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2011年7月 332p 角川書店
○貴志祐介「鍵のかかった部屋」読みました。
女性弁護士 青砥純子と、いかにも怪しげなセキュリティアドバイザー榎本が繰り広げる、謎解き密室ミステリー連作短編です。
強引な密室で犯人もほぼばれているのですが、謎が解けない、そんななか、鍵や密室にやけに詳しいもしかすると泥棒？の榎本と正義感が強いがボケボケの推理をする青砥純子のやりとりが、後半の作品にいくにつれて、ツボにはまって面白かったです。ある意味ユーモア密室推理かも。。。z111
以下、簡単な覚え書きです・・・
佇む男 「野生時代」2008年5月号
とある葬儀屋の大石社長は末期ガンでしたが、ここ数日連絡が取れませんでした。別荘に行くと、そこには、大石社長が、部屋をふさぐような形で、重いガラステーブルの間にはさまった形で座ったまま死んでいました。完全な密室状態でした。。。
鍵のかかった部屋 「野生時代」2008年12月号
とある家の高校生が死にました。部屋は目張りをされ、練炭自殺のように見えますが、何か違和感があります。。。
歪んだ箱 「野生時代」2010年5月号
欠陥住宅の中で、施工主が殺されていました。しかし、中は密室状態です。エアコンの取り付け口は新聞でふさがれたままでした。。。
密室劇場 「小説 野生時代」2011年7月号
ある舞台の劇場で、上演最中に他殺が起こりました。下手にいたのは3人しかいません。犯人はいったい誰。。。
追記
この本、『硝子のハンマー』『狐火の家』と同じ登場人物ということを、とある方のブログで知りました。こちらも、順次読んでいきたいです。
追記２
らぴ さんからの情報です。嵐の大野くんの主演で月９でのドラマ化 が決まったそうです。青砥役は、戸田恵梨香さんです。こちらも今から楽しみですね。
月９「鍵のかかった部屋」の原作
「硝子のハンマー 」はこちらです
「狐火の家 」（2012年3月30日アップ予定）はこちらです
「鍵のかかった部屋
」はこちらです
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テーマ：貴志祐介 はこちらです・・・
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