☆☆☆+
2004年4月 角川書店 493p
○貴志祐介「硝子のハンマー」読みました。
六本木センタービル、略してロクセンビルの最上階の12階で、ベイリーフの社長が何者かによって殺されていました。
その日は日曜日、出勤していていた人は、数えるほどしかいませんでした。また、12階には防犯カメラがあり、社長の部屋は密室に近い状態です。同時間に、そのフロアの専務室にいた久永専務が容疑者とされました。
専務の家族から依頼を受けた、青砥純子弁護士は、密室の謎を解くため、自称防犯コンサルタントの榎本に尋ねます。榎本は、一つ一つ、検証していきますが、なかなか真相には届きませんが。。。
ということで、貴志祐介「硝子のハンマー」読みました。「鍵のかかった部屋」
と同じ青砥、榎本コンビが登場します。
榎本の泥棒顔負けの知識と、謎を解こうと必死の青砥、ふたりのやりとりは、微妙にすれちがったりしますが、そこがまたよかったりします。謎解きも味わえて、犯人像を含めて、それなり人物まで踏み込んで書かれています。面白かったです。TVドラマ化
も決まりましたので、その前に原作を読んでおくのも良いかも。。。3032
追記
第58回日本推理作家協会賞 受賞作品(2005年)です。
月9「鍵のかかった部屋」の原作
「硝子のハンマー 」はこちらです
「狐火の家 」(2012年3月30日アップ予定)はこちらです
「鍵のかかった部屋
」はこちらです
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