貴志祐介「狐火の家」読みました 月9ドラマ化決定! | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

狐火の家 (角川文庫)


2008年3月 349p 角川書店
☆☆☆☆


○貴志祐介「狐火の家」読みました。

「硝子のハンマー」に登場した女性弁護士 青砥純子と泥棒?のようなセキュリティアドバイザー榎本径が繰り広げる、密室ミステリーの連作短編です。面白かったです。青砥のつぶやきが、何ともユーモラスで、なんともいえません。また、榎本は、相変わらず冴えています。


この後の作品が、「鍵のかかった部屋」になります。これら、3つを原作として、4月16日から月9ドラマ がはじまるわけです。嵐の大野くんが榎本を、戸田恵梨香さんが青砥を演じます。今からとても楽しみです。。。3112


以下、覚え書きです。


「狐火の家」 野生時代2005年11月号
長野県の閑静な旧家で起きた殺人事件。西野は死んでいた娘のを見て、がっくりと肩を落としていました。そこへやってきたのは、郵便配達人の遠藤です。慌てて110当番しました。家はほぼ密室状態。長野で休暇中の青砥の元に、密室ということで、連絡が入りました。渋々出向く、青砥。早く事件を解決すれば、合コンに間に合うかも知れません。ということで、榎本を呼び出すのですが。。。


「黒い牙」 野生時代2007年2月号
青砥のところに突然やってきた、ちょっと変わった依頼人である古溝。彼は、蜘蛛をペットとして飼っています。同じく蜘蛛愛好家の桑島氏が最近毒蜘蛛の世話の最中に死んだということで、古溝は、桑島から約束の蜘蛛をもらいたいと言ってきました。桑島の妻、美香は、嫌がりながらも古溝と青砥を蜘蛛を飼っているアパートに案内します。青砥は直感的に桑島の死に疑問を持ちます。しかし、そこは密室状態。青砥は榎本に相談するのでした。。。


「盤端の迷宮」 野生時代2007年11月号
将棋の竹脇五段がホテルで殺されました。刑事のハゲコウこと鴻野光男に呼び出された榎本は、チェーンのかかったホテルの密室の謎を解くのでした。そこには、将棋の棋士たちの独特の世界がありました。。。


「犬のみぞ知る Dog knows」 書き下ろし
「硝子のハンマー」のときに、社長秘書をやっていて、今は劇団「土性骨」の劇団員の松本さやかから、青砥は相談を受けます。主宰者の中田氏が自宅で殺されていて、アリバイのない松本さやかは容疑者となっていました。アリバイのないのは、あと2人です。トンデモ謎解きの始まりです。



月9「鍵のかかった部屋」の原作

硝子のハンマー 」はこちらです

狐火の家 」はこちらです

鍵のかかった部屋 」はこちらです


書評:貴志祐介  はこちらです・・・


テーマ:ミステリー はこちらです・・・


作家別のインデックスはこちらです。

インデックス:伊坂幸太郎  

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