アーサーが教える体のふしぎ36号の内容は、柔軟な骨組み、骨格、骨の内側、関節とてこなど | 親愛なる人に-読書の薦め

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36表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年11月7日号


アーサーが教える体のふしぎ36号の内容は、柔軟な骨組み、骨格、骨の内側、関節とてこ、関節の種類 です


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35号の記事についてはこちらです 。

35号の付録についてはこちらです。


36号の内容は、
柔軟な骨組み:352-353p
骨格:354-355p
骨の内側:356-357p
関節とてこ:358-359p
関節の種類:360-361p


柔軟な骨組み:352-353p

は一つ一つは固いですが、骨格全体として柔軟な構造になっています。骨は固くて丈夫なので、最初に科学的な名前が付けられた器官の一つです。骨は内部に網目状の部分があり、外層は固く密集した構造でできています。この外層は緻密質と呼ばれ、内側の網目部分は海綿質といいます。大腿骨などの長骨は中身が詰まった棒ではなく、骨幹(柄の部分)が空洞になった(空洞部を髄腔といい、本来は骨髄が入っています)筒の構造をしており、軽くて強いです。骨の1/3は水分で、すこしやわらくしなやかで、独自の神経や血管を持っています。またミネラルも持っています。骨の緻密質(外層)はとても細い管の束の円柱形(ハバース層板系)がたくさん集まってでできており、そのおかげで強くなっています。骨を作る骨細胞は小さなクモのような形をしていて骨基質(カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラル、繊維束、コラーゲンを含む)と呼ばれる非常に小さい結晶を作ります。骨の中心は骨髄と呼ばれるゼリー状の物質で満たされています。骨髄には2種類あり、一つは赤色脊髄で赤ちゃんの骨のあらゆるところに赤色骨髄があり、髄腔になっています。5歳くらいから赤色骨髄は黄色骨髄(繊維性結合組織や脂肪からできている)ともうひとつの骨髄に置き換わります。25歳を過ぎると、血液細胞は脊柱、胸骨、鎖骨、顴骨、頭蓋骨などでしか作られません。骨が関節で繋がっているおかげで、体を動かすことができます。関節の接合部には、軟骨でできており、滑液と呼ばれる潤滑油があります。


骨格:354-355p
成長するにしたがって軟骨から本当の骨にかわっていきます。0-1歳では、骨格が形作られていますが関節付近はほとんど軟骨なのでレントゲンに映りません。6歳を過ぎても手首はほとんど軟骨です。14歳を過ぎると手首や手の骨格は固い骨になります。骨から体の大きさ、年齢、特徴などが分かります。腕や手の骨は脚や足の骨に似ています。違いは手首には骨が8個あるのに足首には7個しかないことです。X線はドイツ人レントゲンが発見し、その功績により1901年最初のノーベル賞受賞者となりました。骨には解剖学的な名前が付いています。ほとんどは1世紀の古代ローマの「身体各部分の名前」を書いた医師ルフォルスらが付けたもので、日常物の名前が付いていますが日本では場所や形を表す名前が多くなっています。頭蓋骨は脳などを保護し、下顎(かがく)骨はあごの骨、脊椎は軸が回転する関節がある首の骨、肋骨は心臓や肺を保護し、鎖骨は胸骨と接し肩を支え、尺(しゃっ)骨は前腕の小指側の腕、とう骨は前腕の親指側の腕、腰椎は背骨の下の部分で大きく上半身を支え、骨盤は内臓を支え腰と脚を安定させ、膝蓋(しつがい)骨(ひざ頭)は膝を安定保護し、大腿骨は体で一番長い骨、腓骨は膝から下の頸骨の外側にある細い骨、頸骨は膝から下の太い方の骨、足根(そっこん)骨は足首の骨です。


骨の内側:356-357p
同じ重さの場合、骨は木やコンクリート、鉄骨より丈夫です。同じ強さにしたければ鉄骨で重さ5倍以上になります。骨の緻密質はハバース系と呼ばれる円柱形が密集してできています。この円柱形の壁の組織は骨を柔軟にするコラーゲン繊維と固くするミネラルの結晶でできています。ハバース系は直径約0.25mmでハバース層板と呼ばれる薄い層が木の幹の年輪のように重なった作りになっています。骨は折れるとすぐに自分で修復し始めます。骨折後1時間以内に骨折した部分の細胞は死に折れた骨の端から漏れた血液が固まり始め、数日後骨の死んだ部分は吸収され隙間に仮骨(繊維の多い未熟な骨)が作られ始め、1-2週間後仮骨が隙間を埋めて固くなっていき、2-3ヶ月後ほとんど修復されます。粘土板とストローを使って頑丈なタワーの作り方の実験が示されています。また、長骨模型を作りながら、筒の強さの考える実験も示されています。


関節とてこ:358-359p
関節の多くはてことして働き、自由に動くことが来ます。その力の元になっているのは筋肉です。てこは、支点の上で向きを変える固い棒として表されます。てこに力を加え負荷と呼ばれる重量を動かします。体だと、てこは骨、力は筋肉が加え、負荷(重量)は骨が支える体の部分になります。第1のてこは、負荷と力の間に支点があり首を上下に動かす場合がこれに当たります。第2のてこは、支点と力の間に負荷がありつま先立ちがこれに当たります。第3のてこは、支点と負荷の間に力が加わりひだの関節がこの例となります。筋肉が関節の部分で少しだけ動かすと大きく動く上腕二頭筋の実験モデルがしめされていあ。また、なめらかに動く関節ということで、食用油を使った実験モデルが示されています。


関節の種類:360-361p
関節はそれほど自由度がありません。上腕骨の上部には球関節がありどんな方向に動かせます。上腕骨と尺骨は蝶つがい関節で、一方向を行ったり来たりします。手首をひねるととう骨の先の車軸関節が尺骨の端にあるC型にへこんだ部分に合わせて回ります。手首ある8個の手根骨の間には20の関節があり、そのうちの平面関節は横方向に少しだけ動かすことができます。鞍(あん)関節は馬の鞍に似た形になっていて互いになめらかに滑らすことができ親指に使われています。膝の関節は体の中の一番大きな関節ですが、この関節模型を厚紙での作り方が示されていました。

36号の付録は明日の予定です・・・


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