古家・空き家のよみがえりアクティベーション | 禅空「空、見ちょる」

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いよいよ始まる新しい黄金時代のごきげん五次元ライフ

よみがえりアクティベーターのしげ☆です。


先週末から、実家の新潟市に出張で来ています。

新潟市には月一回来ていますが、こころの暦の起業塾とトキメキ塾の講座、カウンセリングだけでなく、うちの実家の手伝いもやっています。

我が家の家業は、新潟市で三十数年続いている不動産仲介業。
社名は株式会社幸建(こうけん)といます。
父が築いてきた会社です。

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会社の名前の由来は父の名前の一文字を取って、「幸せを建てるお手伝いで社会に貢献する」という意味です。

しかし、ぼくは永年、家業を継ぐイメージが全くわかず、ずっと違う仕事をしてきました。

でも最近はムクムクと、家業の不動産業でやってみたいことが発動してきています。


それは、住む人がいなくなったり、放置されている古家・空き家・古民家の活用・よみがえり再生支援業務です。


最近では、築年数の古い物件のことを、レトロ物件といったりしていますが、全国どこの街を歩いていていてもこのレトロ物件の空き家がたくさん目に付きます。

実は、このレトロ物件、30代のナチュラル系の男女を中心に結構人気があるのです。

築30年~40年以上経った木造住宅は、年配の方や不動産業者から見るとまったく価値がない物件に見えますが、昭和の香りが残るレトロ物件は、自分たちの好きなテイストでDIYリフォームしておしゃれにカスタマイズして住んでみたいという人たちにはかなり魅力的な素材なのです。

しかしそのようなニーズがあるにもかかわらず、不動産物件のネット検索では、DIY可能なレトロ物件はほとんど見つかりません。

実際にはレトロな空き家はたくさんあるにもかかわらず、借りたい人と貸したい人、お互いのニーズががうまくマッチングできていないからです。

なぜなら、レトロ物件は、不動産業仲介業者にとっては「労多くして実入りの少ない旨味のない物件」だから。。。

昔の建物は現在の建築基準条件を満たしてないので耐震構造に難があったり、都市計画が進む前に建てられた物件は接道状況に難ありのものがほとんどなので、更地にして建て替えを進めることができなければ、売買もできません。

また賃貸するにしても、今までの不動産業界の常識では、入居者は入居物件を勝手にリフォームしてはならないことになっているので、DIYは業界では禁忌事項なのです。



ぼくは昔からインテリアや建築に興味があり、母方の祖父が建築士だったこともあってか、建築分野に進む選択肢もあったんですが、高校時代に数学や理系の勉強が赤点の連続だったことから、文系に進んでしまいました。


こころの暦の講座では、小さい時にどんなことが好きだったかを思い出すワークをやります。
小さい時に好きだったことは、その人の本当の役割とシンクロしていることが多いからです。

ぼくは、よそのうちに遊びにいっていろんな部屋を探検したり、バルサ材で家の模型を作ったり、布団やマットレスをつかって秘密基地を作るのが大好きでした。

こころの暦でいうと、ぼくの表現のエネルギーは「冬の星」。
冬の星は、目に見える形を美しく整えて、カッコ良くする役割があります。

つまり不動産のリノベーション、リフォームなんかに、とってもぴったりの役割なのです。

そういえば、昔からインテリアコーディネーター系の雑誌やリフォーム関係の本は結構読みあさってきました。

過去には、神奈川で中古の和風一戸建てを買って、アジアンリゾート風に大規模リフォームしたり、アメリカンな暮らしに憧れて、埼玉県入間市にある築60年の米軍ハウスに住んだこともありました。

↓ これは昔ぼくが住んでいた入間の米軍ハウスの街「ジョンソンタウン」の風景です
ここに住んでいる人たちは、アート系の方も多く、みなDIYを楽しんでいました。

ぼくの住んでた古家が、ドラマ「相棒」のロケ舞台に使われた事もありました。


神奈川で住んでた家は小田急線沿線でしたが、すぐ近くには、白洲次郎と白洲正子の居宅だった「武相荘」がありました。

武相荘は洋と和の融合がめちゃめちゃカッコいい古民家で、ぼくが理想としているおしゃれな古民家暮らしの理想形がそこにありました。

↓ 武相荘(ぶあいそう)旧白洲邸の佇まい、こんな感じです。



↓ 白洲正子の書斎です。レトロだけど超かっこいい空間でした!


振り返ってみると、昔から古い建物って、結構好きでした。


そういえば、神奈川から山口に移住したのも、その動機は田舎でおしゃれな古民家暮らしをしたかったからでした。

フムフム…、そうか、そうだったんだよね。

そう考えると家業の不動産業も、古家や空き家の有効活用を進めるには悪くない仕事だね。。
むしろ、好きなことをやって、家業を盛り上げるチャンス到来かな。。ムフフ(笑)と思った次第です。


ぼくの役割を表す肩書きは「よみがえりアクティベーター」

その人がもっている「その人だけの役割」がよみがえり、活性化するきっかけとなる瞬間に立ち会うことが、ぼくが一番ワクワクすること。

つまり、本来のポテンシャルや役割・機能がよみがえる瞬間がたまらなく好きなんですね。


それは、人だけでなく、動物であっても、植物であっても、モノであっても、建物であっても「同じ」なんです。

所さんのビフォーアフター見て、汚い物件が綺麗になるのを見て、涙が出そうに嬉しくなるのもそういうことか。。

ぼくは、昔からモノにも魂があると思っていました。
それは空き家も同じです。

だから、素敵な佇まいなのに本来備わっている機能と役割がつかわれないまま、住む人もなく放置されている古家を見るといてもたってもいられなくなるんです。

不動産も人間も同じこと。

この世に存在するモノには、みな価値があるのです。



いま日本では、空き家問題が深刻になっています。

少子高齢化が進み、誰も住む人がいなくなり放置された「空き家」は、2013年10月時点で全国約820万戸。その割合は住宅総数の13.5%を占め、実に7軒に1軒が野ざらしになっています。

だから、使われなくなってしまった古家や古民家が、生き生きと楽しくワクワクよみがえるよう、活用・活性化のお手伝いができればと思っています。

さらにそこに住む人のエネルギーもハツラツとよみがえって輝くことになれば、まさに一石二鳥、こんなに嬉しいことはありません。

それがぼくにしかできない、ぼくだけの「ね」の役割=よみがえりアクティベーターの役割です。


今年の春頃から、この不動産のよみがえりプロジェクトも、山口と新潟でいろいろと具体的な動きが出てきました。


好きこと、ワクワクする事を始めると、不思議なたなからぼたもち現象がはじまります。

次回はそのことについて、具体的な事例をお伝えしたいと思います