いよいよ明日から公開【アヒルと鴨のコインロッカー】
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伊坂幸太郎氏原作の同名小説の映画化です。
オール仙台ロケなので、仙台では5月12日からすでに先行上映されてます。
原作も読んでいたし、母校やゆかりの地が撮影場所に使われていたので封切りからうずうずしていて、やっと6月上旬に観てきました。面白かった、という言葉が当てはまるかどうか難しいのですが、かなりおススメです。
重大なネタバレが存在するミステリーなので詳しく書けないのが残念。しかしこのミステリーを、さわやかにみずみずしく切なく消化してます。
原作未読の方は是非読まないで観にいくことをおススメします。
やや駆け足で意味不明な前半部分も是非じっくり見てほしい!
原作ファンは・・・個人的な感想では、
ミステリー部分の映像化が、「なるほど、こういう感じにしたのね」とかなり納得しました。
そして、主要人物の演技が達者。
瑛太と、松田龍平の車でのシーンはちょっと鳥肌ものです。
ところどころ端折られているエピソードはありますが、2時間の尺におさめ低予算でというなら許容範囲。
「自転車蹴りたい症候群」くらいは入れてほしかった。
全体的に、きっと裏切られないと思います!
私は仙台ロケと、原作に忠実だった点と、母校はじめロケ地をほとんど知っている、という「身内感覚」で甘めの評価かな(笑)
音響や迫力があるわけでないし、カメラワークもそんなに良いわけではないし、はっきり言って仙台が舞台じゃなくても良いようなストーリーなので、「是非劇場へ」とも言いにくいですが、「何かいい邦画を」といわれたら一押ししたい映画です。
次は「キサラギ」が観たいな。