西暦2041年の世界野球情勢を妄想してみた(南米・オセアニア編) | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 この記事はシリーズものです。前回までの分をまだお読みになっていない方は、以下のリンクからどうぞ。

ヨーロッパ編:http://ameblo.jp/systemr1851/entry-10826622746.html

アジア編:http://ameblo.jp/systemr1851/entry-10827462210.html

北中米編:http://ameblo.jp/systemr1851/entry-10833427632.html


 「SYSTEMェ…」なんて思われてるかと思ったら、意外と好評らしい「2041年の野球界」シリーズ。今日は南米・オセアニア編です。なぜ南米とオセアニアが同じくくりなのかというと、そもそも妄想してた国の絶対数が少ないからです。ここは今までと比べると、あまり頭が回ってなかった部分があるので、今回はちょっと短いかもしれません。そういえば、前回の北中米編でドミニカとプエルトリコを忘れてたよね…。サーセン。


南米

(1)ベネズエラ代表

 南米と言えばベネズエラ、ベネズエラと言えば南米。現代でも南米唯一(?)と言える野球バカ国家として有名だが、2041年ではそれに輪をかけて、熱狂的な野球人気を誇る国となっている。アメリカ、カナダ、メキシコなど、他の「メジャーリーガー輩出国」が長打力を売りとする中で、どちらかというと投手力を主体に戦う毛並みの異なるチーム。もっとも、打線の力もかなりハイレベルであり、シード権獲得の常連国となっている。この年のWBCではベスト4入りするも、本大会で1次リーグ同組となったアルゼンチンに、まさかの敗北を喫した。


(2)アルゼンチン代表

 高い投手力と守備力を武器に、スモールボールスタイルで戦う南米の新星。南半球の3大ウィンターリーグとなった「リーガ・メトロポリタン」の他、ヨーロッパ(主にイタリア、スペイン)やアメリカのマイナー、メキシカンリーグなどでプレーする選手で構成される。歴史的背景からイタリアとの結びつきが非常に強く、アルゼンチンのパスポートを持つイタリア人や、両国の国籍を持つ二重国籍者もいる。WBC本大会で強豪ベネズエラを僅差で破り、世界的な注目を集めた。ブラジルとのライバル関係は野球でも変わらず。


(3)ブラジル代表

 アルゼンチンにとっての最大のライバルであり、長きにわたってWBC本大会出場を阻んできた相手。ロースターには日本でプレーする選手が数多く含まれ、レベルは日本の一軍半~二軍程度。本国でプレーする投手には、ノーコンの豪腕タイプ(現代でいうイタリアのセラフィニみたいなイメージ)が多い。「本大会出場→ベスト8入りできず敗退」のパターンが続いていて、2041年大会予選ではついにアルゼンチンに敗れ、本大会出場も逃す結果となってしまった。


(4)その他

 コロンビア、チリ、エルサルバドルなど


オセアニア

(1)オーストラリア代表

 両手が埋まる程度のメジャーリーガーと数えきれないほどのマイナーリーガー、そして南半球三大ウィンターリーグのABLを抱える、南半球における最強チーム。基本的には打撃が持ち味ではあるが、格上と戦う際には、投手力を軸に食い下がるプレーも見せるなど、非常に厄介な相手。ヨーロッパリーグができてからは、日本やアメリカ以外にも多数の選手を送り込んでいる。各国の有望株が集まるABLは活況を呈しているが、南アフリカリーグに選手を取られることも増えており、その点では少々焦り気味。


(2)ニュージーランド代表

 オーストラリアとともに、2つのオセアニア枠をほぼ独占しつつある国。パラオやフィジー、グアムといった国々にとっては、鬼のように高い壁となっている。もっとも世界標準からみると、実力はまだ高いとは言えない。隣国のオーストラリアでプレーする選手も多く、毎年代表同士でも親善試合を戦っている。ヨーロッパではドイツの下部リーグとイギリスが主戦場。WBCではブラジルとほぼ同じ境遇にあるため、2041年大会では何とか勝ちたいと思っている。アメリカ人指揮官を迎え、ディフェンス面を強化中。


(3)その他

 パラオ、フィジー、グアムなど