前回からの続きのブログです。
仁淀川町の田村地区を歩き出発し、
天界集落である桜地区という
標高600mの集落を目指して
歩き旅。
いやはや、前回は途中でトイレになったアセったが、
それはなんとなった。
「野糞」は勘弁してほしかった(笑)
だんだんと対岸の山々の高さに近づいてく。
ときおり、野鳥のメジロの鳴き声がするのがいいね。
燃焼系の坂道はつづく。
時折、地元の方だろうか、いぶかしげに俺を見る。
なぜ、こんな所を歩いているのだろうかと思うのだろうな。
そう、仁淀川内では歩いている人は本当に少ない。っていうかいないの
かもしれない。自動車、バイクが主流だ。
しかし、昔は街道をすべて歩いていたのだ。
凍結注意の看板が。
南国・高知といえども仁淀川町のハイなエリアは厳寒期には雪も積もる。
さらに、崖も多く、土質も脆弱である所が多い。
地すべり指定地区なども多数ある。
しかし、そこに昔から人々は暮らしている。
なぜか、それはわずかながら耕地を開き、水があったからだろう。
こういう崖の崩壊防止の工事がよく見られる。これは、カゴ枠工と
言って、比較的に湧き水が多くて崩壊しそうな部分に設置する山留工だ。
対岸の宗津地区も同じくらいの高さに見えてきた。
ある所まで来た時、
ぽっかりと開けた所に出た。
そこは、茶畑などがある畑地だった。
見よ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
この急斜面の畑を!
土佐弁では”さがしい”(急傾斜地の意)というのだ。
土佐の仁淀川町の伝統とも言うべきか。
この地の野菜を植え、雑穀を育て、茶を栽培する。
昔からやってきたことだ。
山岳の民、仁淀川町では普通のことだ。
これはモノレール。 ↓
東京にあるモノレールの小型版である(笑)
少しでも運搬作業も効率化しないとやっていない。
地形を活かした曲線美な茶畑群は、もはや芸術的。
茶畑のこういった景色っていいよな~ ☆
ずんずん歩いていると
なんだかぼろぼろの、いつ設置されたかわからないほど古い
白い木杭があった。
なんと木杭には
最優秀知事賞受賞園
と書いてあった。ヽ(*'0'*)ツ
きっと、茶の栽培はじめ品質とを評価されたものだろう。
やったな!
この景色が残らねばいかん。。。。
この仕事が残らねばいかん。。。
幸い、まだこの茶園は元気だ。
しかし、茶の価格はドンドンと低迷する一方で
高品質化は求められていき、設備投資は増えていく。
どんどん耕作放棄茶園も増えていく。
俺は今後どんなサポートしていけばいいのか。
現場に来るたびに悩ましい。
生の現場を見ることは大切だ。
生の声を聞くことも大切だ。
生の現状をこの耳で聴くことも大切だ。
ああ、池川方面の坂本地区は雪になりかけているな。
ここから目指す桜地区は見えないが、
その先の鹿森地区は日がほんのりとあたり、明るさの中にたたずんでいる。
さあ、さらに歩こう。さらに続く♪
前回までのブログ ↓
天界集落トレッキング/桜地区(1)☆ここがBスタイル
天界集落トレッキング/桜地区(2)☆うお!ト、トイレは?
つづきはこちら
SEE YOU!