
一年前、空き家で放置されてた時のサーフハウスくん↓
ちょっとうらぶれてる感じで、寂しそう。。。
この東岐波サーフハウス、
一見すると木造家屋に見えますが、
実は軽量鉄骨パネル工法、いわゆるプレハブ住宅です。
簡単に言うと工事現場の仮設事務所と同じ作りです。
場所は山口県宇部市の北東部の東岐波というところ。
瀬戸内海の海岸にほど近い、のんびりとした海辺の田舎の街です。
自然が豊かな場所ですが、意外にすごい便利なんです。
山口宇部空港からクルマで15分、
新幹線の新山口駅まではクルマで20分、
高速道路のインターまで5分。
小学校・中学校は徒歩5分。
コンビニ徒歩2分。
近所に病院やスーパー、ホームセンターもあります。
ということで、今回は久しぶりの東岐波サーフハウス
リノベーションの紹介です。
この記事を初めて見る方はこちらの関連ブログ記事も合わせてご覧ください↓
・古家・空き家のよみがえりアクティベーション(2015/10/20)
・山口県で空き家のDIYリノベーション始めました!(2016/1/26記事)
・空き家セルフリノベ賃貸、モデルハウス造ってます!(2016/3/14記事)
・宇部・東岐波サーフハウスのリノベ紹介①居間の本棚編(2016/3/18記事)
・春の時代の住まい考〜レトロな木造住宅がハヤるわけ(2016/3/26記事)
・明日、東岐波サーフハウスに遊びに来ませんか!(2016/4/22記事)
じゃーーーん!今回はキッチンです。
キッチンは主婦のみなさんが最も気になる場所ですね。
我が家のキッチンは、レトロ風味満載(笑)です。
これが、リノベ前の台所(東側)の様子です↓
壁のベニヤ板の壁紙は黒ずんで、
天井もくすんでいて暗い雰囲気が。。
塩ビの木目床もかなりくたびれていますね。
こちら北側、流し台の収納のドアもしまりが悪い状態でした↓
上部の収納は油汚れで、すすけた状態。
天井もカビが生えて、黒ずんでます。
タイルだけが妙にピカピカしててミスマッチ感。
東側の壁はベニヤ板なので木の経年変化の味わいはなく、
黒ずんでいて、暗い雰囲気↓
壁紙も剥がれてなんか昭和枯れすすきの感じ…
このまま住んだら、人生寂しくなっちゃいそう。
本当に大丈夫かな…ちょっと不安。
こちら西側の壁↓
あれ、このドア、何か変?
上下さかさまじゃない?
なんか意味不明…
それにしても昼間なのに暗いなあ。
ドアの奥は、洗面やトイレ、お風呂…
こっちはもっと暗くて怖いよ〜。
しかも洗面の床はフニャフニャだあ。
風通しは良さそうなんだけどね…
ということで、まずはこの暗い雰囲気をなんとかしないと〜!
セルフリノベ大先輩のKURINUKI工房の松﨑靖夫さんに相談したら
適切なアドバイスをしてくれました。
「しげ☆さん、とにかく白いペンキを塗りまくるんですよ〜!」
「とにかくこれが基本!全然雰囲気がかわるから〜!」
「なるほど、そうなんだ〜!」
さすが、持つべきものは経験豊富な友人ですな〜♡
ということで、靖夫さんおすすめのオフホワイトのカントリー調のペンキ↓
これをゲット!さっそく塗ってみることにしました!
<Jカラー 水性ペイント トラッドアイボリー> ネットで買えます。
ペンキ特有の化学臭がないのでオススメ。
最初は刷毛で塗っていたので、なかなか作業が進まず…
しかも壁がかなり黒っぽかったので、きれいに塗れませんでした↓
前述、松﨑靖夫さんの奥様 智依子さんも応援に駆けつけてくれました↓
智依子さんは、料理の達人でcafe&space 785の代表の美人さん。
そして、ペンキ塗りの達人です。
おかげさまで、何度か根気よく重ね塗りして、ようやくきれいになってきました↓
うれしいことに、ぼくが留守中にもいろんな方が手伝ってくれました。
智依子さん、みなさん、ありがとう!
壁を白く塗るだけで、なんか雰囲気がぜんぜん変わりましたよ〜!
わーい、夜になっても暗くない(笑)!
反対側(西側)の変なドア(笑)は取り外して、
すこし壁を切り取って開口部を広げました。
(この作業は大工さんにやってもらいました)
この西側の壁も白く塗ります。
ほら、全然雰囲気が変わるでしょ?
ずいぶん明るくなりました。
さて、次は、床です。
この床、写真では木に見えますが、実は塩ビのクッションフロア。
だから無機質で、ちょっと安っぽい感じ。
幸い、台所の床はしっかりしているので、上から古材の板を貼ることに。
床板は、大家さんの栗林さんのお友達で、
元建具大工の棟梁だった山口市の山根さんから
中古の床張り用杉板を格安で譲っていただきました。
山根さんも「わしの作業場の古材がよみがえってくれてうれしいの〜♪」
っていってくれて、みんなで大笑い。
いい笑顔でしょ?
なんか嬉しいね〜!
山根さんから、軽トラをお借りして床板を運びます。
台所の塩ビの床の上に杉板を設置、
ビスを電動ドライバーでねじ込んでいきます。
ところが、この杉板…
側面の凹凸を組み合わせてはめこんでいくんですが、
微妙に反ってたり、波打っているので、全然はまらない。
長さもバラバラなので、ものすごく苦労しました。
木の長さを計算しながら、別室の丸ノコ作業場で木を切って、
叩いたり、反らしたりしながら、はめていきます。
(これは2016年1月、真冬の作業風景です)
台所の床張りは一日で終る予定だったのに、なんと5日もかかりました。
中古なんで色にムラがあるけどご愛嬌。
あ〜、やっと全部貼れました。
もう二度としたくない!この作業〜
台所の部屋の最後の仕上げは、天井です↓
色あせて汚れていた天井部分にペンキを塗っていきます。
これも何度も重ね塗り。。ところが天井ってとっても塗りにくい。
立って、手を伸ばして塗るんですが、顔にペンキが垂れてくる。。
天井画を描いたミケランジェロの苦労がわかりました〜
さてさて、このあとは、
いよいよキッチンの建具製作です。
おーー、ちょっと長くなったので、続きは其の2へ