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宝塚発達心理ラボのラボ子です。
今日は、国立県営兵庫障害者職業能力開発校のオープンキャンパスに行ってきました。国立県営兵庫障害者職業能力開発校の創立は、昭和26年10月です。職業能力開発促進法に基づき、国が設置し兵庫県が運営しています。
ここでは、一般の職業能力開発校で訓練を受けることが困難な障害のある人が、知識や技能を習得し、職業人として自立するために必要な職業訓練を実施しています。
今回は、昨日と今日の午前の部・午後の部の計4回のオープンキャンパスを実施され、私は最終回の今日の午後の部への参加です。
通学が困難な方のために寮があるので、遠方の支援学校の生徒さんもたくさん来られていました。播磨地区の方からも何組か来られていました。先日の兵庫県ゆうあいスポーツ大会で出会った遠方のアスリートさんのお顔もちらほら・・・・。
知的障害者対象のコースは総合実務科で定員は15名です。9:00~4:10まで45分授業が8コマ毎日びっちりあると聞いていましたが、実際は90分授業が午前2コマ・午後2コマみたいな組み方をされていました。
この15名を正規職員3名・常勤講師1名の計4名の指導員で1年間しっかり鍛えます。それぞれ、A先生は情報が専門、B先生は陶芸や就職指導が専門、C先生は介護が専門、D先生は園芸と食品実習が専門とおっしゃっていました。
毎年の一般企業への就労100%はやはりすごいと思います。
ここを卒業して一般就労した生徒さんがどういう仕事をしているかということですが、清掃、洗車、洗濯、商品管理、調理補助、食器洗浄、組み立て軽作業、商品の仕分け・・・などということです。私がよく知っている近くの焼き鳥屋の串刺しが、実はここを卒業した知っている子がしていることを知り、びっくりしました。
近年の就職先一覧には結構有名な企業さんが多かったです。東急ハンズさんや、ネッツトヨタさん、大阪大学さん、フランスベッドさんなどの名前もありました。
卒業生のインタビューコーナーのVTRに、部活で一緒だった子が出てきてこれまたびっくりしました。彼が初任給でしたことは、「家族とおばあちゃんに外食をごちそうした」とのことでした。そして「仕事を頑張って家族に恩返ししたい」と言っていました。感動~
もともと優しい子でしたが、さらに優しく立派な大人になって、仕事頑張っていること大変嬉しく思いました。
ここでの1年はパソコン実習あり、陶芸あり、農業あり、販売管理あり・・と大変盛りだくさんの内容の1年間です。農地は100坪あるそうですからかなり本格的だと思います。
「こんな人に来てほしい」というのは、
やる気のある人
就職しようとする強い意志のある人
素直な人
みんなと協力して作業できる人
ハートのある人
自分の経験値を挙げたい人
だそうです。
ちなみに
平成27年度入学生の年齢は18歳から28歳だそうです。28歳というのは、就労支援B型でずっとでやってきて、就労を考えてこの訓練校に来られたということでした。男性10名女性2名、B1が4名、B2が8名ということでした。
平成28年度入学生は15歳から30歳ということです。30歳の方や15歳の方がいらっしゃるんですね。B1が1名、B2が11名ということでした。男性9名女性3名です。
居住地は、西宮・宝塚・尼崎・伊丹・三田市のこの5つがほとんどでしたね。平成26年より、大阪府が他府県の訓練校在籍者への訓練手当をなくしたので、大阪からの受験生がみごとにいなくなりました。入学を希望している人にとっては、これは大きなチャンスかもしれませんね