大学就職率より「挫折35％」の方が問題だ。

大学生就職率：過去最低を記録　来春は震災の影響も必至
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110525k0000m020130000c.html

上記の報道によると4月1日現在の就職は以下の通りである。
就職が出来た人　　　　　370000人　 　91.1％
就職が出来なかった人　 33000人　　　　8.9％

162.“自虐”日本に驚く世界のエリートたち
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=62296033&comm_id=5277033
の就活部分を引用しよう。就職活動で日本ほど恵まれている国はないのである。
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◆就活◆

日本人「新卒の内定率もとうとう7割を切ったよ」

韓国人「えっ？まだ6割以上が卒業してすぐ就職できるの？韓国は4割台だと思う。TOEIC900点でも就職できない」

中国「それ恵まれすぎだよ。中国は経済が高成長しているけど新しい大学がどんどんできて競争はますます激しい。学生は専攻も語学もすごい勉強しているけどすぐ就職できるのは3割くらいだ。だから皆世界中どこへでも出かけて行って就職を探す」

ブラジル・インド「新卒内定率って何？そんな統計できるの？若年失業率なら3割から4割の間かな？」

アメリカ「まだ7割近くがそんなことしてるの？インターンもさせずに雇うの？学生もインターンせずに会社に入るっていうのは、同棲もせずに結婚するのと同じか？」
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一番の問題は大卒で就職しても3年以内に30～35％の人が退社するのである。
若者の就職状況に関するデータを参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/12.html
大卒の過去10年の退職は
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/dl/data_1.pdf
34％～35％なのだ。なぜ、100000万人中35000人が挫折して退職するのか。
今の大学は社会に対応出来ない学生を大量に送りだしている側面もあると思う。今年就職が決まった370000人中3年後は少なくとも30％の110000万人が退社するという恐ろしい現実がある。

　9月に入ってから就職が決まった大学4年生を対象の「なぜ、30％以上の人が挫折するか」をテーマにしたセミナーを開催したいと思っている。