明日は二十四節気の「秋分」。
昼夜の長さがほぼ同じになる日で、
この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。
また秋分の日は、雑節の「彼岸」の中日でもあり「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として国民の祝日になっています。
私も時間をつくって
なんとかお墓のお掃除とおまいりに行こうと思っております。
さて・・・秋の彼岸の頃に咲く花といえば「彼岸花」。
別名は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」で、
サンスクリット語で「天界に咲く花」を意味します。
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、
という仏教の経典からついた名前です。
なんか以外ですよね
日本では彼岸花はなんとなく
不吉な花というイメージが定着していますが、インドあたりではおめでたい花なんです
さて。。。なんで日本では不吉とされているか・・・
調べてみるとなかなか興味深いことがわかりました
まずは
球根には毒があります。
昔は水にさらして毒を抜き、万一の時の非常食にもなったそうですが・・
食料が尽き、草や木の皮や、さらには土壁の藁までも食べ尽くし、
最後の最後の非常食として彼岸花の球根を食べたというのである。
餓死という窮地に立たされ、まさに死と直面した時に彼岸花を食べた、
あるいはそのために用意された花であったのである。
非常食であるから、そう簡単に食べられては困る。
だから「彼岸花には毒があるので触っちゃだめだよ」と、
寄りつかないように牽制しておく必要があった。
しかし命を守る大切な花であるから、身近なところに植えておく必要があったのであろう。
とのこと・・
なるほど・・・かなり不吉な感じです
しかしそれだけでなく諸説あったので紹介します
開花期にふつう備わっているべき葉がひとつもなく、
茎の頂上にいきなり花が咲いて、
しかもその花が毒々しいほどに真っ赤で、
日本人の感覚では彼岸花の赤はけばけばしく、
そうしたけばけばしさを好ましからざるものと見なすからだともいわれています
他にも
遺体を土葬した時代、
遺体を動物に掘り返されないために植えたものらしい。
彼岸花の根に毒があるから、その毒を動物は嫌う。からで・・
これもかなり不吉なイメージに繋がりますよね~~
彼岸花には別名と一緒に、
いくつかの不吉な迷信や別名もあります
彼岸花の迷信 一例
- 彼岸花を家に持ち帰ると火事に
- 彼岸花を摘むと死人が出る
- 彼岸花を摘むと手が腐る
彼岸花の別名の一例
- 死人花
読み方:しびとばな - 地獄花
読み方:じごくばな - 幽霊花
読み方:ゆうれいばな
死者との関わりが理由
- 死人花
読み方:しびとばな - 地獄花
読み方:じごくばな - 幽霊花
読み方:ゆうれいばな
彼岸花は名前の通り彼岸に咲く花。このことから、死と結びつくイメージがある
のがこの別名の由来だと思いますが・・・
実は私は彼岸花が大好きです
ただ・・外から摘んで家に飾ることがないのは
遠い記憶でままごとなんかで彼岸花を摘んで
祖父にめちゃめちゃのような迷信を
吹き込まれたような気がします
秋に彼岸花をみると
そんな祖父のことなど
実家の墓を思い出して
なんとなく気持ちが落ち着きます
そんな彼岸花の花言葉をお知らせして
今日はおわります
彼岸花 花言葉
- 独立
- 情熱
- 再会
- あきらめ
- 悲しい思い出
- 想うはあなた一人
- また会う日を楽しみに
では・・・
齋藤でした