北京オリンピックチケット大高騰!~女子バレー日中戦会場前での、とんでもないダフ屋行為の実態とは!
皆さん、こんにちは。北京で暮らしている、 ”まん・げんこ” です。
ヘンテコニュース
(北京のダフ屋調査状況)
北京票贩子的调查情况
( ベイジン ピィヤオファンズ ドゥ ディアゥチャー チンクゥワン )
~北京ダフ屋の実態を、徹底調査~
女子バレー、中国に敗れる!
昨晩、日中バレー戦が行われた。結果は、3-0と、中国にストレート負けを喫した。
<参考記事>
・女子バレー、中国にストレート負け・・・A組4位で準々決勝へ(読売新聞)
・五輪=女子バレーの柳本ジャパン、中国に乾杯するも8強入り(ロイター)
ともかく、8強入りをすることはできたので、次のブラジル戦(B組1位)では、何とか奇跡を見せて欲しいものだ!頑張れ、柳本ジャパン!
ところで、昨日は私も現地会場の入り口まで行ってきた。しかし残念ながら、会場の中に入ることはできなかった。チケットを入手することができなかったのだ。
(試合会場の”北京首都体育館”。無念にも、熱戦を見ることができなかった。記念に”パシャッ”!)
以前 お伝えしたように、ここ最近オリンピックチケットの高騰が凄まじい。本日の日中バレーボール戦に関しては、試合開始時刻を30分経過した後ですらも、1枚約600元(約10,000円)もしていたのだ。(原価は、約1,000円)。
<当ブログ参考記事>
・北京オリンピックチケットの入手方法!?~どこまで上がるチケット価格~
実は試合当日の午前中、チケットを入手できないかどうか色々と問い合わせてみたのだが、値段は1,000元(約17,000円)をくだらなかった。
しかし、日中戦をなんとしてでも見たい!日の丸を掲げて日本代表を応援したい!
そう感じた私は、現地で直接チケットを入手しようと出かけた。(当時は、試合が始まりさえすれば、価格は下落すると信じていた)
実際、先日秦皇島で行われた女子サッカー
の時には、チケットが思うように裁けず、更に原価割れしても買い手が見つからず、泣きそうになりそうなダフ屋を何人も見かけていた。
<当ブログ参考記事>
・なでしこ勝利!~完全"AWAY"の様子を、現地から実況中継~
因みに、この日行われたバレーの試合は、
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・種目は中国人にかなり的人気の女子バレー
・会場はアクセスのよい北京市内
・対戦チームは日本と中国
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と、好条件がそろっていたため、チケットの入手は難しそうではあった。しかし、試合が始まればきっと安くなる(原価割する)と信じて、現地に直接向かうことにした。
そして、試合開始15分くらい前に、会場付近にたどり着いた。想像していた通り、かなり多くのダフ屋を見かけた。
会場の入り口付近では取締りが厳しかったのか、会場から約200メートルほど離れた場所に、彼らは密集していた。
(ダフ屋行為は、かなりどうどうと行われていた)
(ちょっと目があうと直ぐに、”チケットいるか?”と声をかけられた)
因みに、試合開始15分前のチケット平均価格は、
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A席 約1100元(約19,000円)
B席 約 900元(約16,000円)
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ほどであった。
※通常価格は、A席150元、B席100元、C席60元である。
予想以上に高かったので多少驚いたが、試合が始まれば安くなると思い、様子を見ることにした。
(会場近くは、観客、ダフ屋、警察、物売りなどで、入り乱れていた)
下記は会場付近のビデオである。前回の女子サッカー日中戦のときに比べると、明らかに雰囲気が違っていた。興味がある方は、見比べて頂きたい。
バレーボール会場付近
(恐らく、時間帯が影響していたのだろう。とりわけ強い"Away感”は、感じなかった)
サッカー会場付近
(先日の日中戦会場付近。実に貴重な体験をさせてもらった)
<当ブログ参考記事>
・なでしこ勝利!~完全"AWAY"の様子を、現地から実況中継~
その後しばらくすると、私のすぐ近くでチケットの交渉が始まった。ダフ屋と、中国人の若いカップルのようだ。
(ダフ屋と交渉中の、若い中国人カップル)
彼女たちは結局、2枚のチケット(B席)を購入していった。価格は、合計で1,600元(約25,000円)である。B席の原価は100元(約1,500円)なため、8倍の価格になる。
こちらが、ダフ屋と交渉中の中国人カップルの映像である。興味がある方は、ご覧頂きたい。
(彼女が全て交渉を担当していたようだ。中国の女性は強い。見ていて、なかなか面白かった)
さて、既に試合が始まって15分経過した。まだダフ屋は何人かいるようだ。しかし、価格が思ったより安くならない!
(チケットをおもむろに見せびらかすダフ屋。試合開始後だというのに、チケット価格が一向に安くならなかった)
さらにしばらくすると、ロシアの一団がやってきた。理由は、翌日(18日)のバレーボール戦のチケットを、当日(17日)のチケットと交換したいということである。実はロシア vs セルビアの試合が、日中戦の後に控えていたのだ!
(日中戦後の”ロシアvsセルビア”戦を見に来たのだが、日中戦のチケット価格が高騰して手に入らない状態。思わぬとばっちりをくらってしまったようだ。気の毒である)
※この日の日中戦と、ロシア-セルビア戦のチケットは1セットになっている。
下記は、ロシア人と中国人の交渉のやりとりの映像だ。数多くの中国人が、彼らのチケットを当日の(日中戦)だと勘違いして、交渉を持ちかけていた。(彼らの持っているチケットは、翌日の別のチームのものである)
(会場付近では、色々な出来事があって見ていて飽きない)
実はこの付近に何人も警察が居たのだが、皆見て見ぬふり状態であった。ダフ屋行為は一応禁止されてはいるはずなのだが、かなり無法状態と化しているようだ。
(警察が近くに居ても、ダフ屋の行為はお構い無しだ。しかし、日中女子サッカーのときに比べれば、はるかにましではあるが)
(警察の周りで、かなり大胆なダフ屋行為が行われていた。この行為、かなり”グレーゾーン”になっているようだ)
試合開始約30分が経過した。このときの価格は、
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A席 約800元(約12,000円)
B席 約700元(約11,000円)
C席 約600元(約10,000円)-------------------------------------------------
であった。
※通常価格は、A席150元、B席100元、C席60元。
驚いたことに、一向に安くならない!
その後しばらくすると、ダフ屋がすべて姿を消した。すでに、チケットを完売したようだ。
この日は残念なことに、会場で試合を見ることができなかった。本当に無念である。
しかし、北京のダフ屋の取締りのゆるさは、私の想像以上であった。ネット上を始め、いたるところでダフ屋行為がどうどうと行われていようだ。
本日、日本とアメリカの女子サッカーが、北京市内で行われる。しかし、会場に行かれる予定の方で、まだチケットを持っていない方もいらっしゃるのではないだろうか?
恐らく、かなりの数のダフ屋が会場近くにいると思われる。もし中国語(又は英語)に自信がある方は、直接交渉を試みるのもいいかもしれない。(噂によると、かなりチケットが余っているらしい)。
しかし、下記のようなこともあるので、交渉の際には十分に気をつけていただきたい。(購入する分には、恐らく問題は無いと思うが)。
<参考資料>
・北京警察、ダフ屋行為で外国人含む110人拘束(APF BB News)
※ダフ屋と交渉の際には、自己責任でお願いします。
最後に:
なでしこジャパンには、ぜひともメダルを目指して、頑張って頂きたい。前回の中国戦では素晴らしい勝利を収めたので、それに満足することなく、更に上を目指してもらいたい。
また、以前行われた男子サッカーの記事に関しては、こちらからご覧になることができる。直接現地に行って試合を見てきたので、興味がある方は、ぜひともご覧頂きたい。
<当ブログ参考記事>
アメリカ戦:
・実に無念!~反町ジャパン、アメリカに無念の惜敗(後編)
・実に無念!~反町ジャパン、アメリカに無念の惜敗(おまけ)
ナイジェリア戦:
・北京オリンピックサッカー~ナイジェリア戦(中編2)
・北京オリンピックサッカー~ナイジェリア戦(後編1)
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