「非人道的な核兵器は廃絶されるべき」。 同様に、作業員の被ばく犠牲の上に成り立つ、
原子力発電所もウラン鉱山もこの世から抹消すべき。

 平和利用という隠れ蓑に隠れてはいるが、原爆と原発は、光と影、表裏一体の関係。
原発の無限のリスクは、安全保障上不可欠?だからこそ許されている??

 原発推進の自民党政府も、危険と認識しているからこそ、原発マネーにものを言わせ、大都市から遥か遠くの過疎地に・・東京にもしもがあってはいけないが?過疎地なら・・

 もし核兵器に、軍事上の優位性が無いと証明されれば、その瞬間に原子力ムラは崩壊し、
原発は危険なだけの無用の長物と化す。

関連記事 核実験の島はいま ~住民帰還は実現するのか~
       「使い捨て」にされたウラン鉱床跡*人形峠から福島見れば。
       原発は危ない*だから遠くの貧しい過疎地をお金で買った。
       月給18万円の原発作業員*もし子供が・・・結婚は諦めている。
       日本の原発で核兵器製造可能 77年に米が見解 :やはり原発は核武装のためだった!?
       日本の暴走危惧!?米、兵器級プルトニウム返還要求、核兵器50発分
       「原発と原爆 ~日本の原子力とアメリカの影~」

 神奈川新聞カナコロより
ビキニ水爆実験から60年、文化も壊す核被害
【「非人道的な核兵器は廃絶されるべき」-。13日からメキシコで、人道上の影響から核廃絶を訴える国際会議が始まる。折しも3月1日は、太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で米国が実施した水爆実験で日本の漁船が被ばくした事件から60年となる。あの核被害の教訓は、どうとらえるべきか。

 1954年3月の核実験で、ビキニ周辺の海に「死の灰」が降った。

 周辺海域では日本のマグロ漁船が操業していた。静岡・焼津からやってきた「第五福竜丸」が象徴的だが、三崎から出漁していた漁船も多かった。

 「原爆マグロ」の風評が三崎の街を襲う。船体は放射線検査の対象となった。水揚げされたマグロは次々に捨てられた。

 同年5月、水産庁の調査船「俊鶻(しゅんこつ)丸」が東京港を離れる。若手科学者が乗り組み、2カ月にわたってビキニ周辺海域を調査した。魚の体内からは放射性亜鉛が見つかった。

 「科学には動かせないルールがある。放射線の影響を正確に測る重要性を痛感した」。調査団の一人で、放射線測定の草分け的な研究者でもある岡野真治さん=鎌倉市=が振り返る。

 そのころ米政府内では、事件の幕引きに向けた議論が進められていた。

 「日本はおそらく魚の廃棄など間接的な被害も主張してくる。補償の提案額を引き上げ、早期に合意を得るべきだ」。秘密指定の解除された外交文書には、米政府高官の思惑がにじむ。結局、200万ドルの慰謝料を米側が支払うことで両政府は合意した。

 一方のマーシャル諸島では、ビキニの東にあるロンゲラップ環礁などにも、死の灰が風に乗って到達。島民たちに降り注いだ。

 米国が同地域で実施した核実験は、総計67回に達する。同国は米国と自由連合盟約を結び、1986年に独立。米国が核実験の補償をすることでも合意した。

 だが地元からは、健康被害などを訴える声が続発。ロンゲラップの地方自治体はほかの島への集団移住を決めた。残留放射能への不安を抱く島民の完全な帰島は今も実現していない。】一部抜粋