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宝塚発達心理ラボのラボ子です。
今日は簡単にですが、支援学級・支援学校卒業後の主な進路について書きますね。
特別支援学校中学部の子どもたちは、そのまま内部進学して同じ学校の高等部に進学する子がほとんどです。少数ですが職業科のある別の支援学校にチャレンジする子もいます。
支援学級の子どもたちは、中学校卒業時に、高等学校、特別支援学校、専門学校、専修学校などに進学する人が多いようです。昔に比べれば本当に選択肢が増えました。高卒資格を狙うのか狙わないのかで進路先は大きく変わります。
中学校以降は義務教育ではなくなるため、進学せずに就労や福祉施設への進路も可能なのですが、それをする子は現在ではごく少数です。
特別支援学校の高等部を卒業した後は、企業就労や福祉施設、事業所など本人の特性に応じた進路選択があります。
福祉施設・事業所は、障害の程度に応じて、就労を目指すもの・日常の生活自立をめざすもの・地域で安定した生活を送るために日常生活の向上をめざすもの等色々な種類があります。これらの施設を利用するためには、障害程度区分認定が必要です。
職業訓練校も人気ですね。療育手帳を取得している人が1年間職業訓練を受けて職業的自立を目指す学校です。教科書や作業服等は自己負担ですが、授業料は無料です。入学試験がありますので希望者全員が入れるわけではありません。
高等部のある学校には進路指導部が必ずあって、その先生たちは担任を持たずに進路の仕事だけを専任でしています。担任は基本的にクラスの子どもの進路については進路指導部と協力しながら進めていきます。
事業所が新しくどんどんできてくるご時世なので、常に最新の情報を知っておかないと自分の過去の経験だけで進路指導を進めると子どもに不利益になります。学校に進路指導部があることで担任は最新の情報が手に入るわけですが、担任自身も卒業学年を持つならば自分でも情報を集める努力は必要ですね。