本家のお墨付きが仇に。映画「ココ・アヴァン・シャネル」、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

★今回の記事の携帯向けはこちら。



▼Xbox360・PS3・PSP「アサシンクリード」新作が予約開始

アサシンクリード2 Xbox360 アサシンクリード2 PS3 アサシンクリード ブラッドライン PSP
12月03日発売■Xbox360:「アサシン クリードII リファレンスガイド(A5判96ページ)付き」
12月03日発売■PS3:「アサシン クリードII リファレンスガイド(A5判96ページ)付き」
12月23日発売■PS3:「アサシン クリード ブラッドライン」

今年の東京ゲームショウでも洋ゲーフリークを中心に高い評価を受けていた
Xbox360・PS3「アサシンクリード2」と、PSPでは初登場となる「ブラッドライン」が予約開始。
据え置き用は先着特典が用意されているので、360版を購入予定の方はご注意を。



▼Wii「Wiiフィット プラス 単品」PSP「マクロスUF 超時空娘々パック」の予約再開中。


10月01日発売■Wii:「Wiiフィット プラス ソフト単品バランスWiiボード同梱」
10月01日発売■PSP:「マクロス アルティメット フロンティア 超時空娘々パック」

週末に完売していた2作が在庫復活中。



▼AmazonでPSP-3000が新価格で販売中。しかも特典付き。

PSP-3000
■PSP:「PSP-3000 ピアノ・ブラック FFVIIインターナショナルDLC付き」
■PSP:「PSP-3000 ミスティック・シルバー FFVIIインターナショナルDLC付き」
■PSP:「PSP-3000 パール・ホワイト FFVIIインターナショナルDLC付き」
■PSP:「PSP-3000 バイブラント・ブルー FFVIIインターナショナルDLC付き」
■PSP:「PSP-3000 ラディアント・レッド FFVIIインターナショナルDLC付き」
■PSP:「PSP-3000 スピリティッド・グリーン FFVIIインターナショナルDLC付き」
■PSP:「PSP-3000 ブライト・イエロー FFVIIインターナショナルDLC付き」

10月1日より新価格で販売開始予定のPSP-3000だが、Amazonでは一足早く新価格で販売中。
しかも、数量限定で用意されていた「FFVII インターナショナル」のダウンロード権はそのまま。
本体の販売価格は5%引きの15,960円なので、1500円分のソフト分を差し引くと
実質価格は14,460円ということに。
在庫分が捌けてしまえば、元通り「FFVII」無しの本体のみになるはずなので
購入を予定していた方は今のうちに押さえてしまうのも手だ。



▼ファミ通フラゲ情報9月29日他

読者登録して下さっている「情報収集部屋」様を始め
「今日がある嬉しさ」様「M☆G☆M+etc...」様などより。

■PS3・360「スーパーストリートファイターIV」が発売。2010年春。

■PS3「バイオハザード 5 オルタナティブ」
 クリス、ジルによる新しいエピソードを収録。(ボリュームは約2時間)
■PSP「Fate / EXTRA」
 マーベラスとTYPE-MOONのタッグによる対戦型のダンジョンRPG。
 Figma付きの限定版も発売。 2010年3月発売予定。
 シナリオ監修は奈須きのこ氏、キャラクター監修は武内崇氏。
 プロデューサーは「世界樹の迷宮」の新納一哉氏。
 ディレクターは「ルミナスアーク2」の門脇宗悦氏。
■PSP「ポップンミュージック ポータブル」
 総収録曲数は80曲以上を予定。
■DS「不思議のダンジョン 風来のシレン4」
 発売元はスパイク。ついに携帯用機でのナンバリングタイトルが発売。
 Wii版がさんざんな出来だったので、相性の良いDSで最高傑作を期待したい。
■DS「パワプロクンポケット 12」
 ニンテンドーDSiに内蔵されたカメラを利用した新機能を搭載。
■Wii「仮面ライダークライマックスヒーローズW」
 PS2版の発売時に「Gジェネを同発にするぐらいならこちらの方がWiiに向いているのでは」と
 話していたのだが、やはりそうなったか。

来週発売の新作ソフトレビュー


10月08日発売■DS:「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」【10・9・9・8】
10月08日発売■DS:「ブルードラゴン 異界の巨獣 ファンブック付き」【8・8・7・8】

殿堂入りはこの2本。
DS「真・女神転生」はイベント等で触った方ならば、その完成度の高さに驚いたのではないか。
DS「ドラクエIX」ほどビジュアル面での劣化が目立たず、
しかし遊んでみた印象はこれまでのシリーズとあまり変わらない。
シリーズを手掛けたスタッフがDSの性能をフルに使ったというだけあり、さすがの仕上がり。
「ペルソナ」シリーズではない、濃いメガテンファンなら必携の1本。


10月08日発売■Wii:「ヴァルハラナイツ エルダールサーガ CD付き」【7・5・5・5】
10月08日発売■PSP:「ATOM」【6・6・5・4】
10月08日発売■PSP:「鉄のラインバレル クリアスティックポスター付き」【8・7・7・6】

PSP「ATOM」は、先日のTGSでも触ったので案の定というか。
トレジャー開発の「アトム」を参考にした、などというエピソードを真に受けた私が悪かった。
トレジャー版というよりは、コナミから発売された
ファミコン版の「鉄腕アトム」をさらに●●●●にしたような印象。
●字部分は各自でお察しいただければ。



▼「iPhone/iPod touch」用アプリの世界ダウンロード数が20億を突破

iPod touch
■iPod:「Apple iPod touch 第3世代 8GB」
■iPod:「Apple iPod touch 第3世代 32GB」
■iPod:「Apple iPod touch 第3世代 64GB」

Appleは本日、世界最大のアプリケーションストアであるAppleの革新的な
「App Store」からのダウンロード件数が、20億本を突破したことを発表しました。
現在、全世界で5,000万人以上いるiPhoneとiPod touchユーザのために
85,000本以上のアプリケーションが提供されており、
AppleのiPhone Developer Programには125,000以上のデベロッパが登録しています。


無料の体験版なども含めての20億なので、無料と有料との内訳だけでも
知りたいところではあるが、10億を突破したと発表したのが今年の4月なので
半年足らずで+10億を上乗せしたことになる。iTuneのバージョンアップで、
人気ランキングが200位まで表示されるようになったのが地味に嬉しい。

ドラえもん イングリッシュ・コミックス
ドラえもん イングリッシュ・コミックス1ドラえもん イングリッシュ・コミックス1

最近ダウンロードしたものの中で一番ツボにハマったのがこちら。
コミックス版「ドラえもん」のテキストをそのまま英語化したもので
同内容の書籍は何冊も発売されている。
小学館からの発売なので、App Storeで時々話題になる無許可の海賊ソフトではない。
操作も分かり易く音声もクリアで、お子と一緒に遊ぶには適した良作なのだが
ドラえもんの声がどう聞いてもおっさん風のジャイアンなのが唯一にして最大の難点。
2話収録で350円という価格設定を許せるならお勧め。

iPhone 3G S
■iPhone:「iPhone 3GS」(ソフトバンクオンライン)



▼映画「20世紀少年 最終章」が1位返り咲き

空気人形 ペ・ドゥナ
(C) 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会

【紹介記事】是枝裕和監督が描く、大人向け童話。映画「空気人形」

1位(2):20世紀少年 最終章/ぼくらの旗(5週目)
2位(4):BALLAD 名もなき恋のうた(4週目)
3位(3):カムイ外伝(2週目)
4位(1):劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝
5位(7):火天の城(3週目)
6位(6):ココ・アヴァンシャネル(2週目)
7位(5):ウルヴァリン:X-MEN ZERO(3週目)
8位(9):TAJOMARU(3週目)
9位(8):しんぼる(3週目)
10位(11):男と女の不都合な真実(2週目)

新作のランクインはなく、準新作のみで構成された先週の映画市場は
シリーズ最終作となる「20世紀少年 最終章」が1位に返り咲き。
公開37日間の累計は動員310万人、興収38億円を突破し
第1作目の累計興収39.5億円まであと一歩と迫った。

今や最も客を呼べる俳優の一人である松山ケンイチ主演の「カムイ外伝」は
舞台挨拶ツアーを開催するなど、精力的なプロモーション活動を展開していたが
上位2作を追い抜くことは出来ず、2週連続3位に止まった。9日間の累計は5.9億円。

惜しくもランクインは逃したものの、是枝裕和監督、ペ・ドゥナ主演の「空気人形」も公開。
全国17館という少なさながら、公開2日間で興収1400万円を超える好スタートを切っている。
今週末からは関西・九州でも公開されるため、
「ディア・ドクター」のような動きになってくれることを期待したい。
ちなみに、「ディア・ドクター」のDVDが来年1月8日に発売決定した。
Amazonではまだ商品ページがオープンしていないので、また後日改めて紹介したい。

★公開中の作品紹介一覧

【紹介記事】うそとほんと。映画「ディア・ドクター」
【紹介記事】細田守監督の10年分を総まとめ。映画「サマーウォーズ」
【紹介記事】円熟味を増すシリーズ最新作。映画「トランスポーター3 アンリミテッド」
【紹介記事】桁違いに豪華なB級映画。映画「G.I.ジョー」
【紹介記事】シャネル祭りの第1弾。映画「ココ・シャネル」
【紹介記事】吸血鬼モノというよりゾンビモノ。映画「30デイズ・ナイト」
【紹介記事】男だらけの「かもめ食堂」。映画「南極料理人」
【紹介記事】渡辺あや脚本にしてはあと一歩。映画「ノーボーイズ、ノークライ」
【紹介記事】「青空侍」とは別物と割り切るべし。映画「BALLAD 名もなき恋のうた」
【紹介記事】是枝裕和監督が描く、大人向け童話。映画「空気人形」
【紹介記事】韓国発、マカロニウエスタン。映画「グッド・バッド・ウィアード」



▼本家のお墨付きが仇に。映画「ココ・アヴァン・シャネル」

ココ・アヴァン・シャネル
(C)Haut et Court - Cine(C) - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema

シャネルを扱った作品の2作目にして、シャネルの公式なバックアップを受けている
唯一の作品「ココ・アヴァン・シャネル」が公開中。
2週連続で6位をキープし、洋画不振の中では健闘しているのだが
先行して公開されている「ココ・シャネル」と比較すると
色々と疑問の残る作りになっている。
主演は「アメリ」のオドレイ・トトゥ。監督は「恍惚」のアンヌ・フォンテーヌ。



本家のお墨付きだからなのか何なのか、本作では「ココ・シャネル」で描かれていた
「光と陰」の「陰」の部分を丸ごと除いたサクセスストーリーとして作られている。
孤児院時代はさらりと流し、お針子としての下積み時代、帽子屋での失敗には触れず、
時代に迎合する女達が多い中で、確固たるオリジナリティと才覚を持った女性として
描かれるシャネル像は、「ココ・シャネル」で見られたような、
「キツい女だが可愛いところもある」というような人間味をまるで感じないのだ。
性格のキツさはどちらも同じだが、「キツいが可愛い女」と「キツいだけの女」とでは
天と地ほどの差があるわけで、少なくとも私は「ココ・シャネル」の
バルボラ・ボブローヴァは愛せても、
「ココ・アヴァン・シャネル」のオドレイ・トトゥは愛せない。
(お前等対象にはならない、という突っ込みは想定済み)
シャネルを取り巻く人間達にまでスポットを当てて
シャネルの人物像を浮き彫りにしていた「ココ・シャネル」に対し
シャネルとボーイとの恋愛部分以外は、本筋であるはずのファッションの部分ですら
添え物のような扱いなので、シャネルが「男に貢がせて偶然のし上がっただけの女」に
見えてしまうのはお墨付き作品としてどうなのか。

ボーイのルックス(年齢)が2作で随分と違ったり、
どちらが真実に近いのか良く分からない部分も多々あるので
「ココ・シャネル」とは別のアプローチで描かれたバリエーションのひとつとしては面白い。
だがどちらか1本だけ観るなら、間違いなく「ココ・シャネル」だろう。
オドレイ人気と上映館の差に騙されてはいけない。



▼マイケル・ベイのホラー復活シリーズ最新作は「エルム街の悪夢」



「テキサス・チェーンソー」「悪魔の棲む家」「13日の金曜日」と
往年の傑作ホラーを次々に現代に蘇らせているマイケル・ベイの新作は
ジェイソンと並ぶホラー映画界を代表する名キャラクター
フレディが活躍(と言って良いのか悩む)する「エルム街の悪夢」。
このほどティザー・トレーラーが公開された。

アプローチとしては、「13日の金曜日」と同じく、
今やコミカルなイメージが強くなってしまったフレディを
もう一度本来の姿に戻そうという意気込みを感じる。北米での公開は来年4月。
日本での公開は未定だが、やらないはずはないので今から楽しみ。


■DVD:「エルム街の悪夢 プラチナムDVD-BOX」
■BD:「13日の金曜日 -FRIDAY THE 13TH-」



▼3D作品が少しだけ身近に。10月17日より通常料金+300円。

9月29日現在は、前売券の有無に関わらず一律で2000円の価格設定となっている
3D作品の鑑賞料金が10月17日より「通常料金 プラス300円」に。
前売券を持っている場合もプラス300円なので、
1300円の前売券ならば1600円と、これまでより400円安くなる。
前売無しの場合は1800円+300円で2100円となり逆に割高になってしまうので
これから3D作品を鑑賞する時には前売券が必須になりそうだ。

戦慄迷宮3D ファイナル・デッド サーキット 3D
(C) ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ 2009
(C)MMV New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.

10月17日と言えば、3D作品が2本同時公開になる。
1本目は、「呪怨パンデミック」から3年振りとなる清水崇監督の最新作であり
邦画では日本初の3D実写長編映画「戦慄迷宮3D」。
もう2本目は、「ファイナル・デスティネーション」「デッドコースター」
「ファイナル・デッドコースター」と、邦題をコロコロと変えてしまったために
シリーズ物としての認知が今ひとつ低くなってしまった
「ファイナル・デスティネーション」シリーズ最新作「ファイナル・デッド サーキット 3D」。
CGアニメぐらいにしか採用されていなかった3D作品が広がりを見せる転機となる日なので、
価格改定にはうってつけと言える。「ファイナル」は好きなシリーズなので楽しみ。





▼ポランスキー監督を拘束 1977年の少女淫行事件で


11月27日発売■BD:「戦場のピアニスト」

1978年の指名手配に基づく米当局の要請によるものとしており、
前年の77年に起こした少女淫行事件に関連する拘束とみられる。
ポランスキー監督はパリ生まれでポーランドで育った。
米国に住んでいた77年、ロサンゼルスで少女淫行事件を起こし、
保釈中の78年に欧州に逃亡して以来、米国に戻っていない。

フランスのミッテラン文化相は「逮捕にあぜんとした。多くの辛酸をなめてきた人に、
さらに厳しい試練が与えられるのは極めて残念だ」とナチス・ドイツによる
ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の生き残りである監督を擁護。
サルコジ大統領とも連絡し「問題の早急な解決」に動く意向を表明した。


「戦場のピアニスト」がオスカーにノミネートされた時にも
監督が米国入りしなかったので、やはりこの件が取り沙汰されていたのだが
別件ならいざ知らず、もし本当にこの件なのだとしたら、正直な話、何故今さらという気も。
11月にBD化が決定した「戦場のピアニスト」は、ポランスキー作品、
エイドリアン・ブロディの出演作品という枠に止まらず、
映画界の至宝と呼べるほどの大傑作であり、この事実は何があっても揺るがない。



▼こんなモノが売れていた。

当BLOG経由でご注文いただいた商品の中から、
「おっ」と思ったモノを取り上げる不定期コーナー。
本日はこちら。


11月19日発売■Wii:「メタルファイト ベイブレード ガチンコスタジアム」
12月03日発売■DS:「メタルファイト ベイブレード 爆誕! サイバーぺガシス」

人気再燃中の「ベイブレード」関連タイトル。
今のところ予約はDS版に集中しているが、Wii版、DS版のどちらにも
限定のベイブレードが初回限定特典として用意されているため、
今年のクリスマスあたりには、お子からリクエストを受けて
あちこちのショップを奔走するサンタが出没する可能性も。
「ドラベース」しかり「ペンギンの問題」しかり、キッズ向けタイトルは
突然ブレイクするのでなかなか読み辛い。




*9月11日から11月4日までの期間限定で本が全品送料無料に。文庫本1冊でももちろん無料。