遠藤郁子×札響×ショパン/ピアノ協奏曲第1番+パデレフスキ/メヌエット | 愛の夢のつづき

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札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

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人生の大部分をショパンと共に生きて来られ

 

若き日の数年はポーランドの地に住まわれ、

 

ショパン国際コンクールでは

 

受賞もありつつ、

 

後に審査員もされた、

 

ショパン弾きの人生を見るような演奏を

 

聴かせて頂いてきました。

 

 

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ショパンは舞曲ではない作品にも

 

踊りがふと顔を出します。

 

 

 

同じ舞曲でも、

 

ワルツの中に

 

突然マズルカが聴こえたりもします。

 

帰ることのなかった故郷への想いが

 

踊るリズムに切なく滲みます。

 

 

 

ピアノ協奏曲第1番の

 

第3楽章は2拍子のロンドですが

 

踊るようなリズムを感じさせました。

 

 

 

古い歴史を持つ東ヨーロッパの

 

風の匂いを漂わせて

 

癖のあるリズム感を

 

踊って弾かれていました。

 

 

それが、

 

アンコールのパデレフスキにも

 

繋がっていて、

 

先日の「まずるか北海道」の総会で

 

聴かせて頂いた時

 

話してくださったように、

 

舞曲の中にマズルカが潜んでいるような

 

メヌエットというよりは

 

やや重めのマズルカに感じました。

 

 

 

***

 

 

 

とてもとても丁寧に繊細に

 

一生懸命神経を研ぎ澄ませて

 

弾かれたのではないかと拝察しました。

 

 

オケだけの部分と

 

郁子さんのソロと、

 

微かにですが微妙にテンポ感が違うと言うか

 

特に1,2楽章では

 

ソロが入ると遅めになると感じましたが、

 

札響は、というか、

 

指揮の円光寺さんは、

 

よくその差を拾われて繋げられ

 

素晴らしいパートナー振りでした。

 

 

 

郁子さんのソロは

 

遅めの1,2楽章でも

 

特に高音の弱音が

 

大ホールの3階席まで

 

きれいに響いていました。

 

 

 

とにかく、3楽章が素晴らしかった!!

 

 

それまでより、

 

リズム感に乗って

 

全部がほぐれたかのように

 

バスもズシンと響きを増し、

 

全体が生き生きと輝きを増して

 

素晴らしかったです。

 

 

 

そして、

 

3楽章の最後の最後、

 

ピアノがホ長調の音階を

 

駆け上がって終わった後のオケのTuttiで、

 

たっぷり粘って終わってくださったので、

 

もう、もう、

 

全部の辻褄が合ったかのようなまとまり方で

 

お見事!!!と思いました。

 

 

 

***

 

 

 

実は

 

今年初めに

 

郁子さんからお電話頂き、

 

練習伴奏をご依頼頂きました。

 

 

 

私のことを、

 

今も演奏しているようだから・・・

 

と言ってくださって、

 

本当に光栄ではありましたが、

 

40分の大曲のオケパートを練習する大変さを

 

頑張る気力がその時は出なかったのです。

 

(東京のチャリティーコンサートで擦り切れていた頃で)

 

 

 

 

でも、

 

郁子さんが

 

久々のこのコンチェルトで

 

弾き方をすっかり見直して

 

全部考え直すと仰る、

 

その心意気の素晴らしさに感動して、

 

練習伴奏してくださる方をお探しした経緯がありました。

 

(その際、ご協力頂いた方々には

 

深く感謝しております。)

 

 

 

結局、

 

お若い方で素晴らしいレベルの方を

 

ご紹介できてよかったのですが、

 

とにかく、

 

全部を見直し、

 

練習伴奏者まで依頼される

 

謙虚な姿勢をお聞きして

 

感動して以来、

 

ずっとご成功をお祈りしておりました。

 

 

 

超満員の大ホールで

 

拍手がなかなか止まなかったのを聴いて

 

嬉しかったですし、

 

アンコール後にさらに高まった拍手には、

 

有名な曲ではないのに、

 

やはり、満員のお客様は

 

「あのリズム感」に感動されたのだと感じ

 

さらに嬉しく思いました。

 

 

 

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やはりホールの音響の中で

 

生の演奏会を聴くのは

 

私の耳の病気には良くないので、

 

帰りはめまいふらふらでしたが、

 

ゆっくりゆっくり中島公園を通り抜けてから

 

タクシーを拾って帰ってきました。

 

 

 

郁子さん、お疲れ様でした。

 

円光寺さんと札幌交響楽団の皆さん、

 

ありがとうございました。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

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                 Megumi(野谷 恵)

 

 

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